Yellow Roof 's Museum
川崎市幸区さいわいふるさと公園
スイレン (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/07さいわいふるさと公園のビオトープにはスイレンがある。どうやら大池公園にまで行かなくてもスイレンの変化を見ることができそうである。
さいわいふるさと公園案内図 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/08さいわいふるさと公園は1~2分程で通り過ぎてしまうような小さな公園だが、既に自分は場所を選ぶことも季節を選ぶこともなくなった。どこに行っても新たな発見があるもので、必要なものは現実を見定めるための時間だけである。
さいわいふるさと公園 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/08自分と同じように公園の中をのんびり通っていく通勤者もあれば、写真を撮っている姿もある。ジョギングする人もあれば犬の散歩や小さな子連れの家族とも擦れ違う。ベンチのある花壇や菜園、野球やゲートボールができる広場もあり、虫取り網を持った子供たちとも擦れ違う。
ヤナギハナガサの葉 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/13ヤナギハナガサ(柳花笠)は、花の集まりを「花笠」に、細長い葉を「柳」に見立てて名付けられた。写真では判りにくいが、茎の断面は正方形である。
タチバナモドキの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/13これをタチバナモドキとしたのは、冬になって実がオレンジ色のままだったからである。名札があっても属名のピラカンサとだけ記されるものが圧倒的に多く、タチバナモドキと記されていた平和島公園の果実は真っ赤になった。大学の運営サイトなどでも明確な区別点が指摘できず、注意点として交雑種が多いことを記していることが多い。自分としては熟した実がオレンジならタチバナモドキ、赤ならカザンデマリ(ヒマラヤトキワサンザシ)とし、それ以外はピラカンサにしておこうと思う。
ギンヨウアカシアの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/14ギンヨウアカシアの花は3月末には見失っており、次に気づいた時にはいかにもマメ科といった果実を付けていた。しかも、既に蕾らしきものも付けていた。
コウスイハッカの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/14シソ科には28属あり、コウスイハッカはセイヨウヤマハッカ属(コウスイハッカ属、メリッサ属とも)である。
フジの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/16さいわいふるさと公園のフジは花殻が摘まれておらず、長いもので20センチほどの大きな豆鞘を見ることができる。フジの花はたくさん咲くが、花殻も鞘もほとんどが下に落ちて残ったものだけが大きく成長するようである。
タチアオイの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/23緑色のものは子房が成長していく過程のもので、茶色く枯れたようなものは熟した果実か、あるいは実を結ばないまま枯れゆく状態のものである。
アキギリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/23アキギリ属には園芸品種が多く、これはサルビア・ガラニチカとは色合いや花の付き方が異なるのでざっくり「アキギリ」としている。
コウスイハッカの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/23コウスイハッカよりレモンバームの名の方が通りがよく、セイヨウヤマハッカとしている人も多い。花がまばらに付くのも特徴の1つで、セイヨウハッカ(ペパーミント)の方は穂状に花が付く。
コウスイハッカの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/23近頃ようやく先人たちの記述と自分の見ている現実が一致してくるようになってきて、それと共に見立て違いが次々と露呈して少しずつ訂正を進めている。初めから作り直そうとも思うのだが、自分にとっては自然に対する認識が変わっただけのことではないので、思索の跡として残しておきたいところもある。
ヤグルマギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/27新川崎に通うようになってから1ヶ月も経たず、既にこの公園だけで60種以上の植物を撮った。何度も撮っているため改めて撮っていないものを含めれば優に100種は超えるはずで、おそらく200種は見つけられると思われる。それでも見ているようで見ていないことは多々あるだろう。この写真でもヤグルマギクに何やら黄色い肢と腹の昆虫が留まっているようだが、撮った時にはまったく気づかなかった。
パンジーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/28パンジーはスミレ科だが、花弁は二次元上にあるかのように平面的に展開するものが多い。
ヤナギハナガサの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/30ヤナギハナガサは宿根草、つまり、根に宿る草で、枯れずに多年に渡って花を咲かせ続ける。2年以上生育する草本を多年草というが、その中でも特に、冬や特定の時期に地上部が枯れて、根だけで芽吹く機会を待つものを宿根草という。
ハタザオギキョウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/06ハタザオギキョウ(旗竿桔梗)はヨーロッパ原産の多年草で、大正時代に帰化して、関東以北で野生化している。北米では侵略的外来種となっているそうだが、日本の高温多湿の夏は苦手らしく、そこまで生態系を侵すには至っていない。
スイレンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/06スイレンの花には2~3日前から気づいてはいたのだが、この公園のビオトープは立入禁止となっており、スイレンまでは少し遠い。
ナンキンハゼの花と果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/06雨上がりの時には人が少ないので落ち着いて見ていられるので気づくことは多い。その代わり光量が少ないためかピントが合いにくくなる。
サルビアの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/06ようやく公園で昔ながらのサルビアが植えられているのを見つけた。園芸には流行というものがあるので選ばれなくなってきたということかもしれないし、たまたま自分の行動範囲にないだけかもしれない。
タチアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/06タチアオイは雄性先熟といって、まず雄蕊が熟して花粉を散布し、その後に雌蕊の柱頭が真ん中から伸びてくる。これはまだ雄蕊の葯しか見えていない状態である。
ナンキンハゼの花と果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/07ナンキンハゼは雄花が花穂の先に付き、雌花が根本の方にある。役目を果たした雄花は欠落して、結実した根本の方だけ残る。
モミジアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/11モミジアオイは北アメリカ原産のハイビスカスと同属の植物で、2メートルほどの草丈があり花も20センチほどある。なお、ハイビスカス(Hibiscus)はフヨウ属の総称も意味しており、フヨウやムクゲなども学名にHibiscusを冠している。
メドハギ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/133枚に分かれる葉と特徴的な木質の茎があるのがメドハギで、9月になれば花が咲くようだ。
ムラサキクンシランの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/13ムラサキクンシラン(紫君子蘭)は紫色のクンシランという意味だが、その果実はクンシランのまん丸い果実とはまったく異なっている。
ヘンリーヅタ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/14毎朝通りがかる公園でも、ほとんど通らない経路があり、これはその出口に生えている。ツルニチニチソウの写真を見直して別種の植物が入り混じっていたことに気づいたのは、撮ってから2年半後のことである。
ヘンリーヅタ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/14花も果実も確認していないので、ヘンリーヅタではなくアメリカヅタなど近縁種かもしれない。開花は初夏とされているが、その頃にここを通って目が向くかどうかは分からない。
防草シート (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/20この防草シートは遊具の保全とクッションの役割も果たしている。色々な使い方があるものだ。
センダン (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/24インドセンダンの葉と見かけはよく似ている。インドセンダンは茎から直接葉が生えるが、センダンの葉は、枝から分かれた茎がさらに2~3回枝分かれして、その先に葉が付くという違いがある。
センダン (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/24若枝のうちは茎が分岐する前だったり、インドセンダンのように鋸歯がはっきりしていたりするので見間違うことがある。
センダン (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/24葉の先の方だけではなく、付け根の方を見ていくと、葉柄が分岐してきていることが判る。
スイレンとウシガエル (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/08/01これまでウシガエルの声は毎朝聞こえていたものの姿を見ることはできなかったが、雨がほとんど降らない日が続き水位が低くなり、除草されたことで視界も開け、ようやく姿を拝むことができた。
ハナモモの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/08/02ハナモモの果実は地面にいくつも転がっており、すでに熟していると思われる。
タチアオイの蒴果 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/08/04タチアオイの果実は蒴果で、熟すと乾燥して裂けていき、中に円盤状の種子が詰まっている。種子は重力散布と定義されているが、直下に一度に落ちる構造ではない。草丈は3メートル近くになるものもあり、茎は頑健で、強風で少しずつふるい落されるように円盤状の種子が剥がされ、遠くに飛ばされるものもあるだろう。
ドブネズミ? (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/08/08地面の穴に逃げ込むところはほとんど見えなかったので決定的ではないが、都会では地面に穴を掘るのはドブネズミが代表格だそうである。
ヒメムカシヨモギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/08/24未だにヒメムカシヨモギとオオアレチノギクの区別があまりできておらず、どちらもほとんど載せてはいない。区別ができないのであまり写真を撮る気にもならず余計に判らなくなっている。しかし、やってみなければいつまで経っても判らない。ヒメムカシヨモギにはケナシヒメムカシヨモギという毛がほとんど無い種類もあるそうで、どの程度毛が少ないものかは実際に見つけなければ判らない。
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/06ヒャクニチソウには大輪ダリア咲きと言われるものがあり、花びらが多重に連なる。ダリアも同じキク科だが、ヒャクニチソウはヒャクニチソウ属、ダリアはダリア属で、別種である。何より花の大きさがダリアのほうがずっと大きい。
タチバナモドキの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/07タチバナモドキの葉の裏が有毛という特徴では今のところ他種と区別が付かない。葉に鋸歯がないという情報もあるが、鋸歯がある葉とない葉が同じ木に混在する。また、葉の幅も形も大きさも葉によりけりである。近くのカザンデマリは葉がもっと細長く、先端が幅広のトキワサンザシの特徴を示す葉もある。
タチバナモドキの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/20実がオレンジ色であることがタチバナモドキの1つとされるが、葉ではあまり区別できない。典型ではなく雑種かもしれない。
スベリヒユの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/20これは見たことがない花と思って撮ったもので、帰ってから調べてみるとスベリヒユだった。これまでは葉だけの写真しかなかったので、スベリヒユの花を撮ったのを機にハナスベリヒユと一緒に纏めていた仕分けを別々にすることにした。
ケイトウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/20この種のケイトウは、ノゲイトウやヤリゲイトウ、ケイトウホルンとも呼ばれている。ケイトウは園芸種が多すぎてなかなか分ける気にならない。
オオケタデの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/22イヌタデ属は似た仲間が多い。オオケタデは茎に毛が多いことでこの名があるが、目立つのは葉が卵形であることと、密集して咲く花が10センチ以上に連なることである。
サフランモドキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/28サフランモドキはヒガンバナ科タマスダレ属で、ヒガンバナのように葉が見当たらず、タマスダレと同じように唐突に茎を伸ばして花を咲かせる。「モドキ」は大抵の場合、本家と似た種に付けられるものだが、この花は江戸期にはサフランと誤解されており、明治期になって別種と判明したため「サフランモドキ」となった経緯がある。
タデアイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/29イヌタデの白い花の変種かとも思ったのだが、それにしては大きいので写真を撮った。よくよく調べてみると、どうやらこれがアイ(タデアイ)らしい。手前の傷んでいる葉が藍色に変色しており、これが何よりの証拠かもしれない。
タデアイの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/29アイには白いものもあるが、イヌタデのような赤いものもある。古くからの栽培種なので種類も多い。大きめのイヌタデと勘違いした写真を探してみたが、いつでも撮れると思っていたからか15枚しかない。イヌタデとの見た目の違いは、茎が太くやや草丈が高く葉が丸みを帯びていることだが、それは相対的違いなので自分も長らく気づくこともなかった。決定的な違いは葉を千切って出る汁が青変することだが、それはまだ試していない。
タデアイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/04葉を採取して紙に樹液を擦りつけてみると、緑色に仄かに藍色が交じった青緑色になった。葉の1、2枚ではそんなものかもしれない。タデアイは個体によって藍色成分の多少があり、実際に染料を作る場合には発色の強い葉を集めて水に漬けて長期間発酵させるそうである。イヌタデとの交雑種も存在するようだが、アイの葉はイヌタデの葉よりは大きく幅広で、縮れる傾向がある。
フヨウの花のホシホウジャク (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/04長い口吻が芙蓉の花の密の在り処にまで伸びているのが僅かに見て取れる。ホバリングしているのでぶれてはいるものの、後翅から腹部にかけての黄色い模様の付き方でスズメガ科ホウジャク亜科であることが判る。
トクサの胞子嚢 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/05先が黒くなっているトクサはよく見かけていたものの、それは胞子嚢が弾けた跡であることに初めて気が付いた。ツクシと似たような形状の胞子嚢である。
イヌタデの茎 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/05アイやとさほど離れていないところにイヌタデの群落があり、改めて茎の部分を撮ってみた。アイよりもイヌタデの方がかなり茎が細く、節のところの形状も異なっている。
さいわいふるさと公園 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/06昔は人の生活と自然には密接な関わり合いがあって里山の風景が生まれたが、現代都市では憩いや遊びのために公園を造る。生活の必需品を得るためではなく見栄えのために設けた自然であり見方からして違う。ただ、雑草や雑木が勝手に生えてこなければ里山の風景を作るのは至難の業だろう。さいわいふるさと公園も盛り土で自然の起伏を演出しており、ここは「花ももの丘」と名付けられている。奥にはハナモモがたくさん植えられているが、ここは左手前がおそらく斑入りのカンスゲで奥はススキ、右側はヤブランやエノコログサなどがある。
ヤマボウシの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/10何故かは分からないが、公園の蛇口の上にヤマボウシの果実を置いておく人がいる。この3連休は雨混じりの曇天続きでほぼ写真を撮っていない。
バラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/13名札のない園芸品種。そういうものはあまり撮ってこなかった。そういう植物はいくつもあり、バラもその一つである。しかし、まったく撮らないわけではない。気まぐれに撮れば、ひとまず「バラ」という大きな一括りのラベルを付けておくことになる。
バラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/13このバラには、托葉という葉の付け根の部分に細かい毛がある。これはノイバラの特徴である。
バラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/13棘はない。なめらかな枝で、花はいくつも分岐して咲く房咲きである。そして、10月に咲いているので、四季咲きではある。
チカラシバ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/17近頃は画材にしようと街角の風景や建物などの自然物以外も撮っているので、許可なくしては載せられない写真も多い。これは植物だけなので載せられるが、意図としてはどの程度の近さからチカラシバに見えるのか、どう描けばチカラシバになるか考えたりしている。
チャノキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/17チャノキの花は葉陰で重たげに下向きに付いていることが多く、花びらが反り返る。
ナンキンハゼの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/18ナンキンハゼの果実は赤くなるものだと思っていたが、白くなるようである。白い皮は蝋質で中には茶色い種があり、様々な鳥が好んで食うようである。
ナンキンハゼの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/19実が弾けて殻が落ちても白い種は枝先に残る。この種からは蝋や油が採れるので、石鹸や蝋燭の原料ともなる。ハゼノキと混同して有毒と記述しているサイトが多数見られるが、誤りである。ナンキンハゼはトウダイグサ科だが、触ってもかぶれることはない。ハゼノキのようなウルシ属ではなくナンキンハゼ属であり、種は皮膚病の薬になる。
ワタチョロギ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/20ワタチョロギはトルコ、アルメニア、イラン原産である。花期は6~7月で過ぎている。花壇の中で多勢に埋もれて見逃していたか、サルビア類と見間違えていたかもしれない。
ワタチョロギ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/20チョロギは正月料理に添えられる長呂木の根茎のことだが、チョロギ本体を見たことがないのでワタチョロギとどこがどう似ているのか判らない。なお、ワタチョロギという和名よりラムズイヤー(ramb's ear)という英名の方が一般的に知られているようである。
タブノキ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/26最初は近くの歩道にもあるヒメユズリハかと思ったのだが、どうやらタブノキのようである。
タブノキ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/27タブノキの葉はユズリハと同じように枝の先端に束状に葉を付ける。マテバシイの葉にも似ているが、タブノキの葉は裏側に光沢はなく、先端が細くなって伸びている。
カザンデマリの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/27カザンデマリの葉長は長いもので7センチはあり、これもピラカンサの中では最も長い。鋸歯のついた葉が多く、実が赤くなればカザンデマリということにしておきたい。
アオバナフジバカマの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/31アオバナフジバカマはアゲラタム(カッコウアザミ)とよく似ていると知って見直してみたが、間違いはなさそうである。
アオバナフジバカマの花と果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/31アオバナフジバカマの果実は痩果で、種上部の冠毛が広がって綿毛となり風に飛ばされて生息地を広げ、根付いた場所で地下茎を伸ばしながら増殖していく。
ハナアロエの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/11/01ハナアロエは1日花だが、上の方から順に咲いていき、蕾、花、実を同居させながら長らく咲いているように見える。
パンジーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/11/02パンジーの花を上から見ると、真横か少し上向きに咲いており、平たい円を重ねたように平面的である。
ギンミズヒキのツバメシジミ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/11/07ギンミズヒキに留まっているのはオレンジ色の斑紋からツバメシジミと思われる。この機会に以前撮ったシジミチョウ科の斑紋を見直して、ルリシジミの方はヤマトシジミに修正した。
バラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/11/16いくつも枝が分岐する房咲きで、毛のような托葉があり、棘が見られない。そして、10月から11月にかけて咲いているバラ。イバラの血を引くポリアンサ系の流れを汲むフロリバンダらしい。園芸的に表現すれば、ランドスケープローズ(修景バラ)の一種である。
センニチコウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/11/20センニチコウの花はごく小さな5片の花弁からなっており、花に見えるものは葉が変化した小苞である。
キミノセンリョウの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/11/29キミノセンリョウ(黄実千両)は、センリョウの中でも実の色が黄色くなる品種で、少し赤みがかっていることもあり、区別しがたいこともあるだろう。実の色以外はセンリョウと同じである。なお、シロミノセンリョウ(白実千両)というのもある。
ナンキンハゼのヒヨドリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/12/08ヒヨドリは以前は冬鳥とされていたが、今ではすっかり留鳥となっている。夏の間は北海道あたりで過ごして冬近くに関東にもやってくる。
ビオトープのカルガモ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/01/24カルガモは空からビオトープを見つけたのだろうが、ここは最大幅20メートルほどの小さな人工池である。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/01この八重咲きの箒桃は、神奈川県農業総合研究所が1986年に開発した照手白と思われる。照手白の他に照手桃、照手紅、照手姫があり総じてテルテモモと呼ばれ、和名は藤沢市の
【栗判官と照手姫伝説】から名付けられている。
ソメイヨシノ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/02創生の森の車道側とさいわいふるさと公園との境目にはソメイヨシノが植えられている。両公園で30本ぐらいだろうか、あまり太くないので若い木ばかりに見えるが、ソメイヨシノはクローンなので親木の年齢はそのまま引き継がれる。
オオシマザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/04オオシマザクラは咲き始めは白い花だが、段々とピンク色に染まる個体もあり、新しい花の白とピンクが混交して見えるものがある。ソメイヨシノにも似たような現象があり、咲き始めは真っ白でもだんだんとピンク色が強くなっていく。
ムギセンノウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/04ムギセンノウ(麦仙翁)またはムギナデシコ(麦撫子)は明治初期に渡来したヨーロッパ原産の一年草である。通常は紫色だが、これは園芸品種で「桜貝」と呼ばれる。流通上は学名のアグロステンマの名の方が通る。
タマクルマバソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/04タマクルマバソウの花は頭状花序の一種で、それぞれの花には小さな萼があり、基部に腺毛が密集して生えている。
エゾムラサキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/05写真は白飛びしているが、これも水色の花である。ずいぶん昔、たぶん妹が誰かからもらったものだろう。ワスレナグサを見せてくれたが、それが白い花だった。今では、「スノーボール」や「ナノホワイト」などの名前で白花が流通している。
ミツカドネギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/08ミツカドネギ(三角葱)の名は花茎の断面が三角形であることから命名されている。原産は地中海地方だが、現在は世界中で帰化植物となっている。
クヌギの混芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/08クヌギの混芽には、葉と花と枝の原基が詰まっている。つまり、新たな枝を伸ばしながら花や葉を付けていくという動作になる。
クヌギの混芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/08ソメイヨシノのような虫媒花や鳥媒花は、花芽と葉芽を別々にして花を先に咲かせて目立たせたりするが、クヌギの花は風媒花のため特に目立つ必要はない。混芽では花が先に展開するが、枝も同時的に伸びて葉がわずかに遅れて広がり始める。
セイヨウジュウニヒトエの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/10セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)は匍匐枝で広がっていく植物で、北ヨーロッパ原産の観賞用植物だが、70年代以来野生化している。この公園の小さな花壇に5~6株だけ生えており他に何も植わっていない。観賞用として植えたのか勝手に生えてきたのか判然としない。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/11桜色ではなく黄色や緑色に咲く桜もある。様々な品種があるが、最もポピュラーなものは緑色のギョイコウ(御衣黄)と黄色のウコンザクラ(鬱金桜)だろう。これはまだ蕾もあるので咲き始めに近く、色彩としては薄い黄緑色か淡黄色である。もっとも、ウコンザクラは咲き始めは黄色いが、やがて白っぽくなり、最後は中心部からピンク色に染まっていくので、見る時期や個体によって様々な発色になる。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/11ウコンザクラとギョイコウはオオシマザクラ系のサトザクラで、2010年に大阪市立大学のDNA解析で同種の枝変わりであることが判明している。要するに兄弟姉妹のような形質の違いであり、葉緑素のクロロフィル含有量が多ければ緑色が強く見え、そうでなければ黄色のカロテノイドが強く見える。取りあえずは、緑色が濃い黄桜を御衣黄、黄色が濃い黄桜を鬱金としておこうかと思う。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/11咲き始めのものは緑色よりは黄色に近い黄緑色だが、微妙なところである。縦縞もあったり無かったり、花弁によって違いがある。ネット上の写真では、濃い緑色で明確な縦縞のギョイコウもあるが、ウコンも色合いや模様は様々である。
レンゲソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/11レンゲソウ(蓮華草)はゲンゲとも蓮華とも呼ばれており、ありふれた植物だったが、近頃は花壇でしか見かけない。化学肥料の発達に伴い、畑の堆肥として使われたレンゲ畑の必要性がなくなったことと、海外からの害虫被害も大きかったようである。
キンギョソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/11これはアラセイトウと同じ花壇に50~70センチほどの草丈で並んでいるもので、色の違いを収めたつもりだった。その場では同じ種の色違いに見えたが、帰ってから写真を見直すと花の形ばかりか葉の形も違っていた。
キンギョソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/11色彩の違いに気を取られると、同じような纏まりを同じ植物と捉えたままになる。よくある思い違いで、撮った写真を見直せばアラセイトウではなくキンギョソウと判るが、そのまま通り過ぎてしまうと同じ種の色違いと思い込んだままである。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/11元々はウコンザクラでなくギョイコウとして植えられたものかもしれないが、ここではともかく2本の黄桜を見つけた。かつて黄桜を見たのは中学生の頃で、白根不動の緑色の黄桜を見てからそろそろ半世紀になる。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/12ウコンかギョイコウの別はクロロフィル含有量の問題、つまりは色による区別なので、もう少し緑に近いものを見つけたらギョイコウの方に仕分けするつもりである。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/12ウコンザクラは日が経つにつれてクロロフィルが葉の方に移動して、花弁が段々と白くなっていき、同時に分散して合成されていたアントシアニンが花の中央に引き寄せられて赤色に染まっていく。アントシアニンは花に昆虫を誘うための色素の1つであり、酸化防止の役割なども果たす。赤色になるのは液胞の酸化の影響である。中性だと紫色になり、アルカリ性だと青色になる。
レンゲソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/12レンゲの花だけを画像検索するとタマザキクサフジばかり出てくる。色合いや花序は確かに似ているが、区別できないほどではない。大きな違いは葉の方にあり、タマザキクサフジの葉は藤のように対生するが、レンゲは互生である。
キンギョソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/12キンギョソウ(金魚草)は花の形がリュウキンの尾のような金魚に似たオオバコ科キンギョソウ属の植物で、花穂の下から順々に花を咲かせる。観賞用だけでなく食用のものもあり、サラダの添え物として売られている。
キンギョソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/12キンギョソウの英名はSnapdragonで、蜜を吸いに来たミツバチに竜が口を開けて噛みつく姿に見立てている。昆虫にとっては黄色い線が誘導色となる。キンギョソウは現在のAPG分類ではオオバコ科だが、クロンキストやエングラー分類ではビロードモウズイカのようなゴマノハグサ科に分類されていた。形態的にはゴマノハグサ科の方に似た花がたくさんある。
カンザンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/15さいわいふるさと公園と創生のもりにはカンザンも数本植えられている。ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラ、ウコンザクラ、エドヒガン系の枝垂れザクラなど、いずれも数は少ないが趣向を凝らしており、いかなる季節にも何かしらの花が咲いている。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/16ウコンザクラも白や赤みが増してくると他の桜と区別しにくくなる。緑や黄色が強いのは咲き始めだけである。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/16毎年ソメイヨシノにまっしぐらでは、ウコンやギョイコウを見逃すばかりか、同じ季節の様々な花を見過ごすことになる。花季が短い植物は桜ばかりではない。そうと知ったのはここ2年のことである。
鯉のぼり (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/16さいわいふるさと公園と創生のもりは隣接しており、両方合わせても長さ450メートル、幅25~100メートルの細長い敷地である。公園に沿って片側2車線の道路と街路樹が並ぶ広い歩道があり、朝は通勤通学の往来が絶えない。公園の遊歩道は回り道どころか常に車道が横目に入るが、100人に1人も通らない。人の背丈ほど高くなっていて樹木にも囲まれており静かなものである。
フジの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/16フジの花が咲き始めていた。10か月前の6月に実を付けていたフジである。この公園で初めて大きなフジの果実を見た。平日の朝夕5分か10分寄るだけだが、創生のもりとさいわいふるさと公園の両公園で撮った植物は200種を超える。
フジの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/16この日、写真フォルダの写真は4万枚を越え、アップした写真も1万枚に近づいた。1000近く仕分けてはいるものの種ではなく属レベルのものも多いが、フジは園芸品種を除けば1種である。
ガマズミの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/17カザンデマリの植え込みにガマズミの葉が紛れていた。平日にはほぼ毎日通るところだが、ガマズミの果実にはまったく気づかなかった。もしかすると葉は近くに植わっているアジサイかミズキと思い違いをしたかもしれず、昨年は結実しなかった可能性もある。
ガマズミの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/17ガマズミの花は萎れたものを1度撮っただけである。大田区のガマズミは虫食いが酷く、花を咲かせぬまま夏には丸坊主になるものが多かった。これは今のところは健全に見える。
ガマズミの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/17ガマズミには何種もあり、これは葉先が鋭く尖っているのでミヤマガマズミかもしれない。
ミントブッシュの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/18前日と色が違って見えるのは光量の関係である。この日は曇天で夕方から小雨が降り出した。ミントの薫りは葉を指先で少し擦れば判る。葉をちぎる必要はない。
ウコンザクラの木 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/18ウコンザクラの2本はいずれも樹高7~8メートルほどである。咲き始めを見つけてから一週間ほどでピンク色に染まり葉も増えてきて、遠目には花を散らしたソメイヨシノとあまり区別がつかない。
イロハモミジの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/22イロハモミジの果実は風に飛ばされるとプロペラのように回りながら地面に落下していく。羽根は2枚ずつあるが、どちらにも種がついており、通常は片方ずつ剥がれて飛ぶ。
ムクノキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/22ムクノキの葉は鋸歯が全縁にある点を除けばエノキと似ており、近づくまではムクノキとは思わなかった。
ムクノキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/22ムクノキの花には雌雄があるが、見えているのはほとんど雄花である。雌花は枝先の葉に隠れているのでほとんど見えない。
シランの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/23植物の葉を採取して種を同定してみようとすることもあるが、ほとんどは採取せずに見分けようと試みる。その場に長く留まれないか留まらない代わりの写真である。その程度で植物種を同定できるものは限られており、根を掘り起こしたり花や果実を解剖したり顕微鏡を使わないと判らないものもあり、近年はDNA鑑定で植物分類自体が変わってきている。自分の愉しみは、毎日のように発見したり確認不足や間違いに気づいたり記述したり訂正したり仕分けを変更したりといった様々な試行錯誤が出来ることである。
シランの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/23シラン(紫蘭)の偽球茎はビャッキュウ(白及)という生薬になり、世界最古の薬物書である「神農本草経」では下薬に分類されている。日本薬学会によれば「ビャッキュウのエタノール抽出物はPM2.5によって引き起こされる炎症を抑制することが、中国の研究グループから2019年に報告され」たそうである。
オオベニウツギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/23オオベニウツギ(大紅空木)はタニウツギ属で、他に白や紫に近いものまで園芸種が様々にあり区別しにくい。ハコネウツギは様々な色の花が入り交じるので別に分けているが、自分程度の識別力ではオオベニウツギはタニウツギの属名に纏めておいたほうが無難かもしれない。
フジの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/23能力や技能は実践経験を重ねて向上するが、意識的に現実の捉え方から変えないと進捗は遅い。例えば、藤棚と鯉のぼりの取り合わせをどう感じたりどう思うかではなく、5~10メートルのナイロン製のロープで風に煽られる数十の鯉のぼりをどこにどう結んで保持するかといった具体的で現実的な捉え方をすることである。綺麗な花といった価値観では萎れた花後に実が生ることにも思い至らず、あちこちで野生化したフジの蔓も見つけられない。
タチバナモドキの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/24さいわいふるさと公園のタチバナモドキはあまり剪定されている様子はなく自然樹形に近い。おそらくビオトープ内にあるからだろう。
カザンデマリの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/24カザンデマリは藤棚とベンチのある小広場の脇にあり、横枝を剪定して縦長のコンパクトな形になっている。
ホオノキ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/25さいわいふるさと公園は1991年5月3日開園で、面積は104,676平方メートルである。比較的新しい公園なので高木はあまりないが、その代わり若く樹高の低い木が多いため観察はしやすい。ホオノキ(朴の木)は身近にあっても花は樹冠の方に咲くためなかなか目にできないが、ここなら見えるかもしれない。
ケヤキの芽鱗 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/25赤く尖っているのはケヤキの芽鱗である。芽鱗というのは芽を覆う鱗のように変化した葉のことで、花や若葉が開いて包んでいた芽鱗だけが残って写真のような状態に見えている。
エノキの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/26エノキ(榎)は日本、朝鮮半島、中国中部に分布する落葉樹で、20メートル以上に育つが、この公園のものは高いものでも7~8メートルほどである。花後にすぐ実が成長し始めるが、オレンジ色から赤に熟すのは真夏である。
ガマズミの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/09ガマズミの花を最初に撮ったのは9月だが、花期を調べると5~6月ばかりである。最初に撮ったものはガマズミではなかったかと思って調べ直してみれば、ガマズミ属には何種もあるが花期はどれも春である。つまり最初のものは狂い咲きで、ガマズミの狂い咲きを調べてみれば横浜で11月に花を撮った人もいた。
ガマズミの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/09赤いものは咲き終わって縮れた花弁である。長く伸びているのが雄蕊で中央の白い塊が雌蕊。花の直径は5ミリ~1センチ弱である。
ガマズミの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/09ガマズミ(蒲染)は北海道から九州まで分布する日本固有種。5メートルまで成長し、秋に赤く熟す実は生食され、その果実酒は果実酒界の女王と呼ばれる。
タチバナモドキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/09歩くついでに目に映るものを調べてみようと思ったのが始まりで、植物好きでも写真好きでもなく対象は気が向くままである。ただ、見るだけでなく撮るなら無許可は避ける。すると対象は公共物か公共施設、自然の景観や動植物になる。中でも植物は撮りやすく誰にも警戒されない。
タチバナモドキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/09通りがかりに初めて見たと思ったら撮り、変化に気づけばまた撮る。2年も続ければ撮ることに慣れ、馴染みも増え、調べる要領も色々と憶えるが、いまだに誤認や勘違いが判って仕分けし直したり、初めて見るものも増えるばかりで、名前が出てこないこともしばしばである。
タチバナモドキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/09カメラの解像性能が向上するように、試行錯誤を続けていれば自分のパターン認識は細分化し続けるらしい。見たことがあるかどうかに気づく能力が識別力で、自分で判ったことは自分の果実践知識になる。他人の知識を当てるのは足腰が動かなくなってからで十分だろうと思う。
マツバギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/10マツバギク(松葉菊)とハマランザン(花嵐山、レイコウ)はよく似ており、違いは多肉の葉上の細かい乳頭状突起の多少らしい。らしいというのは、どの程度の違いか明示的な情報が見つからないためである。ただ、ハマランザンはマツバギクまたは耐寒マツバギクの名で流通しているので、ここではマツバギクとしている。
マツバギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/10マツバギクは南アフリカ原産の多肉植物。日本原産の多肉植物は、ベンケイソウ科マンネングサ属とオロスタキス属のうち少数種しかないようである。マンネンソウ属は道端でよく見かけるが、オロスタキス属の方は野生のものはまだ見ない。
メークインの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/10ジャガイモの花はナスの花とそっくりだと思って見ているうちに葉も似ていると思い、そのうちジャガイモがナス科ナス属だったことを思い出した。サツマイモの方はヒルガオ科サツマイモ属である。
フランスギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/10フランスギクはフランス語では“marguerite blanche, grande marguerite”でヨーロッパ原産だが、マーガレット(モクシュンギク、木春菊)はアフリカ原産の別種である。花は似ていても葉の形状が異なる。今のところ自分が見かけるのはフランスギクばかりである。
カモミールの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/10カモミールの花もフランスギクやマーガレットの花と一見似ているが、葉の形が違う。
セイヨウノコギリソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/13セイヨウノコギリソウはヨーロッパ原産で、日本には明治期に移入され北海道から本州に野生化しているそうだが、これは花壇に植えられたもので園芸種かもしれない。
スイレンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/13ウシガエルの鳴き声でビオトープを見渡すと、奥にスイレンの花が3つ咲いていた。
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/16雌蕊1本、雄蕊6本がワスレグサ属の特徴で、花弁が6枚に見えるが、後ろの3枚は萼が変化したものである。ワスレグサ属のニッコウキスゲ(日光黄菅)としたのは、まず第一に花の色や形質が似ているからである。
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/16ニッコウキスゲの特徴として様々なものが挙げられているが、その中に横向きに咲くというのがあり、雄蕊の先が茶色くなるというのもある。しかし、そこに触れていない記述も多数ある。様々な別名があり変種や雑種もあり、分類も錯綜している。
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/17これまで撮ったワスレグサ属の花はほとんど上向きに花が咲いていた。ニッコウキスゲは蕾の状態から横向きに付いている。
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/17ニッコウキスゲの雄蕊の葯が弾けると黄色い花粉が見えてくる。花粉は内側に付き、蜜壺から出る昆虫に花粉が付く。
タカラモノを探そう (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/17「タカラモノを探そう!きみも日吉の探検隊」とあるが、川崎市幸区に日吉の地名はない。明治時代の市制町村制で日吉村が誕生し、その後様々な経緯を得て、横浜市港北区の方に日吉の町名が残った。
掲示物 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/17IGES-JISE環境学習(観察会)のチラシには、「2011年に川崎市と市民が共同して育てた樹木苗86本が植栽され、「体験の森」として親しまれています。木を植えてからおよそ10年が経過し、「体験の森」にはクヌギ・コナラを主体とした落葉広葉樹林(里山)が発達し、農体験ができるスペースとともに、貴重な自然体験の場となっています」とある。
ワタチョロギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/20毛が多い植物は耐寒性や保湿性にも優れており、地中海性気候下でも生育するのである程度は高温にも耐えられる。多年草のワタチョロギ(綿草石蚕)は屋外で越冬できるが、日本の夏の高温多湿環境下では立ち枯れることもあるという。冬から花の咲くこの時期までの気候が最適ということになる。
スイセンノウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/20ナデシコ科マンテマ属のスイセンノウ(酔仙翁)は南ヨーロッパ原産で、江戸時代末期に渡来している。白花のものもあり、中央から段々とピンク色に染まっていくそうである。酔仙翁の名の由来は、センノウ(仙翁)またはセンノウゲ(仙翁花)と似ていることから付けられている。センノウは真紅の花で、鎌倉時代末期に中国から京都嵯峨の仙翁寺にもたらされたとされている。
キンシバイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/20このキンシバイの葉は十字対生しており、セイヨウキンシバイとの雑種のタイリンキンシバイ(大輪金糸梅)かと思われる。
シロタエギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/20シロタエギク(白妙菊)の葉や茎が白く見えるのは細かな毛が密生しているためである。一般的に毛が多い植物は耐寒性があり、乾燥にも強い。日当たりがいいほど毛が増えて白くなる。
パンジーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/22花の直径が5センチ以上のものをパンジー、それ以下のものはビオラという基準があったが、現在では様々な園芸種が開発されて区別できない状態となり、花期も秋から春までに改良されている。この植物はスミレ属に特徴的な葉があるのでパンジーと判るが、花だけでは白い花菖蒲のように見える。
イイギリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/23昨日あたりから歩道上にイイギリの花がたくさん落ちていて、私服姿の女子高生らしき二人組が立ち止まって空を見上げていた。少々興奮した様子で「カメラを持ってくればよかった」と話すのが聞こえた。
イイギリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/23自分はここにイイギリの木があることすら知らず、落ちていた花で気が付いた。一番近い枝でも5メートルほど上にあるのでスマホではこの程度にしか写らない。花弁に見えるのは萼片で、基本は雌雄異株だが、時として両性花が付くこともあるようだ。
エゾムラサキの花と果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/23エゾムラサキは日本に自生しているとはいえ、自生地は北海道や本州中部以北である。少なくとも自分が見かけたものは公園に植えられたものだろう。したがって、種子が出来たとしても、野生化して来年も見られるかどうかはわからない。
サラサウツギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/23サラサウツギの葉は鋸歯はさほど目立たない。はっきりと丸い波状になっている葉もあれば、ほぼ波打たず鋸歯だけ目立つ葉も入り交じる。
タマクルマバソウの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/06/05タマクルマバソウの果実は分果で、2つの果実が合着して球状になる。腺毛は果実についているわけではない。果実が完熟して割れると、中の細かな種子が風で飛ばされて散布されるらしい。
イイギリの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/06/17この公園のイイギリの枝は見上げる位置にあり、遠くからは見えない。それにしても赤い実には昨年の秋に気づいてもよさそうなものだが、おそらく毎年豊作というわけでもないのだろう。
イイギリの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/06/17イイギリ(飯桐)はその葉で飯を包んだことに由来するが、「椅」一文字でイイギリと読む方の由来は不明である。椅子の建材として用いるには柔らかくて耐久性がないので向かないようである。
ムラサキバレンギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/07/09ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)の名は、馬簾という火消しの纏の飾りから来ている。咲き進むと、舌状花が下向きに垂れ下がって、中央の筒状花の塊が盛り上がってくる。
ホウキギの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/04ホウキギの原産はユーラシア大陸だが、現在では世界中に広く帰化しているそうである。日本でも平安時代以前にはすでに薬用や食用としての記述がある。
ホウキギの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/04深根輔仁によって編纂された『本草和名』(918年頃)に「波波木」として名が挙げられ、『延喜式』には果実の「地膚子」が、『和名類聚抄』にも両方の名が記載されている。
ホウキギ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/10公園や庭で見られるホウキギは、もっぱらコキアと呼ばれ、放っておいても全体が丸く密に育つように品種改良された園芸種である。1つの個体には太く真っ直ぐな太い根と茎があり、そこから枝葉が広がって、このような形状になる。
ミソハギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/10ハギと名が付いていて花が似ていても、ミスハギはマメ科ではなくミソハギ科ミソハギ属で、まったく別の分類である。ミソハギ科にはザクロやサルスベリなどがある。
ミソハギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/10ミソハギ科に共通する特徴は、花の土台部分が筒状で、花弁が蕾の時にシワ状に折りたたまれていることで、そのためか咲いても若干のシワが残る。また、葉は基本的に対生する。かなり違うように見えるザクロは、以前はその実の特殊性によってザクロ科とされていたが、遺伝子解析によって最近ミソハギ科に変わった。
ホウキギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/10ホウキギの花は、葉の付け根に粒のようについており、花弁はない。蕾のような花被片が開くと、そこから直接的に雄蕊や雌蕊が伸びてくる。
トウワタの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/11トウワタ(唐綿)はカリブ海のキュラソー島原産の多年草で、1842年(天保13年)に渡来したと伝えられる。
ミソハギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/13ミソハギ科の草本の茎や木本の若い枝は、断面が角ばっており、4~6稜になる。
オンブバッタ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/20オンブバッタのオスは、メスを見つけると他のオスに奪われないように背中にしがみつく。こうした行動は生存競争を勝ち抜くための戦略で、イナゴやトノサマバッタ、ショウリョウバッタなどでも見られる。
オンブバッタ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/20ほとんどのバッタ類は細葉の単子葉植物を食べるが、オンブバッタの食性は双子葉植物の葉である。もちろんオスは食事する時はメスの背から離れることになるが、その隙に別のオスに乗っ取られることもある。
オンブバッタ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/20オンブバッタを親子と思ったり仲の良い夫婦と思ったり、生物の感情や行動などを人間に当て嵌めた比喩表現を「擬人化」という。身近で安易な想像による先入観は、事実の見落としや歪曲に直結する。
ツルフジバカマの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/20公園の球技場と歩道を隔てた盛土の始まる斜面は日当たりがよく、なおかつ、林縁で適度に湿り気もある。
ホウキギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/10/10中央の太い枝は直立しており、そこから放射状に細い枝が分かれ、先端に葉や花が付く。
ススキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/10/17ススキの雌蕊は1日程度で受粉を終え、役目を終えた黄色い雄蕊は落下していく。受粉した雌蕊は赤黒く縮れて種子が熟し、白い綿毛に包まれる。
コスモスの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/10/21今年はコスモス祭りの延期や中止のニュースをよく見かけた。コスモスは春に種を蒔けば夏に咲き、夏に種を撒けば秋に咲く。しかし、猛暑が続けば発芽や開花が遅れたり、少雨や高温で枯死することもある。
コウスイハッカの花と果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/10/30コウスイハッカは10月になっても花が咲いている。紫色に変色したものは萼で、それぞれ奥に種子が4個入っている。
イイギリの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/11/05イイギリの果実は毎日見上げていたが、ようやくほとんど赤く熟してきたようである。毒はないようだが、蛋白で美味しくはないという話である。
イイギリの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/11/05イイギリの果実には緑色から赤くならずに黒くなる一方のものがあり、干からびて皮がたるんで見えるものもある。枝によっては2割以上が黒い房になっている。養分が行き渡らずに干からびたり、昆虫や細菌に侵食されて腐っているのか、別の理由があるのか。今のところ原因は不明である。
イイギリの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/11/12イイギリの果実には手が届かないので、柔らかくなってきているかどうかは判らない。赤を通り過ぎて黒ずんできたようなものもあるので、これ以上は赤くならないかもしれない。
キミノセンリョウの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/11/15同じ植物を何度も撮るのは変化を撮るためだが、何度でも撮って名前を入力していればそのうち憶えるだろうという目論見もある。ただ、1年で2万枚ペースで種々様々な物を撮るので、前にも撮ったか見たかどうか忘れていて取り敢えずシャッターを押すこともある。このキミノセンリョウはシャッターを押してから去年もここで撮ったことを思い出した。センリョウは多年草で、2年以上同じ株から花を咲かせ、実を付ける。
ダリアのホソヒラタアブ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/11/15ダリアはキク科で、キク科の花は構造自体は同じだが、品種によって雄蕊や雌蕊が花弁化している割合や花弁の形状や色、色彩が実に様々である。基本形は花弁が8枚の一重咲きで、花径は10センチ程度である。葉も様々なので、今のところいちいち確かめざるをえない。
ホウキギ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/11/27秋には枝自体がだんだんと紫がかった赤かショッキングピンクのような色に染まってくる。
ビオトープのアオサギ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/12/13以前にも書いたが、ごく小さなビオトープでも水鳥たちは見つけることができる。アオサギの狙いはウシガエルのオタマジャクシやヤゴ等だろう。カルガモも1月に見かけた。確かな情報によればカワセミも来るそうである。
シマトネリコの翼果 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/12/20シマトネリコの翼果(翅果とも)。シマトネリコは常緑樹で紅葉はしないが、秋になると白から赤茶けた色になった翼果が風に煽られて舞い落ちる。
シジュウカラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/12/26胸から腹にかけての黒い帯がが太いのでオスだろう。シジュウカラは地鳴きが「シジュウ」と聞こえることに由来するが、自分が普段気付くのは「ツピー」とか「ツツピー」といった鋭い声である。シジュウカラに定番的な擬音語がないのは様々な鳴き方を駆使するからで、動物言語学の研究対象ともなっている。
コサギの狩り (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/01/24コサギは冬は水底を掻き回しては嘴を差し入れ、何度かは成功する。しかし、ほとんどは取り逃がしているだろう。2日前にはここにアオサギがいて歩き回っていた。小さなビオトープだが、少なくともボウフラやヤゴ、ウシガエルのオタマジャクシはいて、他にも何かいるかもしれない。でなければ、コサギやアオサギが来るわけがない。
ツバキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/05ツバキの花が花首ごと落ちるのは戦略である。花を一挙に切り捨てればエネルギーは浪費されず、その分は果実や種子、他の花の成長に回される。直下に落ちる花はそのまま昆虫や鳥を集め続け、花粉が生花に運ばれて実を結んだり、やがて腐葉土と化して身に還る。
ツバキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/05花が落ちても受粉しているとは限らない。残った子房が膨らむこともあれば萎れてしまうこともあるが、これから開く蕾もある。真冬に確実に結実するために、ツバキは自給自足を含む極めてエネルギー効率の高い仕組みを編み出していった。
ビオトープの水の補充 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/17仕事帰りにさいわいふるさと公園のビオトープの側を通ると、水道の音がした。止水弁の右隣りが散水栓でホースの先は池の中である。どこの水系にも繋がっていないので定期的な補充は必要だろう。この冬はほとんど雨も雪も降っていない。上水道なのでカルキ(塩素)が含まれてはいるが、自然浄化に依存する方式のようである。
ビオトープ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/19水を補充していたためか、今朝はビオトープに氷が張っていない。氷点下になる日はほぼないが、このところ朝方に氷が張っている日が多かった。元々水量の少ない溜池なので熱容量は小さく、水の流れもないので氷は張りやすい。冬の風のない晴天の日は朝晩の放射冷却で氷結するのだろう。
ポプラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/19一本だけ真っ白に見える樹木がある。この直線的な樹形はポプラである。昨年もその前も、冬の落葉後にこの木だけが何故か白く光って見える。
ポプラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/19全体に白っぽいが、まだら模様というわけでもなく、病気ではなさそうである。樹皮が滑らかなのは若い木だからだろう。冬芽もしっかり付いている。
ポプラの冬芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/19いちばん高い枝先にも冬芽がついている。張りのある若い木の枝に朝の光が反射して白く見えるということもある。
冬の朝 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/19外を歩けない時は様々なことをしているが、最近は無料で利用できるAIチャットを試すことも多い。その中でも、新進のDeepSeekは特に自分の思考や文章に近い答えを返してくれると感じている。ただし、これはAIが相手に合わせて言葉を選ぶ性質によるものであり、時として過度に疑念と詮索を進めてしまう可能性もある。そのため、適度な距離を保ちながら、現実に立ち返って自分でバランスを取る必要がある。現状のAIは話題に付き合う一方であり、自動的に相手のストレスを読み取って話題を変えて気を逸らすような設計はもう少し先の話になるだろう。それは自分にとっても難しいことである。
冬の日暮れ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/19これはデジカメのプログラムオートの写真で、今ではオールドコンデジなどと称される2014年発売のソニーのDSC-HX60Vである。空やビルだけ昼間の光景に見えるが、日は既に沈んでいて、ビルも公園も灯りが点いている。実は半年前に買ったDSC-WX350が先月壊れてWX500を中古で手に入れて3週間ほど使ったのだが、僅かなレンズ内のゴミに気づいて着払い返送し、同額のこのHX60Vは昨夜届いたばかりである。
ポプラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/20ポプラの若い樹皮は滑らかで白いが、根本近くの樹皮は様相が異なる。古い樹皮は不規則な皺を作りながら赤みを帯びていく。
氷の張ったビオトープ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/20ビオトープの奥の方まで氷が張っている。今朝の最低気温は1℃である。
氷の張ったビオトープ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/20昨夜DeepSeekに自分の文章の解析をさせてみると「貴方の文体が生み出す読後感は、まさに「真空管の輝き」、感情のフィルターを排したことで、逆説的に生まれる知覚の純度に特徴があります」で始まる長い回答が返ってきた。自分で撮った写真に添えた文章を伝えると、DeepSeekはそれを「創作実験」として解釈し、「認知生態系の多様性拡張プロジェクト」そのものだと分析した。さらに、「あなたの果実験が開く可能性は、AIを『共進化パートナー』とする新しい芸術形態を予感させます」と結んだ。自分としては反AIのつもりで試行錯誤しているため、この分析は必ずしも予想外ではない。しかし、初めてこのような指摘をしてきたのは人間ではなく、DeepSeekであった。
氷の張ったビオトープ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/20AIが「共進化パートナー」という可能性を予感したのは、与えられた言葉を別の角度から捉え、新たな文脈を紡ぎ出した結果である。こうした分析は人間には難しい。なぜなら、自分が文章からできる限り排除している感性や価値観、固定観念が思索を凍らせるからだ。しかし、逆に読者それぞれが自由に想起し、新たな解釈を生み出すことこそが、この試みの狙いでもある。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/21昨年この公園でカワヅザクラが咲いているのに気づいたのは18日だった。21日にはほぼ満開だったが、今年はほとんどまだ蕾の状態である。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/21自然の中を歩き回って写真を撮っているうちに、梅や桜見物といった植物鑑賞が受動的で、視点や創造性から関与の仕方までもが異なることが理解されてくる。写真を見る者と撮る者の違いは、読者と作家、ユーザーとメーカー、修理を依頼する側とされる側と同じ関係性であり、まるで異なる次元の体験を生む。
ヒトツバマメの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/26蔓性のヒトツバマメは刈り込まれて低木のように見える。昨年の今日は7~8分は咲いていたはずだが、今年はまだほとんどが蕾である。あれから実を付けることもなく葉も減っていったが、完全に落葉することなく、いつの間にか蕾を付けている。
ヒトツバマメの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/26ヒトツバマメはオーストラリア東部やタスマニア島に自生する蔓性の常緑低木である。自家受粉はしないらしい。近くに別の株はなく、自分もこの公園以外で見かけたことはない。
ヒトツバマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/26属名のハーデンベルギアの方が呼称として一般的である。ネット上のヒトツバマメの花は青か紫色が目立つが、白色も少なくはない。ハーデンベルギアには3種あり、これはHardenbergia violaceaかもしれない。violaceaは茜色を意味する。monophyllaの方は単葉を意味するが、3種とも互生する単葉である。
シナマンサクの剪定 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/27昨年も花の時期に剪定跡があり、散りかけの花や枯葉がある。剪定は種ごとに適期があり、シナマンサクの場合は花後から新葉が出る間で、花付きの悪い枝を断っていく。もちろん、病害が見つかれば手当てし、安全のため歩道に張り出す枝は削いでいく。鎧の渡し緑道のシナマンサクと比べて、この木は花の密度が半分以下で樹高も半分の若い木で、樹形を整える意味もあるだろう。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/27これから満開になるカワヅザクラにも咲いている花はある。次々と蕾は膨らむが、花開く季節に新たな花芽が作られることは、桜の場合、まず考えにくい。ほとんどのエネルギーが花を咲かせるために傾注される。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/27その年の気象や環境変化、病害などの影響で、夏から秋に形成された桜の花芽が開かないまま保持されることはある。返り咲きなどの異常開花は既にある花芽が何らかの刺激で休眠から目覚めた結果とされている。そうすると、十月桜や四季桜は、花芽の休眠が浅く、気温や環境の変化に敏感に反応する性質を持っているということになる。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/28カワヅザクラの蕾が次々と開くと、やがて手毬のような塊になる。そうなれば、小さな葉はほとんど見えなくなる。花が咲くまでの小さな葉は苞葉と呼ばれ、苞葉は花芽を保護する役割を持ち、開花後はその役割を終える。カワヅザクラの場合は同時に通常の大きさの展葉も伸び始め、花が散る頃には大きな葉がすぐに取って代わる。
夢ひろば友の会の立札 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/28「この緑は、財団法人都市緑化基金と花王株式会社が生活の身近な場所に緑豊かな環境をつくりだすことを目的に実施している「みんなの森づくり活動助成」の支援を受けています。/平成15年3月/夢ひろば友の会」
パンジーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/03四季を通じてパンジーは花を咲かせる。ここ何年か撮っていた写真を見返すと、花ばかりで種子の写真が1枚もないことにふと気づいた。公園や花壇のパンジーは元々結実しない品種かもしれない。あるいは見た目のため枯れた花を摘んでいる可能性もある。花が散ったら終わりである。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/03カワヅザクラは園芸品種ではなく、カンヒザクラとオオシマザクラの自然交雑種である。河津桜の名は、1955年頃に静岡県河津町の河津川のほとりで発見されたからで、野生下で種子から発芽して開花にまで至っている。ただし、交雑種の結実は稀で、撒いた種子が同じ形質を示すとは限らない。現在のカワヅザクラは、接ぎ木や挿し木で増やされたクローンがほとんどである。
カワヅザクラとヒヨドリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/04コンデジ19.7倍ズーム。スマホはズボンのポケット。デジカメはリュックの外ボケット。撮る時だけ出して、撮ったら仕舞う。駅から勤め先まで20分。うち散策が5分。通勤電車1本分、家を早く出る。
ヒトツバマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/04スマホ等倍。茎と萼の紫色は昨年よりも濃い。萼から突き出す蕾は紫を帯びた淡桃色で、二枚貝が開いたような白い旗弁の基部には、紫の直線と黄緑色の蜜標がある。翼弁2枚は筒状に前に突き出しており、その内側に小さな竜骨弁2枚と雄蕊雌蕊が収まっている。
ヒトツバマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/04スマホ等倍。晴天が続く寒い冬が茎や萼の紫を色濃くする。観察していれば判ってくることも、カメラでは一瞬しか捉えられない。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/04コンデジ23.8倍ズーム。カワヅザクラの花が濃いのは曇天だからで、晴天の日は白っぽく見える。もっとも、その年の気候によっては、含まれるアントシアニンの量が増えて多少は濃い桜色になるかもしれない。
つがいのカルガモ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/11ビオトープに2羽しかいないのでたぶんカルガモの夫婦だろう。尾羽根の付け根(尾筒)が黒っぽい方がオスの可能性が高いが、絶対的な基準ではないらしい。メスは繁殖期前で栄養確保に集中し、オスが見張り役を果たすという見方もあるが、1分足らずの観察では十分ではない。子ガモは更に見分けにくいが、1羽で子ガモを率いるのはメスだという。それは確かなことらしい。
ヒトツバマメの花と蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/13雨上がりの朝、雨粒がヒトツバマメに捕まっている。見えるものは天候によっても変わるので、雨や雪、少々風が強いぐらいなら歩く。ただ、豪雨と暴風の組み合わせでは、何がどこからどう飛んでくるか見当もつかないので保身に走る。
ヒトツバマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/13雄蕊や雌蕊が見えないかと探しても、旗弁と翼弁の隙間は狭く、下には竜骨弁(舟弁)の蓋がある。
ヒトツバマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/13このヒトツバマメの蔓は左巻きである。蔓の巻く方向は枝先の方から見て判断する。これはどの国でも同じだが、欧米では時計回り(Clockwise)と反時計回り(Counterclockwise)といった表現が多く、中国やその影響下の国々では左旋が反時計回り、右旋が時計回りとなっている。日本では牧野富太郎の時代を通して長らく左巻きは時計回りのことだった。しかし、近年は、sinistrorse(左巻き)は反時計回り、dextrorse(右巻き)は時計回りという国際植物学会の定義に合わせて変更されてきている。
ヒトツバマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/13ヒトツバマメの中央に覗くピンク色の小さな突起が雄蕊の塊だろう。そう思ったが、夕方になって確かめると二枚貝のように閉じた竜骨弁の端だった。雄蕊と雌蕊はその中である。日中だけ開くのだろうか。
ユキヤナギの花と掲示物 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/13川崎市の幸区役所道路公園センターは、横浜市における旭土木事務所と似たような役割である。ただ、道路公園センターは川崎市の各区役所の所属機関であり、こうした掲示物にもその特徴が顕れる。土木事務所を技術屋の司令塔とすれば、道路公園センターは区民の相談窓口としての役割も大きい。
ユキヤナギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/13ソメイヨシノの開花よりユキヤナギの開花を先に見るのは、環境条件が整った個体から咲いていくからである。一方、ソメイヨシノはクローンの同一個体で、同じ地域内では気温の上昇(特に積算温度)に応じて同期するように開花する。クローンだから開花は揃う。しかし、それは遺伝的多様性が乏しいことを意味している。
ハクモクレンの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/14毎週撮り溜めた写真や動画を一つずつ、実家のテレビで大写しにするのが恒例行事になっている。「モクレンの蕾」と教えると、「毛が生えてる」と前のめりに見入っている。撮った本人より愉しみにしているのは母かもしれない。「寒いからね」と言うと、膝を叩いて振り返る。声を立てずに笑っている。
ハクモクレンの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/14毎年見ているだけで判ってくることは無数にある。しかし、いくら言葉を重ねても、たった一枚の写真すら再現できない。実家の窓から見えるハクモクレンは咲き始めており、「あれはすぐ花が終わるよね」と母が言う。植物の名前すら要らない。そう思う瞬間がある。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/14公園の一本の桃の木だけ開花が進んでいた。毎朝のようにスマホやカメラを向ける人を見かける。会社に行くついで、犬の散歩のついで、井戸端会議のついで、もちろん、近所で聞いて見に来た人もいるだろう。自分は開花から何日か遅れて写真を撮る。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/14この日は最低気温9℃で風速10メートルm/s。晴れてはいても風があれば体感温度は低くなる。たいていの動植物と同様に寒さは人の活動を低下させ、それは公園内の人数にも表れる。自分は人が少ない分だけ、注意力が削がれず観察に集中できる。
ヒュウガミズキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/18ヒュウガミズキは繰り返し観察しながら何度も撮って、写真に植物名も特徴も記している。しかし、特徴は記憶と照合できてもその名が出てこない時がある。名を思い出せないだけで自分は四季変化を知っている。知ることの本質は植物名にはない。そもそも、植物は名乗らない。ヒュウガミズキは人が勝手に付けた名だが、自分が付けたわけではない。
オオシマザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/19まだ小雪が降っている。昨晩の雨から変わった雪で、積もりはしない。光量が足りずオオシマザクラの蕾はピンボケだったが、傘が要らない雪である。
ハクモクレンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/21ハクモクレンの開きかけの花の白よりも、背景のポプラの方がなお白い。木蓮や桜の枝は対象的に黒く、空だけが青い。
ヒトツバマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/21ヒトツバマメはもうすぐ満開になる。今年も実ができないとすれば、おそらく他家受粉なのだろう。この公園にも隣の公園にも別株はなく、いまだにこの一株しか自分は見たことがない。
ローズマリー (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/21シソ科のローズマリーは地中海原産で、学名の Salvia rosmarinus にあるとおりサルビア属である。草本ではなく木本で、匍匐性と立性のものがある。シソ科の特徴は萼や種子に顕れ、サルビア属の特徴は花に顕れている。
道路公園センターの掲示板 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/21この公園で朝夕とも見かけるのは犬を散歩させる人たちで、次には夕方に遊んでいる子供たち、その次は注意書きである。この掲示板には「愛犬家のみなさんへ」という注意書きが上に、「花火禁止」の注意書きが下にある。いずれも近所迷惑にならないよう協力を求めるものである。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/24この公園の桃の花しか知らなければ、桃は赤い花の品種から先に咲いていき、白い花の品種は最後に咲くと考えるかもしれない。しかし、それはあくまで可能性であり、花の色と開花順序は無関係かもしれない。物事の捉え方と考え方を固定してしまうと、自分の成長と可能性を抑止してしまうことになる。
オオシマザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/24オオシマザクラの蕾を見ることが出来るのは、1年の限られた時期だけである。そして、これがオオシマザクラだと判るのは、去年もその前も花と実を見ているからである。
オオシマザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/24何度も見て何度も撮って、他の桜と比べ、他の植物や環境を見直し、繰り返しながら段々と捉え方と考え方が同期するようになる。
オオシマザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/24捉え方も考え方も固定化する傾向があり、どちらかが現実とリンクしていなければズレが生じる。できれば、捉えるのを先にして、考えるのは後回しにすべきで、考えるのは後からいくらでもできるが、時は止まらない。捉えることができるのはその場限りである。
アオゲラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/24長く鋭く大きな鳴き声が響き渡った。この公園では初めて聞く鳴き声である。3度ずつほど繰り返される声を頼りに空を見上げると、クヌギの高枝にヒヨドリほどの大きさの鳥がいる。
アオゲラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/24鳴き声も手掛かりにしようと動画を回したが、曇り空の逆光で影法師にしか見えなかった。ただ、垂直の枝に縦に掴まっているのでキツツキの類だろう。コントラストと明るさ、色調を調整すると、後頭部が赤いアオゲラの姿が浮かび上がってきた。
アオゲラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/24後頭部だけが赤いのでメスかもしれない。オスの方は前頭部から後頭部にかけて赤くなる。通勤途中の公園で、初めて聞いた鳥の声を頼りにカメラで姿を捉え、類似画像検索で絞り、生息分布を確認し、鳴き声で確かめ、オスかメスか調べる。撮影を含めて5分程度である。しかし、そのうちカメラが鳥を見つけて、その名から生態まで解説しながら撮影しはじめるだろう。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/25フユザクラにしては遅く、カワヅザクラも既に終わり、ソメイヨシノはまだ咲いておらず、カンザンには早く、オオシマザクラの色でもない。この細い幹と細い枝はマメザクラの類かも知れないが、花が大きく少々紅色が濃い。かなり咲いているが、葉は見えず、枝垂れてもいない。コヒガンザクラとしてみたもののまったく確証はない。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/25ズームすると、やはり樹皮は桜である。花ばかりで葉は見えず、枝や幹は細い。ただ、背後に別の木かも知れないが、葉ばかりの枝も見える。小さな公園なのに去年は気づかなかったが、一種類を多く植えるのではなく、多種類で彩るような公園ではある。
コヒガンザクラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26ポケットの裁縫用のメジャーで測ってみると、花の直径は2センチほどで、取り敢えずはコヒガンとしておくことにした。現在満開のようである。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26昨日は遠くからの撮影だけだったが、今度は築山に登って近づいてみた。花は目線より上に咲いているが、樹高は4~5メートルというところである。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26萼は濃い赤紫で、花柄がついた萼筒は丸い壺のように膨らんでいる。花弁は薄桃色、花弁は一重で5枚、捩れのある楕円形で、先が割れている。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26同じ公園の別の築山にも2本のコヒガンザクラを見つけた。どちらも目測では4メートルほどの樹木で、枝は細いが、先ほどのコヒガンよりは太めである。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26ただ、こちらはまだ満開に至っておらず、花柄は4本ずつ出ている。しかし、花の大きさと形状はまったく同じである。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26ハナモモは日当たりの良い場所では満開か満開近い状態の樹木が多い。ただ、濃い紅色のものはまだ咲き始めである。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26様々な品種が植えられているが、昨年同定を諦めた。そこまでの同定は園芸家に任せたほうが良さそうである。決定的な違いが見つかればいいとは思うが、せいぜい花の色の違いや花弁の数、立性かどうかといった違いであり、実ができる時期にはどれも同じに見える。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26モモの花の基部には、ごく短い軸がある。ウメやアンズの花にはこういう軸はない。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26薄桃色の花の中心の濃い紫色は、虫に蜜の在処を示す誘導路だろう。この桃の花だけ他の桃と違って雄蕊が太く、八重ではあるが、花弁の数が少ない。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26萼筒が丸く膨らんで、花弁がやや長い。これはコヒガンザクラの特徴ではあるが、コヒガンザクラだけの特徴でもない。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26この一本はこれだけほぼ満開状態に近いが、公園の沿道にあるソメイヨシノはいずれもまだ咲き始めである。しかも、花の色が少し濃い。ソメイヨシノと区別するために、分類ラベルを別に設けるしかない。さらに萼筒が丸いなどコヒガンザクラの特徴といくつか共通点があるというだけである。
ソメイヨシノの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26この木は、昨年も見てソメイヨシノと確かめている。この公園には複数の桜の種があり、通勤途中なので咲く時期がずれたり、各時期に異なる様相を示すのを継続的に観察することができる。しかし、桜には多数の栽培種があり、変種や個体差があり、今のところ自分にはただ別々の桜としか判らない。
ソメイヨシノの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26花を比べ、葉を比べ、果実ができるかどうか、できれば果実を比べ、そうしていつかは区別できるようになるかもしれない。
ソメイヨシノの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/27各地方にソメイヨシノが何分咲きか量るための基準木がある。選定は気象庁の気象台や測候所で、全部ではなく特定部位の花と蕾を目視で数え、8分咲き以上を満開とする。気象庁の標準木とは別に、各公園でも標準木に相当する木を設けることがある。選定は公園を管理する自治体や管理事務所、委託団体など様々で、この場合は目的も様々になる。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/27手前は様々なハナモモで、奥にはオオシマザクラが咲いている。写真を撮った瞬間を五感で受け止めても、次の瞬間には片端から溢れ落ちて色褪せていく。写真でも言葉でも、自分にさえも全てを伝えることはできない。
オオシマザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/27匂いがあり、温度があり、風もある。鳥のさえずりや人声、環境音は時々刻々と変わっていく。歩を進めれば、視野と共に光と影も変わり、色彩を変え、大きさを変え、表が裏になり、重なり合い、離れ合い、背景まで入れ替わる。自分の受け取り方ごと空気も変わる。
ウコンザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/27近づけば、花はなくとも花芽がある。花芽がなくとも葉芽があり、樹皮がある。違う色や形が見え、別の薫りが立ち昇り、触れれば感触が返ってくる。もう少し時が経てば、ウコンザクラの冬芽に花と葉が詰め込まれていたことも見えてくる。
ポプラの雄花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/27ポプラの高い枝先にあるのは雄花で、これは雄株である。花には既に赤みはない。写した時は、冬芽から若葉が伸びてきているのかと思っていた。
ポプラの雄花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/27若葉かと思い込んでいれば、花を見逃し、写真にもろくに映らないことになる。花が写っていると気づいたのは、5月になってからである。
オオシマザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/27ヤマザクラの萼筒は細く長い筒形で、花柄との落差も小さい。オオシマザクラは太い釣鐘型だが、区別が付くとは限らない。新葉の赤みも手掛かりにはなるが、オオシマザクラの葉も赤みを帯びることがある。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/28雨の朝。公園に人の姿はほとんどなく、運動場には誰もいない。シャッターを切ってから、去年もここで立ち止まったことを思い出した。去年の4月1日の雨の日、同じ構図で何歩か後ろから撮っている。知らず識らず、同じ状況下では同じ感覚となり、同じ行動と同じ思考をする。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/28雨の日は濃紅色の花が黒ずんで、もっと赤く見える。去年もまったく同じ思いでシャッターを押したのだろうか。何年も、あるいは何十年も同じパターンを繰り返す。それが日常ということかもしれない。
イロハモミジの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/28下向きのイロハモミジの赤い花に逆さに留まっているのは、ミドリキンバエのように見える。イロハモミジの花は開放型で、蜜腺は浅いところにある。口吻が短くても舐め取ることができるので、イロハモミジの花にはハチやアブ類よりハエ類の方が集まるかもしれない。
ソメイヨシノの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/28ソメイヨシノはクローンで、遺伝的には同一個体である。しかし、個体差はある。ソメイヨシノの1本だけに着目しても、枝によって開花する花数にはばらつきがあり、ひと枝だけが満開だったりする。人の一卵性双生児でも指紋は異なるそうである。
ソメイヨシノの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/31ソメイヨシノは公園西側の並木は2~3分咲きだが、東に折れて駐車場に至る通路の両側は満開である。日当たりの他に風通しも開花を促進するのだろう。
ドウダンツツジの花と蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/31ドウダンツツジは3月初め頃から開花して、春の間はずっと花を咲かせている。冬芽には葉と花が収められており、花の方から先に咲く先花後葉の傾向がある。ただし、写真のように同時的に展開することもある。
ウコンザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/31ウコンザクラの蕾はオオシマザクラの蕾とそっくり同じである。もっとも、若葉に赤みがあるのでヤマザクラにも似ている。
ウコンザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/31ウコンザクラの冬芽には葉と蕾が収められており、初めは鱗片が割れて緑色の葉が見えるが、花柄が伸びてくると蕾は桃色をしている。
ヤグルマギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/31ヤグルマギクは、蕾の鱗片の縁が裂けていることが最大の特徴である。白く突き出しているのは毛ではない。細かく裂けた鱗片が光の加減で白く見える。
エノキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/01エノキは雌雄同株で、雄花と両性花がある。葉の付け根に両性花が付き、雌蕊1つと雄蕊が4つある。頭が白く見えるのが雌蕊である。
カツラの雌花と果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/02ここに転勤してきてから、カツラの木は時々見上げていた。高い梢の先に冬芽は見えていた。しかし、次に見えてくるのは葉ばかりで、花は咲かないものと思っていた。ごく小さな花と出来たばかりの果実を見るためには、望遠レンズが必要であることに、この日初めて気がついた。
カラシナ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/03「菜の花」は、一般的には食用として栽培されるカラシナとアブラナ、セイヨウアブラナを指す。自分はつい最近まで見分けようとも思わなかった。名だけ知っていたり植物図鑑を見たりするだけでは、現実には区別できないものである。しかし、観察に慣れてしまうと一目で判るようになる。
ケヤキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/03経験を重ねて能力や技能を養い、構造的な認識ができてこないとなかなか見分けはつかない。ケヤキの花など気づきもしなかった。ただ歩く時に写真を撮るという思い付きが、世界を変えることになるとは思わなかった。
カツラの雌花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/03曇天の日の樹木の高枝は、自分の視力では小さな黒いシルエットにしか見えない。望遠レンズを使っても、コントラストやガンマ補正を加え、彩度を深くし、鮮明化してやっとカツラの花と判る。それでも、自分にとってカツラの花は、今年初めて見つけたものである。
カツラの雌花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/03ニュースを読むだけでは、技術の進歩も会話の役に立つだけである。情報や評判と共に自分も流されるだけでは日常は何も変わらない。しかし、木を見上げ、写真を撮り、自分でニュースを書いていると、身近なものが情報源となり、日常も変わり、自分もまた変化し続けることになる。
ウコンザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/04ようやくウコンザクラらしい黄色い蕾が確認できてきた。築山の麓から何本目の桜か憶えておかないと、花がなければオオシマザクラとほとんど区別がつかない。
ハナアブとイロハモミジの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/04イロハモミジの花に留まっていたハナアブを見つけ、急いでシャッターを押した。ホバリングしているハナアブが何とか確認できる。曇天か雨天では写真に収まらなかったかもしれない。花粉を運ぶのはハエ類が多いのかと思ったが、少なくともハナアブは来るようだ。
コヒガンザクラの花後 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/08コヒガンザクラは花弁が少し残っているだけで、ほとんど散っている。そして、若い実が少しずつ膨らんできている。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/08ウコンザクラとギョイコウの違いは、主に花の色彩の違いだが、花弁が厚く硬く、花弁が外側に反り返るのがギョイコウとする説もある。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/08ここではウコンザクラとしているが、花弁が黄色か緑色かといった違いは、花弁に含まれる葉緑体の量の差である。葉緑体が多いほど気孔も多く養分を運ぶ維管束も発達している。必然的に緑色に近いほうが、厚く構造的にも硬い。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/08写真のように、緑色が濃い花弁は厚みがあって反り返ったまま維持されている。一方、黄色い花弁は薄く柔らかいため反り返りが維持できない。しかし、どちらも同じ個体である。
シロヤマブキの花とハナアブ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/09蜜を求めてハナアブがシロヤマブキにやってきている。ハナアブかどうか確かめるために類似画像検索すると、ハナアブの他にスズメバチやマルハナバチといった画像も出てくる。ハナアブで検索すれば、まず人を刺すのか危険かといった質問が並ぶ。植物も毒かどうかといった質問が目に付くことがある。こうした情報が多く検索結果に挙がるほど、動植物を見ないまま危険と見做す人を増加させることになる。
アザレアの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/09ツツジには多数の園芸品種があり、アザレアは特に改良が進んだ品種群を指す。耐寒性が高く、他のツツジよりも早く咲き、開花期間も長い。また、鉢植えが基本なので、樹高が高くならない品種でもある。もちろんツツジでいいのだが、今のところ、そのぐらいの区別で写真を仕分けているだけである。
カツラの葉芽と雌花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/1030倍ズームでカツラの花が撮れる。しかし、写るのは雌花と実ばかりである。実ができるのだから雄花もあり、すぐ隣が雄木かもしれないが、他の木に阻まれて樹冠を捉えることができない。
ミツバツツジの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/10真上から撮れば3枚ずつの葉が判る。3枚とも同程度に成長するわけではなく、葉の大きさに多少ばらつきがある。外側の葉から順に大きくなっていくのだろう。ただ、ところどころに2枚や4枚のものもある。必ず3枚と決まっているわけではないらしい。
チューリップの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/11チューリップは中央アジアのステップや高原地帯を原産で、冬に雨が多く、夏に乾燥する土地に適応している。日本の気候は、それとは逆である。
チューリップの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/11花壇の植物は細かく人の手が入り、花後には撤去されることが多い。野生化するものもあるが、植物の観察というより人を観察するようなものである。
レンゲソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/11今年も公園にはレンゲが生えている。最初は植えたのだろうが、もはや毎年自然に生えてくるのかもしれない。ただ、今のところ周囲に広がってはいない。
レンゲソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/11昨年はもっと赤みがかった紫で、ピンク色に近い花だった。そのためか、類似画像検索ではタマザキクサフジの名が首位に挙がった。今年は赤みが少なく薄紫から濃紫の花である。機材の違いか、天候の違いか、あるいは、時間とともに色彩が変化するものなのかもしれない。
アザレアの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/11ツツジは英語圏では、rhododendron または azalea と称される。日本でいうアザレア(英語発音風にはアゼリア)は、英語圏では Belgian (Hybrid) Azalea として区別される。川崎駅前の地下街、アゼリアの名は公募で決定したもので、ツツジは川崎市の市花である。
アザレアの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/11ツツジ科の中では、葉には毛が多く柔らかく、丸葉より細葉が多く、たいてい先が尖っていない。サツキと同じぐらい小さな葉もあるが、サツキの雄蕊は5本と決まっていて、これは6本である。
セイヨウジュウニヒトエの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/11セイヨウジュウニヒトエが30センチほどに伸びている。この植物も地を這うように茎を伸ばしていく匍匐性で、たいてい群生する。除草跡にも生えるが、競争相手の少ない日陰にも生える。雑草は強いといった世間的イメージがあるが、全ての野生種は生存競争に晒されている。人が自然に還れなくなっただけである。
オオシマザクラの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/14オオシマザクラには若い実ができている。葉の付け根、葉柄にある赤い粒は蜜腺で、蟻を引き寄せ、害虫から実を守らせる。葉の鋸歯の先端にも蜜腺があり、若葉は鋸歯ばかりが目立ち、さらに鋸歯だけの茎もある。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/14ウコンザクラの花からは徐々に葉緑素が抜けて白くなり、中央から徐々に赤く染まってきている。しかし、まだ黄緑色の花もある。
ハボタンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/14ハボタンはヤセイカンランが原種で、観賞用にロゼッタ状の葉の形質と色彩に焦点を当てて品種改良されたものがハボタンである。
ハボタンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/14花の方は品種改良されなかったようで、食用に改良されたキャベツとそっくり同じである。
ミツカドネギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/14ミツカドネギの断面は三角形だが、横から撮っても稜が写るだけで、三角かどうかまでは判らない。
イロハモミジの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/16イロハモミジは2つずつ実を付ける。実は知っていても、片羽根づつで飛ぶと知っている者は少ない。真下に落ちているのは2つくっついたままの種子が多く、片羽根のものは風に乗って離れて落ちる。
セイヨウノコギリソウの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/16セイヨウノコギリソウはアキレア(ノコギリソウ)属で、本種のノコギリソウとの違いは、葉の分裂回数が1~2回多いことで、写真のものは主脈から左右に1回、さらにもう1回、計2回分裂している。
フジの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/16フジの花は前年より開花がやや遅かったが、そもそも前年の開花が例年よりかなり早かった。
パンジーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/17パンジーは古くから園芸用に品種改良されてきた人工的デザインの植物で、野生化したパンジーというものは見かけない。
パンジーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/17黄色は大抵の昆虫にとっては最も目立つ色彩で、植物にとって花の色は客引きのための誘導灯である。遠方の客を引き寄せるために薫りを飛ばし、中央の赤いストライプで蜜の在処へと引き寄せる。花は広告塔であり、土産に花粉を持たせるための戦略である。
カンシロギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/17美しい写真かどうか。そうした見方は広告に釣られるようなもので、現実が見えているわけではない。カンシロギクの白い花弁は何のためか、葉の形状が細いのは何故か。そうした事実を確かめるためには、感性ではなく理性を働かせる必要がある。
ハナモモの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/17桃は中国北部原産で、そこにはタクラマカン砂漠やマイナス20℃以下になる寒冷乾燥地帯がある。桃の産毛は、まず第一に、寒さや乾燥、紫外線からの保護のために編み出されたものである。
タブノキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/21GeminiとGoogle検索ではタブノキを風媒花と回答していたので、問い質すと、検索トップの方に挙がったサイトを参照したという答えである。やり取り後10分もしないうちに、新規検索や問い合わせでも虫媒花と表示するようになった。
タブノキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/21タブノキは雌雄同株で、自家受粉を避けるため雌性先熟といって先に雌花が発達し、雌蕊が退化すると雄蕊が発達する。長いのが雄蕊で、黄色いものは腺体と仮雄蕊である。腺体は芳香や粘液を出す器官で、仮雄蕊は花粉をもたない雄蕊のダミーである。なお、虫媒花とされていても風媒される場合もある。
ケープマーガレットの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/21個人宅の庭は写さないが、公園の花壇は写すことがある。最初は花壇の植物は写さなかった。栽培種は次々に新しいものが開発される。商品名か植物名か、ホッチキスかステープラーかといった混乱もあり、他の場所では見つからないことも多く、APG分類に相当する名がないこともある。
タチアオイの葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/225~6分で通り過ぎるような規模の公園でも、行き当たりばったりに写真を撮っていると、2年足らずで250種以上の動植物を仕分けることになる。
タチアオイの葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/22花だけ撮らず葉も撮れば葉芽も撮る。子供は集めたものを飽かず眺め、似たものを並べたり、足りない物を探し求めるもので、それが分類学の基礎だろう。基礎に言葉は必要がない。
ヒナギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/22ヒナギクの花は昨年の12月6日に撮っており、今日もまだ咲き始めの花もあれば、蕾もある。萎れた花はあるが、実らしきものは見つからない。
ヒナギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/22花を綺麗で片付ければ現実からは遠ざかる。ヒナギクやデージーという言葉で片付ければ現実を確かめなくなる。その場で五感で掴むことができるものが現実である。他人が撮った写真を見ても、それは現実ではない。
コウシンバラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/24初めモッコウバラと仕訳していたものの、半年ほど経ってから、モッコウバラには白や黄色しかないと知った。どうやら中国の園芸種コウシンバラの一種らしい。コウシンバラ(庚申薔薇)は、バラに四季咲き性をもたらした原種の一つである。
アヤメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/24ジャーマンアイリスにはブラシ状の毛(髭)が生えている。内花被片の天井の方にある花粉を昆虫の背に押し付け、零れた花粉を受け止めて腹に擦り付け、無闇な侵入を妨害して蜜の浪費を防ぎ、さらに雨水の侵入も弾いて防ぐ。毛が脚に引っかかって飛ぼうとすれば天井の花粉に当たり、雌蕊にも当たるようなサイズの昆虫相手かもしれない。
ハゴロモジャスミンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/242年前に初めて撮った時はフェンスの網に絡みついていた。ハゴロモジャスミンは半蔓性で、蔓性と木立性の中間的な性質を持つ。なお、黄緑色の蕾はスイカズラで、互いに絡み合っている。
スイカズラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/24スイカズラは筒状の合弁花で、合弁の下側に1裂、上の先が4裂して、5枚の花弁のように見える。雄蕊は5本、雌蕊は1本で、共に長く突き出している。
スイカズラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/24先が緑色なのが雌蕊。スイカズラの花は2対ずつ咲き、花筒の根本で繋がって見える。
ハゴロモジャスミンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/24ハゴロモジャスミンはジャスミンティーとしても飲まれるが、ヨーロッパでは主として観葉植物として栽培されているらしい。
カロライナジャスミンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/24カロライナジャスミンの名はジャスミンに似た薫りから付けられているが、リンドウ目の植物で、シソ目のソケイ(Jasminum)とは異なり見た目も違う。19年ほど前、2人がお茶にして飲んで入院した事例がある。たぶん薫りが弱いので多量に摂取したのだろう。
タマクルマバソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/25タマクルマバソウ(玉車葉草)の名は、車軸のような葉を付けるクルマバソウから来ており、花序が玉のような形状になることから付けられたものと思われる。
ツボサンゴの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/28ツボサンゴ(壺珊瑚)の名は、花序全体の形状が珊瑚に似ることから来ている。花柄が途中で分岐し、細長い苞葉があり、壺型の花片のように発達した5枚の萼片がある。花は壺の中である。
ポプラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/07ポプラの木はいつの間にか若葉を茂らせていた。花はいつ咲くのかと思って、以前の写真を見返すと、葉芽だと思っていたものが、雄花だったことに気がついた。ポプラの葉は花の後に発達するようである。
カンナの芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/09関東近辺で見られるものは原種のダンドクではなく、園芸種のハナカンナ(カンナ)である。
イイギリの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/12昨年5月23日、歩道に落ちた花でイイギリの木に気づいた。それから実が赤くなり、熟しきって黒ずんでいく11月末まで見ていたが、それきりすっかり忘れていた。
イイギリの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/12まだ蕾の状態で花は咲いていない。昨年と同じ条件なら後1週間もすれば咲くはずである。しかし、今年は気温がなかなか上がらず、ほとんどの植物は1週間は開花が遅かった。イイギリも同じだろうか。
ハナカザリゼリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/13ハナカザリゼリは、小さな花が多数集まった散形花序、しかも複数形花序を形成するが、最も外側の花弁が特に大きく発達して2裂する。
ハナカザリゼリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/13蕾の状態の時には真横を向いていたりするが、花が咲くとほぼ真上を向く。最も外側の花弁だけが発達するのは、最も外側の花柄の維管束、それも地面に近い側に、水分や養分、成長ホルモンが多く集まるということもある。
ヘビイチゴの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/14ヘビイチゴやヤブヘビイチゴの果実に昆虫が群がることはなく、たいていそのまま干からびて腐葉土とかしていく。
イヌバラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/14イヌバラの小葉は、葉柄の先頭に1枚、2枚ずつ向き合って4枚か6枚付く。専門的には奇数羽状複葉という。
イヌバラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/14イヌバラは中国でも狗薔薇と呼ばれ、おそらく和名は直訳だろう。ゲーテの野ばらはイヌバラとされているが、日本で野ばらと言えばノイバラのことである。
イヌバラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/14奇数羽状複葉で、多数の腺毛状の棘が茎や花柄にあるのがイヌバラの特徴である。ただし、日本で見られるイヌバラはほぼ園芸品種と言われる。
サラサウツギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/15サラサウツギの雌蕊は白く突き出ていて、3~4本ある。雄蕊は奥の方に長短10本の雄蕊がある。
キブシの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/15キブシの花の跡に形成される若い果実の先端には、雌蕊の花柱の形がそのまま突起として残っている。根本には枯れた花被片も残っている。
イイギリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/16イイギリの花には花弁がなく、萼が花弁のように変化している。萼がなく花弁のみの植物もあり、どちらか判断が付きかねる場合には「花被片」という便利な言葉がある。
サラサウツギの花のコフキゾウムシ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/16コフキゾウムシがサラサウツギの花弁を齧っている。サラサウツギの蜜を吸うのは、アオスジアゲハのようなアゲハチョウ科やハナアブやミツバチが知られている。
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/21横向きに咲く花の多くは、雄蕊や雌蕊が上向きに曲がっていて雌蕊の先が雄蕊より長い。この花では花粉が葯の内側に付く。これは昆虫が花冠の上から入って上から出るためである。
ハナカザリゼリの若い果実とホシハラビロヘリカメムシ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/22ハナカザリゼリの若い果実にたかっているのは、背の2つの黒い点が特長のホシハラビロヘリカメムシで、口吻を刺して汁を吸っている。果実の棘は防御でもあるはずだが、その上を行く生き物もいる。
ハナカザリゼリの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/22果実が栗のようなイガイガ状なのは、通りかかる動物や人の服にひっかかって種子を散布するためである。これを付着動物散布という。
セイヨウフウチョウソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/22花序は頂生の総状花序で、1つ1つの花柄は別々に茎から伸びている。花弁は4枚で、半円に並んでいる。この花は雄蕊6本、長い雌蕊が1本である。
スイレンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/23スイレンの一番外側には4枚の萼がある。萼の外側は緑に近い色だが、内側は花弁と似たような色である。
シモツケの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/23シモツケの花弁の付け根には、白っぽい丸い塊が輪状に並んでいる。これは蜜腺である。
タチアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/23タチアオイは雄性先熟で、花粉が散布された後に雌蕊の柱頭が雄蕊の筒から髭のように伸びてくる。
タチアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/23タチアオイの蕾は独特で、蕾が発達するにつれて茎を抱く苞葉も発達して蕾を抱くような形になる。
タチアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/23蕾が開けば萼とともに苞葉も開き、二重の萼のように見える。花が開くと「副萼」とか「小苞」といった呼び方をするようになるが、元々は「苞葉」で同じものである。専門的呼び分けが煩雑さを産み、理解の妨げになることもある。
スカシユリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/02スカシユリ(透百合)は、花被片の付け根付近に隙間がある。スカシユリ系のユリの花は上向きに咲くため、雨水を逃がす必要がある。
スカシユリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/02スカシユリにはほとんど薫りがない。その代わり、上向きに大きな花を咲かせる。これは、ミツバチやアゲハ、ガ、甲虫類など、上空から飛来する様々な昆虫の目に入りやすく、留まりやすくする戦略である。
ハナアロエの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/02ハナアロエは南アフリカ原産で、主としてミツバチが花粉を媒介する。ここでは、ハチやチョウ、甲虫なども媒介者となる。
ハナアロエの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/02黄色い毛は、雄しべの柄の部分(花糸)から生えている。これによって目立ちもするし、花粉の塊のように見えもするが、花粉媒介者の足場ともなる。たぶん、蜜の乾燥や流出を防いだり、雨を弾いて花粉が流れるのを防ぎ、アリなどの花粉泥棒を寄せ付けない効果もあるのだろう。
スイレンの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/04スイレンの花は朝に咲き、夕方には閉じる。1つの花は3日~5日ぐらいの寿命である。
ハクモクレンの花後 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/04花後の花柱の状態ではある。実は、コブシの果実は見たことがあるが、モクレンやハクモクレンの熟した果実はまだ見たことがない。
ナンテンの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/04花弁の基部にあるナンテンの萼はごく小さく、薄く緑がかった白である。花弁は6枚、雄蕊も6本、中央に雌蕊がある。
ハアザミの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/05花の上を覆っているものは萼片で、その下の白く突き出た部分も萼の一種と見なす人もいる。内側の筒状に見えるものが花であり、その中に雄蕊や雌蕊がある。
タイマツバナ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/06タイマツバナの花弁が開く直前は、筒状で毛が目立つ。花弁は、下から順に、あるいは一斉に伸びていく。
ムラサキバレンギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/09蕾が開いたばかりのムラサキバレンギクは、舌状花がまだ短く、筒状に丸まった黄緑色である。舌状花の数よりも、その基部にある萼(総苞片)の数のほうが遥かに多い。
スイレンとウシガエル (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/16スイレンの葉には、ウシガエルが乗っても沈まないほどの浮力がある。表面張力もあるが、葉の内部には空気を溜め込む隙間(通気組織)がたくさんあり、浮き輪のようなものである。その上、葉の裏側には放射状に太い葉脈が傘の骨組みのように張られてもいる。
セイヨウフウチョウソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/16小さな昆虫では、長い雌しべはすり抜けて他家受粉の機会が減るようにも思われる。しかし、セイヨウフウチョウソウの場合は、雄しべが先に成長し、その後で雌しべがより長く成長し始め、その際に雄しべの花粉が雌しべに付く。つまりは、自家受粉でも他家受粉でも子孫を残せるように進化したようである。
ヤナギハナガサの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/17ヤナギハナガサは南アメリカ原産。全国的に野生化しているそうだが、アレチハナガサはよく見かけるが、ヤナギハナガサの方は公園以外ではまだ見たことはない。
カンナの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/17カンナの花弁に見えるものは雄しべが変化したもので、外側下方の細長く黄色いものが花弁である。実際に機能する雄しべと雌しべは中央にある。
カンナの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/17左側の全体に白っぽく平たい突起が、雄しべの半分で、細長い葯が付いている。雄しべの残り半分は花弁状に大きく広がっている。これを仮雄蕊という。右側の花と同じ色のヘラ状の突起が雌しべ(花柱)で、先が粘着質になっていて少し花粉が付いているようである。
ナンキンハゼの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/06/24ナンキンハゼの花穂の先は、ほぼ花粉の塊の雄花で埋め尽くされている。雄花の基部に蜜腺がある。
オオセンナリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/10ナス科オオセンナリ属オオセンナリはペルー原産の帰化植物である。もっとも、自分の行動範囲で野生化しているものは見たことがない。東北から北海道にかけて野生化しているようである。したがって、これはオオセンナリではなく園芸品種のクロホオズキとして植えられているものだろう。
オオセンナリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/10朝顔に似た花を咲かせるらしいが、どうやら昼間に咲くらしく、朝夕に見かけるのは、咲く前か萎んだ後ばかりである。
ツバキの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/23ツバキの実は若くても熟しても硬い。今のところ、鳥が啄いているのは見たことがない。割れて種子が露出しても、たいていそのままになっている。
キキョウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/23キキョウの花の雌蕊の先は、まだ開いていない。キキョウは雄性先熟といって、先に花粉を出して雄蕊が枯れてから、雌蕊の先が5つに開く。そうすることで、自家受粉を避け、他の花の花粉を受け入れる仕組みになっている。
ナンキンハゼの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/24先端に雌しべの残滓が残るナンキンハゼの若い果実。雌しべの花柱の先端は3つに分かれている。
セイヨウフウチョウソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/24セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)は、中国名では「酔蝶花」と呼ばれる。一日のうちに、花の色が白っぽく変化していく様子に由来している。
ミソハギの花のシロスジヒゲナガハナバチ♀ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/24ミソハギの蜜を吸っているのは、シロスジヒゲナガハナバチらしいが、以前はハラナガツチバチとしていた。自分は写真を仕訳する時に、初めてのものは取り敢えずGoogleレンズの結果で記録しておく。何度か写真を見直したり、ネット上の様々な映像と見比べたりするうちに、ようやく違いが分かってくる。
ミソハギの花のシロスジヒゲナガハナバチ♀ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/24写真を撮って初めて気づくことは無数にある。動植物の識別に限らないが、現実を見直して認知パターンを更新しなければ、「ハチ」の像は固まったままである。現実に想像を被せてしまえば、見えるはずのものも見えなくなる。
フジの狂い咲き (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/24公園の藤棚の数本の枝だけ花枝と化して、蕾を並べていた。
オオセンナリの蕾と果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/29オオセンナリとクロホオズキの違いは、茎や葉に黒紫色の斑紋や点状の突起が出てくるそうだが、それほど明確とは思えない。そもそも園芸品種というよりは変種に近いのだろう。上は蕾、下は葉ではなく果実である。
フジの狂い咲き (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/07/30夏のフジの狂い咲きは初めて見たが、ニュースになるほど珍しいというわけではなく、webで調べてみると、昨年も何件かSNSなどで報告されている。
アカボシゴマダラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/08地面の上で蛍光イエローの口吻を緩ませているが、地面は乾いている。口吻は2本が組み合っていて、緩むと解けて広がって見える。蝶類は吸水することもあるが、これは逆に給水だろう。口吻の老廃物などを排出して掃除しているところである。地面からミネラル分を吸収することもあるが、多少は湿っていないと無理である。
アカボシゴマダラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/08アカボシゴマダラは、ナミアゲハの次によく見かけるアゲハチョウとなっている。この公園にも例外になく食草であるエノキが何本もあり、そのうち幼虫や蛹にも出食わすことになるだろう。
イヌムギのツマグロヒョウモン♂ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/08この公園では初めて見たが、ツマグロヒョウモンの食草であるスミレ類、パンジーやビオラが多く植えられているので、ここで育っていたとしても不思議はない。
ケイトウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/15鶏頭の隙間から覗くものが花の本体のようで、下の方には黒い種子ができているように見える。
ケイトウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/15ケイトウの花の最も目立つトサカ部分は、花ではなく茎が変化したものである。本当の花は、その下や隙間にあり、雄しべや雌しべを伸ばしている。茎が変化して平たく帯化(たいか)したトサカは、花托と呼ぶべき部分である。
チュウゴクアミガサハゴロモ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/21チュウゴクアミガサハゴロモ(中国編笠羽衣)は、東南アジアから中国原産の昆虫で、日本では2017年頃に大阪府で初めて確認され、現在では関東を含め、西日本全域に分布が拡大している。広食性で、様々な植物の汁を食物とし、その排泄物によってスス病を発生させるなど、農業害虫として警戒されている。
シマスズメノヒエのヤマトシジミ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/22翅の裏側では雌雄の判別は付きにくいが、たぶん腹の膨らみ具合と尻の先の閉じた形状から、ヤマトシジミのメスだと思われる。ヤマトシジミの成虫の寿命は1週間から10日ほどで、冬を越すのは幼虫の時期である。年に5~6回ほどは発生して種を繋いでいる。
クササンタンカの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/22クササンタンカの花の中央には白い綿毛が密生しており、雄しべが埋もれている。この細かな毛が蜜の乾燥を防ぐと共に、小さな虫の侵入も防ぐ。さらに、ストロー状の口吻を持つチョウ類のみを相手にするという構造と仕組みである。
コミスジ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/25コミスジは羽を畳むこともあるが、静止している時はほとんど羽を広げている。そのため、ガと見間違えることがある。
コミスジ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/25コミスジの羽の白黒の配色は、自然の中ではあまり目立たない。飛び方も滑空と羽ばたきを繰り返すので他のチョウより目立たない。
ジガバチ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/29地上を歩行するジガバチを見るのは、たぶん初めてである。町なかの公園という環境を考慮すれば、おそらくサトジガバチかと思われる。
ジガバチ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/08/29蓋にしていた土の塊を顎で除けて、巣穴に潜り込んでいく。つまり、メスということである。穴に潜ったのは数秒ほどで、再び蓋をして飛び去った。
ワタの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/01身の回りの生き物を撮り始めて3年以上が過ぎている。日頃から通り過ぎる公園に、それでもまだ初めて目にする植物がある。
ワタの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/015枚の花弁。淡い黄色と濃い赤の蜜標。横向きの花。3裂か5裂の葉。帰ってから写真を類似画像検索にかけると、和綿(インドワタ)らしい。もちろん、言葉としては知っており、製品としての綿も知っている。しかし、生きたワタは初めて見る。
オオセンナリの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/08オオセンナリの葉は全て落葉して、果実とそれを包む萼が残った。黒ずんだものもある。クロホオズキという名称は、たぶんここから来ているのだろう。萼だけ残ったものもあるだろうが、球形の果実が透けて見えるものもある。
ワタ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/08深く5裂している葉とは別に、基部が赤紫の膨らみが分岐している。これは蕾である。
アナベルの若い装飾花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/17アナベルは、装飾花である萼の葉緑素が次第に分解されることで白く変わっていく。葉緑素がなくなると、萼内の小さな気泡が光を乱反射するため、白い花に見えるようになる。
クササンタンカの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/17英語では白い花筒をwhite throat(白い喉)と表現したりする。つまり、花を立体的に、変形した身体(の一部)と捉える傾向がある。それに対して日本人は、花弁を輪郭や髪の毛に見立てて中央に目・鼻・口を描いて笑顔にしたりする。花の家紋も上や真横から平面的に捉えた意匠で、自然との向き合い方が異なっている。
コミスジ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/18コミスジの羽を水平に広げた留まり方も、その配色も昼行性の毒蛾(キンモンガ)に似ている。つまり、飛び方や配色も含めて、コミスジの生存戦略となっている。
クヌギのツマキシャチホコの幼虫 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/19一見、毒針を持っているような赤と黒の配色だが、人間には無害だそうである。ツマキシャチホコの幼虫はブナ科の植物の葉を好んで食べる。他の木にもいるかと思って見渡してみたが、ここ一点だけに集中して発生していた。
マツバハルシャギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/22マツバハルシャギクの葉は、その名の通り松葉のように細く、1本1本が独立している。ハルシャギクの方も同様に細い葉だが、一つの葉が羽状になった複葉である。
センニチコウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/22センニチコウ(千日紅)の中でも、これはファイヤーワークスという品種で、花火が弾けたような花が咲く。
アナベルの若い装飾花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/24アナベルの装飾花、つまり萼には他のアジサイのようにアントシアニンという色素がない。このため、葉緑素が分解されていくと、光が当たると小さな気泡の光の乱反射で白く見える。多少は葉緑素が残るため、光があまり当たらないところは薄い緑に見える。
ツルフジバカマの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/24この公園で初めて見たツルフジバカマだが、昨年は一箇所に何本かしか生えていなかった。今年は1~2本の茎にしか花が見えない。
ワタ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/25ワタの葉は互生するが、蕾は葉柄にごく近い場所、葉腋にある腋芽から発生分岐する。
ワタ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/25蕾は「苞」に包まれて保護されている。苞は、副萼とも呼ばれ、萼は副萼の内側にある。ただ、苞が大きいため、花が咲いても萼は見えにくい。
ワタ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/25受粉すると、花は苞に包まれるように引っ込んでいく。花弁の先端は薄桃色に変わっている。これは、目立つ色彩から、種子の形成を保護するため、紫外線避けのアントシアニンが合成されているためだろう。
ツルマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/26ツルマメを品種改良で茎を太く直立させ、種子を大きくしたものが現在の大豆である。
ツルマメの花と若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/26ヌスビトハギの鞘と似ているが、ツルマメの鞘はひっつかない。自力で種を飛ばすようだ。
ツルマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/26縄文時代の三内丸山遺跡などから、ツルマメの種子が出土しており、食用とされていたことが判明している。
ツルマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/26写真では花が大きく見えるが、レンズをくっつけるようにして接写している。花の径は大きめのものでも8mm程度である。
ツルマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/26ツルマメの蔓は、真上から見て反時計回りの左巻きである。最近では、ネジを基準にして右巻きとしたりするが、逆に切ったネジも存在する。時計基準なら世界中どこでも共通である。9割の蔓性植物は左巻きだそうだが、それは、起源が北半球(あるいは南半球)で、太陽光の移動方向が逆だったということではなかろうか。
アジサイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/26何十株とも知れないセイヨウアジサイの植栽の中に、3つだけ、花が咲いていた。半径1メートル程度の範囲でしかないが、これから色づきそうなものもある。
アジサイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/26コブシの狂い咲きと同様、猛暑の夏が一旦緩み、再び暑さが戻った過程で生じた誤作動だろうか。それとも剪定時期を誤ったのだろうか。この時期に咲くアジサイは初めて見たが、二季咲きの品種というのもあるらしい。
アジサイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/26咲いているのは、古く茶色に木質化した枝から伸びた新枝の先のみで、他の枝に花はない。来年の秋にも咲くかどうかが二季咲きの決定稿ではあるが、今のところほんの数株に一つずつしか咲いていない。たぶん、狂い咲きなのだろう。
ツルフジバカマの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/26ツルフジバカマの周囲はほとんどアレチヌスビトハギばかりで、ツルフジバカマは明らかに劣性である。
ワタの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/29ワタは熱帯~亜熱帯地域が原産で、元々は多年草である。ただし、日本の冬は越すことができず、春捲きして秋に収穫する一年生として栽培される。
ワタの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/293裂の葉の株には、果実が形成されていた。綿毛は、種子から直接吹き出るようで、種子は綿の中に包まれている。
ワタの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/29弾けたワタの果実の隣には、若い果実がある。膨らみ始めた果実を包むように副萼が囲い、保護するように萼が閉じている。この状態をコットンボールと呼ぶ。
ワタの若い果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/09/30先端に雌しべの頭が出ている弾ける寸前の果実。4方向に裂ける。
ワタの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/10/09ワタの花は咲き始めは白く、翌日にはピンク色になって萎んでいる。
ホウキギの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/10/15ホウキギは、枝が先に赤くなり、やがて果実を包む花被も枝と同じ色に変わっていく。葉はもう少し遅れて赤くなる。
ワタの除草跡 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/10/16多くの公園では、鑑賞のために植物を植えている。そのため、花期が終われば花柄摘みをしたり、花壇から抜き取られて、新たな季節の植物が植えられたりする。このワタも、除草されたと表現するよりは、役目を終えて処分したということだろう。
のらぼう菜 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/10/17のらぼう菜というのは聞いたことがなかったが、セイヨウアブラナ系統の野菜で、主要な産地は西多摩地方や川崎市多摩区、埼玉の比企郡である。
コサギ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/10/29全身が白く、嘴が黒く、足の指が黄色い。これが最も単純なコサギの見分け方である。ダイサギと比べて小さいといった大きさは相対的なもので、日頃から実測と目測の違いを繰り返し確かめていても、比較対象がなければ誤りやすい。ただ、観察を続けていると、様々な認知パターンが一瞬で結びついてコサギだと判るものである。
ナンキンハゼの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/11/11この公園には、ナンキンハゼが10数本植樹されている。2015年に生態系被害防止外来種に指定されて以来、ナンキンハゼが植えられることは少なくなってきており、伐採されるケースも増えているらしい。自分が目にするのもこの公園と平和の森公園だけである。
センダンの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/12/05見慣れぬ果実が落ちていた。直径2センチもない。少し乾燥して皺が寄っているが、果肉と分離した薄皮は指で押すと凹み、離せば元通りになる。
センダンの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/12/05見上げると、5メートルほど上の枝に、黄色から緑色の果実が鈴なりになっていた。
センダンの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/12/05朝夕の通勤・帰宅時に、この公園を通るようになってから1年以上経つが、センダンの木があることに初めて気がついた。
センダンの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/12/05センダンは、自分にとってはまだ馴染みが薄い。名は知ってはいても、そもそも名だけでは識別の役に立たない。言葉と実物は別物で、実物と紐づけて名前を覚える必然性もない。よく見かけて知っている人の名を知らないということもあり、その逆もある。言葉自体に意味があるわけではない。
センダン (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/12/10センダンの、特に若い樹皮には白い皮目(ひもく)がたくさんついている。樹木は樹皮でも呼吸や蒸散を行っているが、センダンは年に1メートルから数メートル成長する早生樹である。必要なエネルギー交換のため、センダンは特に皮目が多く、密集して目立つことになる。
センダン (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/12/10センダンの葉柄。葉柄には芽がなく、枝と区別できる。複数の葉に見えるが、発生的には1枚の葉であり、羽状に分かれた小葉である。落葉する時には、たいてい葉柄単位で落ちる。
センダンの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/12/10センダンの葉は2~3回奇数羽状複葉で、羽状に分岐した1枚の葉である。枝から伸びた葉柄は、羽状に2~3回分岐を繰り返す。終端には小葉が1枚、左右に2枚ずつ小葉が付き、全体として「奇数」枚の小葉が付くことになる。
イイギリの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/12/12果実にはポリフェノールやビタミンEなども豊富に含まれる。種子と果肉には油分も多く、中国では熟した実を絞って高級な食用油(山桐子油)として販売している。
ナンキンハゼのシジュウカラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/12/25シジュウカラはナンキンハゼの白い実を食べるようである。ナンキンハゼの実は蝋質だが、脂肪分が豊富である。冬場は特に高カロリーなエネルギー源として、種子の回りの白い部分を嘴で削り取るようにして口にする。
氷の張ったビオトープ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/01/08この日の6時、川崎市幸区では気温0.9度まで下がった。
ウメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/01/08この公園を通勤で通るようになってから2年と半年ほどに過ぎないが、今年初めてウメの花を見たのは、ここ川崎市幸区ということになった。まだ、数輪しか咲いていないので昨日あたりから咲き始めたのだろう。例年よりは早いようである。
霜柱 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/01/09木の根元の温みで崩れ始めている霜柱。川崎市幸区の朝8時。気温3.2℃。湿度33%。北西の風2.5m/s。
【川崎市大気データ】で、1時間毎の様々な測定値を調べることができる。幸区のデータは、幸測定局(幸スポーツセンター内)で常時監視しているそうである。
オオシマザクラの倒木 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/01/13連休中に強風があったのか、駅前にあるニオイヒバの大きな植木鉢が倒れており、公園に来てみるとオオシマザクラの1本が倒木して遊歩道を塞いでいた。まだ何の注意掲示もないので、倒れたのは昨夜のことだろうが、既に散歩者が多い時間帯でもあり、通報はされているだろう。
オオシマザクラの倒木 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/01/13オオシマザクラは根本から倒壊しており、断面を見るとスポンジ状になっている。一昨年、2本隣のオオシマザクラが「腐朽や成長不良による倒木の危険性があるため」撤去されたが、その切株は今も残っている。もっとも、このような腐朽はなかった。
オオシマザクラの倒木 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/01/13幹の縦割れ状態から、上の方まで菌類などによる侵食が進んでいたことも判る。なお、このオオシマザクラは、帰りには跡形もなく撤去されていた。
ウメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/01/141月8日に数個の花を咲かせていたウメは満開となり、近くの別のウメも3分咲きになった。もはや川崎でも横浜でも開花が始まっている。
ジョウビタキ♀ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/01/23珍しい鳥がいると思って何枚か撮ったが、手前の枝にピントが合ってしまう。逃げぬうちにと、動画に切り替えた。
ジョウビタキ♀ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/01/23撮った後で、ジョウビタキの雌と確認した。ジョウビタキを目撃したのは3度目で、横浜で見かけてから6日後、新川崎駅から700メートルほどの街中の公園である。撮ったのは珍しいからで、知らないからこそ目に映ったのだろう。書物の知識と自分の経験知とは別物である。
センダンの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/02既にセンダンの果実はほとんど白くなっている。もう一本のセンダンより、この木の方が樹高が低い。花期は初夏、5月頃だそうである。
センダンの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/02センダンの果実は、1800年代辺りからアメリカで、クリスマスリースなどドライフラワーの装飾に使われていたようである。現代の日本でも、センダンの青い実や白い実が手作り用部材やドライフラワー飾り物として流通している。
オオシマザクラの切株 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/02一昨年6月ごろ、樹木撤去のお知らせとして「腐朽や成長不良による倒木の危険性が認められたため」除伐されたオオシマザクラの切株である。この付近では、幸区役所道路公園センターが街路樹や公園樹などの維持管理を一括して担当している。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/04気温3.8℃。昨年は2月21日にカワヅザクラの開花に気づいた。今年は2月4日。日付としては早いが、カレンダーに沿って気候が変動するわけではない。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/04今年は1月13日~18日頃にかけて、3月並みの最高気温15℃前後まで上がった。それで、冬芽が一気に膨らみ、立春の2月4日に開花したということだろう。
アオサギ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/04日没後の帰り道、枯葉を踏みしめる微かな音でビオトープを覗くと、大きな陰が動いていた。ほとんどシルエットしか見えなかったが、サギ類とだけは見当が付いた。帰ってから写真の明るさを調整すると、アオサギである。自然の写真を撮り始めてから、自分の視力と共に聴力までもが鋭敏になってきている気がする。
カラタチの除伐 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/05果実が全て落ちてから1週間ほど経って、カラタチは剪定されていた。除伐や植替えの跡を見つけると、改めて、管理者がいるということを思い出す。つまり、人がいなければ、ここにカラタチがあるはずもなく、アズマネザサが生えてくることもなかったかもしれない。
カラタチの除伐 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/05この辺りの公園は、旧国鉄の新鶴見操車場の跡地に造られた。見えているものは、造園技術と市民の園芸活動の集積ではある。しかし、環境や生態系を完全に制御したり、人の居住空間と線引きしたりすることは不可能で、相互に干渉し合う境界は絶えず変化し、見定めることはできない。
ヒトツバマメの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/06マメ科の植物にはたいてい複数の小葉があるが、ヒトツバマメ(一ツ葉豆)は、小葉に分かれない1枚の単葉を持つ。その花には微かに甘い香りがあり、和菓子のような造形と質感と色彩がある。しかし、これは擬人化表現というものだろう。和菓子の方が自然に寄せて創られている。
ローズマリーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/06ローズマリーの和名のマンネンロウ(万年朗または万年蝋)は、マンネンコウ(万年香)から転じたという説がある。冬は他に咲いている花が少ないためか、特に薫る。
ローズマリーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/06マンネンロウは文政年間に中国を経て日本に持ち込まれた(東邦大学薬学部)という。ただ、本格的な栽培は、農家の副業として第一次世界大戦以降に始まったようである。当初は薬用や観賞用としてであり、肉の臭み消しのような使われ方は、洋食が広まってきた近年のことである。
氷の張るビオトープ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/09ビオトープは全面凍結しており、土や植物の上には多少雪が残っている。
雪景色 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/09時おり風に吹かれて樹上から粉雪が舞い落ちてくるが、土は乾いていて滑りもしない。1月はほとんど雨が降らなかったので、久しぶりの降水ということになる。
オオシマザクラの冬芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/10この冬芽の中には花や葉が格納されている。桜の冬芽の中では、オオシマザクラ、ヤマザクラ、カンヒザクラには、ほとんど産毛が見られない。
カワヅザクラのヒヨドリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/10ヒヨドリもムクドリも同じ数ほどこの公園にいるが、ヒヨドリは樹上で花の蜜を吸い、ムクドリはもっばら土の上で虫やミミズなどを漁る。そのため、この時期にはヒヨドリの姿の方が目立つ。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/12カワヅザクラもソメイヨシノと同様に、接ぎ木などで増やされたクローンである。つまり、発見時の1955年から数えて71年目にあたる。ソメイヨシノも80年ぐらいが寿命と言われており、カワヅザクラ原木も樹勢の衰えが見られるそうである。
のらぼう菜の花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/12アブラナ科は一般に交雑しやすく、したがって、アブラナとセイヨウアブラナを明確に区別出来ないことがある。しかし、のらぼう菜は他のアブラナ属と交雑しにくいため、古くから種を自家採種して維持されてきたという。他のアブラナ属の染色体数はn=10だが、のらぼう菜はn=19なので、そもそも交雑できない。
のらぼう菜の花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/12花より高い位置に蕾の塊が出来るのが、セイヨウアブラナの特徴である。アブラナの蕾は花に埋もれているか同じぐらいの高さである。
のらぼう菜の蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/12上の方の葉が茎をぐるりと巻き込むように付くのもセイヨウアブラナの特徴と言われるが、これは決定打というわけではない。
のらぼう菜 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/12のらぼう菜は寒さに非常に強く、天明・天保の大飢饉の際には人々を飢餓から救ったという記録が東京都あきる野市周辺に残っている。
ムクドリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/13この公園でもムクドリはよく見かけるが、これはつがいだろう。3月あたりから繁殖期を迎えるはずである。並んでいないと見分けにくいが、手前の色が濃いほうがオスで、奥の色が薄いほうがメスである。
ムクドリ♂ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/13ムクドリのオスは、全体的に色が濃い。特に、頭部から喉にかけての黒色が目立つ。
アカシデの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/1730倍ズーム。拡大して、ようやくアカシデの雄花の蕾だと判る。雌花は枝先にあり、まだ冬芽の状態である。
カワヅザクラのヒヨドリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/17カワヅザクラの蜜を舐め取るヒヨドリ。桜は虫媒花でもあるが、昆虫の少ない寒い時期にはほぼ鳥媒花である。ただし、桜はほぼ自家不結実性で、しかも、カワヅザクラは早咲きのクローンなので、他種の早咲き桜が近くにないと結実の機会がない。実をつけたカワヅザクラは、まだ見ない。
カワヅザクラの花と葉 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/18早めに咲いていたカワヅザクラには葉も開きはじめている。まず花柄が伸びて蕾が開き、やや遅れて葉が開く傾向がある。もっとも、花だけ咲いているのは初めのうちだけである。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/18カワヅザクラの冬芽には2~4個の花が入っており、葉も格納されている混芽もあり、花だけの花芽もある。特に成長中の枝の先端は、葉だけの葉芽が多い。
センダンの幹の剥離 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/18センダンの2本の樹皮が擦れて1メートル以上剥ぎ取られていた。右にはクヌギらしき枝が纏まっているが、これはオウバイモドキを伝わせるドームである。自然な倒木かもしれないし、隣接したセンダン同士が風で煽られて擦れ合ったのかもしれない。あるいは、除伐作業時に何かが擦れたか。何とも言えない。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/24この2本は、日照時間か栄養の差で、比較的早く咲き始め、花が密集している。八重のように見えても、カワヅザクラの花はクローンであり、そもそも一重咲きである。たまに何らかの影響で雄蕊が花弁に変わって、八重のようになることもあるが、全部の花が八重になることはない。
シジュウカラ♂の配偶者争い (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/24シジュウカラの2羽が地上で突然争い始めた。一方が他方を組み伏せると、数秒ほど団子状態で静止する。
シジュウカラ♂の配偶者争い (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/24空中で縄張り争いしているのはたまに見かけるが、地上での取っ組み合いは初めてである。
シジュウカラ♂の配偶者争い (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/242羽とも鋭い鳴き声を上げ、爪と嘴で掴み合って上になり下になる。やがて2羽とも飛び立って、地上からナンキンハゼの枝に場所を変えた。やがて、一方だけがメスのいるオオシマザクラの枝に舞い戻った。決着が付いたのだろう。気づいてから1分程度のことで、撮れた映像はこれだけである。
ハナモモの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/25周囲に植樹されている他のハナモモは、まだ冬芽の状態である。纏まって植えてあり、大して環境条件に差はない。色違いの品種が植わっているので、早咲きのものなのだろう。
ドバトの水浴び (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/25久々の纏まった雨でできた水溜りに、ドバトが集まっていた。翼を片方だけ立てているドバトは、雨を羽の内側まで浴びようとしているらしい。向こう側に真新しい1枚羽が落ちている。自分で抜いたのだろう。
ドバトの水浴び (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/25奥のドバトは、グレーチング蓋をブラシか櫛代わりにしている。まだ抜けきらない羽があるのか、よほど羽が汚れているのか、あるいは、寄生虫でもいるのかもしれない。
ハナモモの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/26さいわいふるさと公園の中でも、「花ももの丘」と名付けられた場所には、20本ほどのハナモモが植樹されており、1本だけ蕾が膨らんできた木は、樹高4メートルほどで最も高い。
ハナモモの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/26この公園には別の場所にもハナモモの10本ほどの並木があるが、この木が最も開花が早い。この木は丘の端にあるので風通しもよく、日照時間も長い。それに早咲き品種でもあるのだろう。写真を見返すと、昨年も一昨年も2月に蕾を膨らませ、3月初めの週には花開いていた。
カワヅザクラの托葉 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/02/27カワヅザクラも葉のほうが目立ってくると、葉の付け根あたりに、赤い托葉が確認できるようになる。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/03カワヅザクラの鞭のように細いひこばえの先に、葉があり花が咲いている。カワヅザクラは1955年発見された原木のクローンであり、ひこばえの発生は新しくとも、組織としては成熟した71歳である。ソメイヨシノなら、細胞レベルの年齢は170歳前後ということになるだろう。
ポプラの雄の蕾と葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/04地元にもポプラの木が植えてあるところがあるが、平日の朝夕には通らない。そして、休日にはすっかりポプラのことなど忘れてしまう。こう書いておけば、次の休日か、その次ぐらいには思い出すかもしれない。
ポプラの雄の蕾と葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/04ポプラの一種、セイヨウハコヤナギが自然に生えているような場所は、自分の行動範囲にはない。乾燥や暑さには弱いのだろう。
コナラの芽吹き (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/04芽鱗の色が濃く、新芽が細かい毛に覆われて白っぽく見えるのがコナラの特徴である。若葉にも既に独特の鋸歯が見て取れる。
コナラの芽吹き (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/04昨年の枯葉が残っている枝もある。芽鱗の色は枯葉と同じぐらいの赤茶色である。
コナラの芽吹き (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/04太い枝に点々と白く残るのは、芽や葉が落ちた跡である。半円形をしている。
ソメイヨシノの冬芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/05ソメイヨシノの冬芽や枝が白っぽいのは、産毛が生えているためである。産毛は寒さや乾燥などを防ぐためのもので、比較的温暖で湿気のある伊豆諸島生まれのオオシマザクラの形質より、エドヒガンの形質の方が多く顕れているということである。
コナラの芽吹き (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/05コナラの芽には、葉芽と花芽、それに花も蕾も入った混芽の3つの型がある。枝の先端の方はもっぱら混芽らしい。混芽は葉と雄花がほぼ同時に展開しはじめているが、枝の側面には花芽もあり、雄花だけが展開している芽もある。
オオシマザクラの冬芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/05温暖で湿潤な海辺の土地が原産なので、オオシマザクラは冬芽や枝を産毛で覆う必要は生じなかった。もっとも、まったく無毛ということではない。
カルガモのつがい (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/05毎年この小さなビオトープでカルガモのつがいを見かける。雛を見ることはないが、何日かはここで過ごす。動物園などでは15~20年ほど生きるらしいが、野生のものは2~5年ほどと見られている。昨年と同じつがいである可能性は十分にある。コイもおらず、カラス以外の天敵はほぼおらず、見つけにくい場所ではある。
ポプラの雄花の蕾と葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/05通勤経路にあるポプラの木はこれ1本なので、毎日でなくとも、何度も同じ木を見ることになる。そうすると、定点観測のように段々と細かい点に気づくことになる。もっとも、写真も撮らず、観察もせず、単に通り過ぎるだけでは存在にすら気づかない。自分も、ポプラと言えば、いまだに北大のポプラ並木が思い浮かぶ。
ポプラの雄花の蕾と葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/05ポプラの枝が白いのは、何か必然的な理由があるのだろう。撮る時にはそう思っても、通り過ぎればやがて忘れてしまう。何度かそう思い、他の木の樹皮との違いが積み重なって、ようやく一つの答えが見えてくる。そのうち書いておこうと思っても、それすら忘れてしまう。見えるものは、ポプラだけではない。
ポプラの雄花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/1060倍ズームでやっと映る程度だが、雄花の花穂には赤みがある。これは鱗片の色だろう。そのうちには、花粉の黄色みの方が増してくるのだろう。
ケヤキのシジュウカラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/11花を展開し始めたケヤキの冬芽をシジュウカラが啄いている。柔らかな蕾には糖質やでんぷん質、脂質が凝縮されている。丸ごと食べてしまうようである。
ケヤキのメジロ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/11同じケヤキの木には、少し離れた高い枝にメジロもいた。メジロは、シジュウカラのように蕾を丸ごと食べるのではなく、蜜を吸い出すため高枝の展開し始めた蕾を狙う。
ケヤキのメジロ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/11メジロも雑食性で、昆虫や蜘蛛類も食べる。ただ、概して花の蜜や果汁などの糖分を主食としている。シジュウカラの方は、どちらかと言えば虫を主食とする。
カルガモのつがい (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/11カルガモの雌雄は並んでいないとほぼ見分けが付かない。メスの方が小さいとか発色が薄いといった極めて微妙な相対的違いでしかない。手前のカルガモは頬に黄色みがあり、嘴の先が黄色いからオスで、奥は頬が白く、くちばしの先がオレンジ色をしているのでメス。そういう可能性があるというだけである。
カルガモのつがい (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/11頬から下の黄色みは、羽繕いの際に付いた尾脂腺の脂である。これから繁殖期に入るため、オスは健康をアピールするための身繕いが増える。そのため、メスよりも脂が余計につくことになる。メスの嘴の色が濃くなるのは、女性ホルモンが活性化して色素(カロテノイド)の沈着が進むためと考えられている。
ポプラの雄花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/11ポプラは光を乱反射する白い樹皮を持つ。シラカバと同じく薄皮の曇りガラスのようなものなので、その下の葉緑体の働きにはあまり影響はない。原産地は、温帯の中でも一日の寒暖差が激しい北温帯である。寒暖差で幹が割れるのを防ぐため、太陽熱の影響を受けにくいように適応進化したのだろう。
ハクセキレイ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/11この公園でもハクセキレイはしばしば見かける。元々は新鶴見機関区だった開けて乾燥した土地なので、シダ類はまったく生えていない。地面を歩いて虫を探すハクセキレイにとっては、天敵を見つけやすく動き回りやすい環境ではある。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/13色が濃く丸々とした蕾である。桜の場合は花柄や花筒が長い。しかし、これは花柄がほとんどない。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/13少し開いた花弁の萼は、花弁から離れている。萼が反り返るのがアンズだけというのならば、これはアンズの可能性がある。しかし、萼が反り返っているとまでは言えない。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/13何より、花が咲き始めているのに葉が展開していない。もう一つ、豊後梅のようなウメとアンズの交雑種の可能性はある。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/13後数日。そのうち判ってくるかもしれないが、これはたぶんハナモモだろう。
アカシデの雄花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/16接近して写真が撮れないため、アカシデではなくイヌシデという可能性もある。もう少し時期を待たなければはっきりしないが、赤みが強くなってきているようではある。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/17コヒガンザクラとヨウコウザクラは、ほぼ同じ時期に咲き始める。南北に細長い島国で明確な四季がある日本の花は、相互に咲く時期をずらして開花することで棲み分けをしてきた。もっとも、外来品種や交配による園芸種の増加で、この自然のバランスはとっくに崩れている。
アカシデの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/17アカシデの枝先の方には、雄花と形状の異なる赤い雌花が伸びてきているのが見える。
コヒガンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/18カワヅザクラは既にほとんどが葉桜となり、ソメイヨシノやオオシマザクラがそろそろ芽吹く頃、コヒガンザクラの1本だけが小さな白い花を咲かせている。
ポプラの雄花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/18ポプラの雄花は黄色みを帯びてきている。ポプラは風媒花で、葉が出る前に花を咲かせる。
コナラの若葉 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/18コナラは産毛が目立つ若葉が膨らんできており、葉の間から上に伸びているのは托葉である。托葉は元々は葉の外側にあって若葉を包んでいる。托葉が先に伸びて隙間を作り、折りたたまれていた葉が外へと展開していく。
コナラの若葉 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/18下の方の枝は葉だけ展開することが多いようである。陰になるので、花を咲かせるエネルギーが少ないということだろう。クヌギの花はまだ見ない。コナラの花の方が早く咲くらしい。
ベンコマサキの葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/18直立する枝と極端に密集する葉を持ったマサキの変種をベンコマサキ(弁慶柾)という。キンマサキ、ギンマサキ、ベッコウマサキ、そしてこのベンコマサキは、接ぎ木や挿し木で増やしていくクローンである。野生下では、次世代に同じ形質は引き継がれにくい。ただ、同時にそれは先祖返りを起こすということでもある。
ベンコマサキの葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/18ベンコマサキは枝が垂直に立ち、葉柄と葉柄の間が狭い。枝が伸びれば間に葉芽が次々とできて葉が緻密に重なり合う。弁慶正木の名は弁慶の立ち往生から来ており、門柱脇や狭い空間の目隠しとして用いられてきた。ただ、放っておけば先祖返りの枝ができる。形態を保つなら剪定するしかない。
ベンコマサキの葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/18こちらはフイリ(斑入り)で、園芸的にはフイリベンケイマサキということになる。マサキは元々海岸沿いに自生する種で、潮風や乾燥、塩害や直射日光といった環境変化に対して、柔軟に適応するために枝や葉を変化させることで適応してきた。その変化を人が観賞価値として切り取って引き継いできたということである。
オオシマザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/19この時期に白い花と葉を同時に展開する桜で、一重の大きめの花を咲かせるものは、ほぼオオシマザクラである。言葉で表現すればそうなる。しかし、言葉で識別しているわけではない。経験知による認識は、その名を思い出す以前に処理されている。
キジバトとムクドリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/19築山の下、フェンス前の枯葉や枝の下には餌が豊富にあるらしい。キジバトとムクドリがひとところに集まっている。
キジバトとムクドリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/19自分にとっては通り道である。遠巻きには近づいたが、まずムクドリが一斉に飛び立ち、その後、かなり近づいてからキジバトも一斉に飛び去っていった。人との距離感は種別に異なる。ここでは子どもたちの遊び道具にされることもあるのだろう。逃げ足は速い。
コナラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/24下の方の枝には雄花が垂れ下がり、枝先には葉が展開し始めているが、雌花らしきは見当たらない。
オオシマザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/27この木の若葉はヤマザクラのように赤いが、数日もすると葉はすべて緑色になり、オオシマザクラに化ける。
カツラの雌花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/31写真左は若い果実の状態かもしれない。右上は、少々突き出した花柱が見えている。
ソメイヨシノの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/03/31今年は、いわゆる花冷えの雨や寒の戻りが重なり、桜の満開予測が1週間以上ずれた。春にはよくあることである。
Yellow Roof 's Museum