オオシマザクラ バラ目バラ科 Cerasus speciosa
オオシマザクラ
(東京都大田区平和の森公園)
2023/04/19
4月16日に相模原市運営のキャンプ場で倒木によりテント内の夫婦2名が死傷し、これを受けて18日に市は枯れた状態の桜の木9本を伐採した。4月17日には富士市で倒木が障害福祉サービス事業所の送迎バスのフロントガラスを破って2名が負傷した。落枝や倒木は街路樹だけで年間5~6千件ほど起きているそうである。
オオシマザクラの果実
(東京都大田区平和島公園)
2023/04/27
食用のサクランボにいくつも品種があることは食料品として売られているから知っている。しかし、樹木に実っているサクランボを見た記憶は遠い昔のことだ。
オオシマザクラの果実
(東京都大田区平和島公園)
2023/04/27
自分は植物には素人同然で、花が咲けば実がなるはずという当たり前のことすら失念してしまう。固定観念を払拭するために写真を撮り続けているようなものである。少なくともこの公園ではソメイヨシノを除くほとんど全ての桜がサクランボをぶらさげており、実がなければソメイヨシノと見当がつく。オオシマザクラの果実は食用で、黒く熟してくれば食べることができ、ジャムにされたり、葉は塩漬けで桜餅に使われたりする。黒くなった実を一つ食べてみるとほんのり渋みのある甘いサクランボだった。
オオシマザクラの花
(川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2024/04/04
オオシマザクラは咲き始めは白い花だが、段々とピンク色に染まる個体もあり、新しい花の白とピンクが混交して見えるものがある。ソメイヨシノにも似たような現象があり、咲き始めは真っ白でもだんだんとピンク色が強くなっていく。
カンザンとオオシマザクラ
(横浜市旭区今宿南町)
2024/04/13
この日は「花吹雪」という言葉を何度か聞いた。杖をつく夫に「花吹雪が」と話しかける妻や、「花吹雪」と叫んで掴もうとする男子中学生たち、バギーの赤ん坊に「花吹雪だよ」と教える母親と擦れ違った。桜の時期は季節の変わり目で、雨の日や風が強い日が多い。
オオシマザクラの蕾
(川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2025/03/24
捉え方も考え方も固定化する傾向があり、どちらかが現実とリンクしていなければズレが生じる。できれば、捉えるのを先にして、考えるのは後回しにすべきで、考えるのは後からいくらでもできるが、時は止まらない。捉えることができるのはその場限りである。
オオシマザクラの花
(川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2025/03/27
匂いがあり、温度があり、風もある。鳥のさえずりや人声、環境音は時々刻々と変わっていく。歩を進めれば、視野と共に光と影も変わり、色彩を変え、大きさを変え、表が裏になり、重なり合い、離れ合い、背景まで入れ替わる。自分の受け取り方ごと空気も変わる。
オオシマザクラの花
(川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2025/03/27
ヤマザクラの萼筒は細く長い筒形で、花柄との落差も小さい。オオシマザクラは太い釣鐘型だが、区別が付くとは限らない。新葉の赤みも手掛かりにはなるが、オオシマザクラの葉も赤みを帯びることがある。
オオシマザクラとソメイヨシノの花
(横浜市旭区今宿東町)
2025/03/30
ソメイヨシノの短い並木を抜けて帷子川沿いに至ると、ソメイヨシノとオオシマザクラ、ヤマザクラが咲いている。葉の赤みでヤマザクラと見当がつくこともあるが、遠目では当たり外れがある。ソメイヨシノは5分咲きぐらいだろうか。右岸のカンザンはまだ咲いていない。
オオシマザクラの花
(横浜市旭区今宿南町)
2025/03/30
オオシマザクラの萼筒は太く短い釣鐘型だが、中には細長い萼筒もある。現地では樹皮の色艶や葉の色などを併せて確かめることができても、写真だけでは推定するしかない時もある。
オオシマザクラの若い果実
(川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2025/04/14
オオシマザクラには若い実ができている。葉の付け根、葉柄にある赤い粒は蜜腺で、蟻を引き寄せ、害虫から実を守らせる。葉の鋸歯の先端にも蜜腺があり、若葉は鋸歯ばかりが目立ち、さらに鋸歯だけの茎もある。
オオシマザクラの倒木
(川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2026/01/13
連休中に強風があったのか、駅前にあるニオイヒバの大きな植木鉢が倒れており、公園に来てみるとオオシマザクラの1本が倒木して遊歩道を塞いでいた。まだ何の注意掲示もないので、倒れたのは昨夜のことだろうが、既に散歩者が多い時間帯でもあり、通報はされているだろう。
オオシマザクラの倒木
(川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2026/01/13
オオシマザクラは根本から倒壊しており、断面を見るとスポンジ状になっている。一昨年、2本隣のオオシマザクラが「腐朽や成長不良による倒木の危険性があるため」撤去されたが、その切株は今も残っている。もっとも、このような腐朽はなかった。
オオシマザクラの切株
(川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2026/02/02
一昨年6月ごろ、樹木撤去のお知らせとして「腐朽や成長不良による倒木の危険性が認められたため」除伐されたオオシマザクラの切株である。この付近では、幸区役所道路公園センターが街路樹や公園樹などの維持管理を一括して担当している。
オオシマザクラの花
(川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2026/03/19
この時期に白い花と葉を同時に展開する桜で、一重の大きめの花を咲かせるものは、ほぼオオシマザクラである。言葉で表現すればそうなる。しかし、言葉で識別しているわけではない。経験知による認識は、その名を思い出す以前に処理されている。
オオシマザクラの花
(川崎市幸区創造のもり)
2026/03/24
若葉が赤いのでヤマザクラと思っていても、何日か経つと葉が全て緑になる。昨年もまたヤマザクラと勘違いした木である。この公園は多様な植物を意図的に植えているところがあるので、ヤマザクラもある。しかし、たびたび両者を見間違う。
クズの蔓に覆われたオオシマザクラ
(横浜市旭区今川町)
2026/04/01
クズは冬の間は蔓だけになる。オオシマザクラも落葉樹なので、少なくとも冬の間は日光の供給はあまり影響がない。これだけ覆われていれば、むしろ保温になるかも知れず、鳥たちには隠れ家となる。
クズの蔓に覆われたオオシマザクラ
(横浜市旭区今川町)
2026/04/01
樹冠の方はクズに覆われているが、横から見れば風通しはそこそこある。ただ、夏の間は養分を蓄えにくく花付きも悪くはなるだろう。しかし、それでも花は咲く。
Yellow Roof 's Museum