ユズリハ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
今川公園にはユズリハがそこここで見られる。雌雄異株だが、これなら実を結ぶ機会はあるだろう。
ヘクソカズラとクスノキの果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
サルトリイバラの果実が近くにあってこれもそうだと思って撮ったが、よく見ればヘクソカズラである。ヘクソカズラは万葉集に屎葛(クソカズラ)の名が見え、別名の灸花(ヤイトバナ)は実の先の萼の跡が灸の跡に見えることから来ているそうだ。冬になって鳥の声がうるさいほどのところでも実がかなり残っている。
レストハウスのイラストマップ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
レストハウスには自動販売機を置いた小さな休憩所と管理事務所がある。ただし、野球場やテニスコートなどの施設の予約はネット上の「横浜市市民利用施設予約システム」で受け付けることになっている。
ナツツバキの名札
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
名札があれば写真を撮ることにしているのだが、ナツツバキというのは聞いたこともない。
ナツツバキの冬芽と果実殻
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
たぶん種も残っているのではないだろうか。すぐ開きそうな色をしている冬芽もある。
オオバグミの葉
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
歩道沿いにかなりの数が植わっている。今年はグミの果実は今宿南町で一度見かけただけである。
カツラ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
カツラの木は主として冷温帯域の渓流に生育する樹木で、名は聞いたことがあっても都会では見る機会は少ない。
親水広場
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
野鯉が波紋を広げるこの池も帷子川水系だろう。
トキリマメ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
タンキリマメとトキリマメの果実は見た目がそっくりだが、トキリマメの葉は先が尖っており葉にも果皮にも産毛が目立たず緑や赤が鮮やかに見えるそうだ。
カツラの木と竹林
(横浜市旭区今川町今川公園)
2022/12/30
竹林からは様々な鳥の声がしていたが、高いところにいるために写真には収められなかった。今川公園に滞在したのは14時過ぎから15時までの小1時間で、訪ねたのは2年振りぐらいである。
ヤマモモの雄花の蕾
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/02/26
ヤマモモは高知県と徳島県の県花となっている。丈夫で病害虫に強いため街路樹としてもよく用いられ、近畿地方や中四国地方では街路樹の上位に入り、関東でも近年になってから植樹が増え、千葉県や東京江戸川区では街路樹の上位に入る。
タチツボスミレの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/03/21
これは距が上向きに曲がっているのでナガハシスミレかもしれないが、ナガハシスミレは主に日本海側に分布している。タチツボスミレも距が曲がることもあるらしい。
タチツボスミレの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/03/21
これも上に距が曲がっているのでナガハシスミレかもしれない。しかし、距はさほど長くもなく太いので、タチツボスミレではあるだろう。
ヒノキの雄花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/03/21
国立研究開発法人 森林研究・整備機構では「平成8年度から令和3年度末までに、少花粉スギ147品種、少花粉ヒノキ品種55品種を開発」しており、林野庁では花粉の少ない苗生への植え替えを推奨している。
トチノキ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/04/22
トチノキの葉はホオノキの葉とよく似ていて同じぐらいの大きさになる。ただ、トチノキは1枚の葉が分離した構造なので根元は一緒で、鋸歯がある。
ヒメスイバの雌花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/04/22
スイバもヒメスイバも雌雄異株で、草本としては3~4%程度の珍しい部類である。木本なら10%以上は雌雄異株である。
フジの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/04/22
桜の木があちこちにあるように、フジもまた通勤途中や散歩途中に出会うありふれた植物である。けれども、そうと気づいたのはこの一年のことである。それまでは身近なフジにはほとんど気づかず、フジと言えば亀戸天神や小田原の御感の藤のような名所しか思い浮かべなかった。
キンモクセイの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/10/14
キンモクセイの匂いは強烈で数十メートル先から咲いているのが判る。香水を付けた人と擦れ違ったかと考え始めているとようやく木が見えてくる。
ムベの若い果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/10/14
ムベはスーパーでも売っているところがあるらしいが、自分は見たことがない。熟せばアケビ色に染まりアケビより美味だそうである。口を開けることはなく「むべなるかな」という言葉の所以である。
ヤブマメの花と果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/10/14
葉と花と蕾、そして出来たばかりの実が同時に写っている。ヤブマメの葉は、小葉の3枚セットである。
ヤブマメの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/10/14
ヤブマメの茎には短い棘状の毛がある。他の植物などに絡みつくための足がかりだろう。
トキリマメの果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/11/03
トキリマメとよく似たものにタンキリマメがあり、区別点は葉の形状である。タンキリマメの葉は中央より先のほうが幅広で、葉先が尖らない。ただし、特に実の時期には葉が落ちていて見つけられないこともあり、タンキリマメの写真が入り混じっているかもしれない。
オランダガラシ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/11/03
オランダガラシの和蘭は外国産の意味で西欧から中東にかけての温帯が原産地と言われている。明治期に移入され、今ではクレソンの名で知られ、もっぱらサラダや付け合せの青菜として生食される。
オランダガラシ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/11/03
クレソンことオランダガラシは帷子川沿いに広く野生化しており、いくらでも採ることができるが、食物繊維は適量までは便秘の解消や腸内環境の整備に役立つが、摂り過ぎれば下痢や腹痛を引き起こす。加えて、クレソンの辛味成分は大根や山葵にも含まれているシニグリンで、血行や食欲増進、肉の脂肪を消化する働きをするので、よくステーキやハンバーグの添え物として使われている。ただこれも食べ過ぎれば身体に変調をもたらす。
生物保護区域
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/11/03
今川公園の生物保護区域は、帷子川水系の小川とモウソウチクの竹林を中心とした谷間にある。
ホオノキの芽
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/11/03
ホオノキはモクレン属でその葉は40センチに達する。春に咲く花も大きいもので直径20センチという報告もあるが、自分はまだ見ない。ホオは朴と書くが、ホオの意味は包のことで食べ物などを包む用途から来ているらしい。竹の皮や笹の葉、バランで包んだおにぎりを見かけるが、ホオノキの葉なら大量に入りそうである。
クササンタンカの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/11/03
クササンタンカは一般には五芒星のペンタスの名で知られている。よく似た花の山丹花は樹木だが、その花弁は4枚である。半球状の手毬のような花の付き方が似ているということらしい。もっとも、そのサンタンカを自分は見たことがない。
クササンタンカの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/11/03
クササンタンカはアフリカ原産で、つまりは、園芸種(イクソラ)として仕入れられている。一方、サンタンカの方は中国南部からマレーシアにかけてが原産で、沖縄や九州南部では帰化しているそうである。
カンナの葉のツチイナゴ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2023/11/19
日本のバッタ類の多くは卵で越冬するが、例外もある。ツチイナゴとクビキリギリスは成虫のまま、ヒシバッタの仲間は成虫または幼虫で、タンボコオロギは幼虫のまま越冬することが知られている。
ユズリハの雄花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/14
葉を見てヤマモモかと思ったのだが、帰って写真をよくよく見るとユズリハである。
ムクノキ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/14
「Aphina aspera Planch./ムクノキ/樹皮が自然にほろぽろとむけるのでこの名がついたといわれます。ざらざらした葉はものをみがくのに使いました。(ニレ科)」
オオバグミの果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/14
オオバグミの実は熟しても渋みが強いらしいが、グミの実はほんのりとした渋みや甘みを味わうもので、子供の頃には何度か口にしている。野生の果実や山菜を危険視するだけでは安全にはならない。飲食するものは何でも自分で確かめるべきで、自分自身の五感を最終検査装置として使用しなければ意味がない。
オオバグミの果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/14
十分食用になるグミもあると思うが、スーバーなどでは見かけず、グミジュースといったものもない。そもそもグミ農家が存在しない。農家での栽培が難しいとしているサイトにはどう難しいかは書かれていないが、品質管理の問題だろう。皮がごく薄く完熟するほど柔らかく破れやすくなるので大量収穫や保存、運送には向きそうもない。植物に限らず、様々な事情で市場に出回らない食べ物は多い。
今川公園グラウンド
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/14
今川公園グラウンドは多目的広場で、別に野球場やテニスコートもある。テニスコートは4面あり、時々スピーカーから大音量で時間を告げるアナウンスが流れてくる。
シャリンバイの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
ベニバナシャリンバイの花を撮ったので、シャリンバイ(車輪梅)の花も1年振りに撮り直した。シャリンバイは日本原産で伊豆半島以西の沿岸に自生しており、台湾や韓国の沿岸でも見られる。シャリンバイの車輪は花ではなく小枝が車輪状に出るためで、このため枝の先の葉も車輪状に並んで見える。
サルトリイバラの若い果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
サルトリイバラ(猿捕茨)は名前通り棘のある蔓に絡まって猿が捕れるような茨という意味だが、棘はまばらで見つからないこともある。この場所はサルトリイバラに最初に気づいたところで、それから通りかかるたびに茂みの中を探してしまう。丸い葉は10センチ以上になるので探しやすいが、冬は枯れ落ちる。その代わり真っ赤な実が見つかる。ただ、まだまともに花は見ていない。
アカクビナガハムシ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
サルトリイバラの新葉の先で、交尾中の1センチにも満たない甲虫を見つけた。カブトムシ亜目ハムシ科のアカクビナガハムシで、主な食草がサルトリイバラとシオデだそうである。ハムシとしてはこのサイズでも大型の方らしい。交尾の瞬間の写真を撮るためには時間を掛けて観察する必要があると思っていたが、むしろ動かないため捉えやすいのかもしれない。
ホウチャクソウの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
ホウチャクソウ(宝鐸草)の鐸は、銅や青銅製の大きな鐘を意味しており、中に金属の舌(ぜつ)があって上の柄を持って振り鳴らすもので、特に宝鐸という場合は寺の堂塔の四隅の軒下に魔除けとして吊るされる鐘のことで、風鐸とも言う。
キンランの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
キンランの栽培は極めて困難という情報が多数ある。キジカクシ目ラン科の多くは腐植土に存在する腐生菌からの養分に依存しているが、キンランは腐生菌ではなく外菌根菌に依存している。外菌根菌は炭素源を樹木との共生関係で得ており、キンランはその共生関係にさらに共生することで必要な養分を得る。要するに、キンランを育てるためには外菌根菌が必要で、外菌根菌には漏れなく樹木が付いてくる。
キンランの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
和名の「金」が意味するものは、甲虫の羽根のように光沢を伴う金色の場合もあるが、ほぼ黄色のことである。「金」に対して「銀」は銀色か白色である。対比的に金銀が用いられることも多く、キンランに対して白色のギンランもあり、ここでもやや白っぽい花はあるものの白色とは言えない。環境省ではキンランとギンランを絶滅危惧Ⅱ類に指定しており、これは両種が特定環境でしか生育できないためである。
キンランの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
キンランはコナラの林の中で育っており、キンランの根はコナラの根に届いているはずである。
コゴメウツギの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
ヤマウコギに花が咲いていないか林の下生えを見渡していると、白い花が目に入ったが葉が違っていた。5ミリほどのコゴメウツギ(小米空木)の花である。ウコギと同様に少し盛り上がった草地に見えるが、コゴメウツギも草ではなく低木である。樹高は2メートルにはなるらしいが、ここでは1メートルほどの低木で細い枝を地表にまで垂らしている。
コゴメウツギの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
植物を見ながら歩道を歩いたり写真を撮ったりしていると、鳥や小動物が逃げ出す僅かな音に敏感になる。当然ながら前後に迫る歩行者の足音や話し声にはすぐ気づく。ただの通行人や散歩中の人なら路端に寄ったり道を譲り合えばいいが、同じように動植物観察している人の場合は、互いに邪魔にならないように引き返したり脇道に回避したりしていつの間にか姿が見えなくなる。
ニガナの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
ニガナ(苦菜)の写真にジシバリ(地縛り)が入り混じっていることに1年振りに気が付いて仕分けし直した。元の写真はジシバリとしているのにホームページ用の写真はニガナと入力している。ジシバリはイワニガナ(岩苦菜)が正式の和名で、実物でなく名前で混同したようだ。
ニガナの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
ニガナは花弁が5枚のものが通常だが、6枚や7枚のものもある。8枚以上はハナニガナ(花苦菜)で、他にも類似種は多い。
ニガナの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
苦菜の葉には独特なほろ苦さがあり、沖縄ではンジャナと呼ばれ伝統料理に欠かせない栄養分豊富な植物であり、健胃、消炎、消化不良、食欲増進、副鼻孔炎に効能のある薬用植物でもある。
ミツバウツギの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
ミツバウツギ(三葉空木)は今川公園の北側、住宅地の入口からすぐにある5メートルほどの樹木で、和名の三葉は三出複葉といって枝から三枚ずつ小葉が出るところから来ている。
ミツバウツギの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/04/29
ミツバウツギの花は初めて見る。昨年の10月に無数の果実に気づいたのが最初で、2つに裂ける蒴果で本取得有の形が袴や軍配など様々な物に喩えられる。花はウツギと似ているが、ウツギはアジサイ科ウツギ属で、ミツバウツギはミツバウツギ科ミツバウツギ属である。
ホオノキの若い果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/06/16
ホオノキの果実は初見。この時期に実がなるなら、花は5月あたりということだろう。
ホオノキの若い果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/06/16
螺旋状に付いている棘に見えるものは、雌しべの名残だろうか。ホオノキの花をまだ見ないのは、行動範囲に花をつけるほど成長したホオノキがないためである。この公園も実家の近くにはあるものの、駅からはかなりの遠回りになる。
ホオノキの若い果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/06/16
ホオノキの枝先は、最も近くても頭上5メートルはあり、そのところどころに果実がある。もっとも、葉が大きいので、ほとんど隠れていて見えない。
ヒノキの果実
(横浜市旭区今川町今川公園)
2024/11/09
今川公園にはところどころにヒノキ科ヒノキという名札が掛かっている。ヒノキと似たものに、サワラ、ネズコ、アスナロがあるが、決定的な見分け方は葉裏の白っぽい気孔線の模様と言われている。しかし、高木になるがゆえに葉裏が確かめられるとは限らない。
富士山
(横浜市旭区今川町今川公園)
2025/02/08
今川公園の南西から望む雪に覆われた富士山。除雪しているためか山頂へと続く登山道もはっきり見える。
富士山
(横浜市旭区今川町今川公園)
2025/02/08
昨年あたりからフィルムカメラ人気が再燃している。単にアナログならではの画質の再認識や流行ではなく、アナログレコードの再燃と同じく根底にはデジタル社会への反動がある。これに気付いたのは若い世代の愉しみ方が昔と変わらないからで、写真を撮るまでの手間や現像を待つまでの時間、それまでどんな出来か判らないことも、ピンボケやブレも唯一無二の味わいとしてアルバムに納めていくことも、手間と時間がかかるアナログなプロセスごと愉しむ逆の価値観や魅力のある新たな文化として復活したり存続していくものなのかもしれない。
富士山
(横浜市旭区今川町今川公園)
2025/02/08
古い時代を知らない若い世代の方がアナログとデジタルの違いやAIの欺瞞や欠点や限界に気づきやすいかもしれない。楽するために便利なレールに乗って気づく能力まで手放していくのは老人ばかりで、若い世代は初めから敷かれたレールに物足りなさや違和感を抱いていて、古くから変わらない事物を知り昔ながらのやり方を体験して自分自身がアナログな存在であることに気付いていく。
今川公園
(横浜市旭区今川町今川公園)
2025/02/08
動植物と同じく人はアナログな生物であり、歩かなければ筋力を失って歩けなくなってしまう。やらなければ出来ることもなく、やらなくなったことは次第に出来なくなっていく。
今川公園
(横浜市旭区今川町今川公園)
2025/02/08
カメラを持っていても使わなければ自分の技術や能力は培われず、実践知識も身に付かない。自分も最初は写真から大きさや距離が判るはずと思い込んでいたが、それは持ったものが何kgか判ると思うのと同じである。今では写真からおよその大きさが判るようになってきたが、それは現物を実測して写真と見比べるといった経験を重ねて段々と体得されてくるもので、簡単に身に付くものではない。
アオジ♂
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/01/24
黄色い腹部が目立つので、これはアオジのオスだろう。アオジは個体数が少ないが、冬には何度か見かける機会がある。しかし、スズメと同様、撮る前に逃げ去ってしまう。
ホオノキ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/01/24
冬は、足元の大きな枯葉でホオノキがあることに気づくが、周囲が落葉樹ばかりだと、どれがホオノキなのか見定めがたい。ただ、このホオノキは、一昨年、若い果実を写真に撮って場所を覚えていた。
ホオノキの冬芽
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/01/24
冬芽、この場合は花芽というべきかもしれないが、3~4センチはあるだろう。
ホオノキの冬芽
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/01/24
ホオノキの葉柄が落ちた跡には、円盤状の斑紋が残り、粒状の維管束の跡も見える。これがホオノキの枝の特徴ではある。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
午後1時過ぎ。ホオノキに花が見えた。1つの花は3~5日ほど咲いて散るらしい。午後に花弁を開き、夜には閉じる。天候によっては開かないから開花期間が延びることはある。しかし、木全体でも10日ほど開花しているかどうかではなかろうか。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
樹齢20年は経過しないとホオノキは花を付けないという。ホオノキの花は直径15センチ以上になることもあるらしいが、目測で測るしかない。この木は10メートルは有にあり、葉も20センチほどあるので遠くから望遠で写すしかない。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
この公園はなだらかな丘陵にあるため、枝を見下ろすこともできる。モクレン属の花は花弁が肉厚で、陶磁器のような質感がある。ホオノキの花は雌性先熟で、東山動物園によれば、初日だけが雌性期で、中央の赤い雌蕊が反り返るそうである。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
この花は既に雄性期だろう。雌蕊は閉じられている。モクレン属の花は、花弁が肉厚で、その陶磁器のような質感はハスの花に喩えられる。萼に当たる部分(外花被)は3枚、花弁に当たる部分(内花皮)は6~8枚。多少のばらつきがある。内花被が9枚ということもあり、そもそも萼と花弁は明確でもない。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
他のモクレン属と異なって際立つ雌蕊の集合体の赤色は、巨大な葉の間にあっても目立つ。ただ、ホオノキの雌蕊には赤くならないものもある。つまり、目立つためではなく、強い紫外線から子房を保護する必要性の有無で、アントシアニン量の多少である。この木は広場にあるので直射日光に晒される。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
モクレン属は白亜紀(約1億4500万年前〜6600万年前)から出現している。その頃の花の媒介者は主として甲虫で、ほとんど蜜はないらしい。したがって、芳香で甲虫を引き寄せて、開いた雄蕊の間に潜り込ませて花粉を食わせ、別の木に開いた雌蕊があればそこで潜り込ませて受粉するという仕組みである。
ホオノキの花後
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
受粉を終えれば雌蕊は再び開き出すが、花弁も雄蕊もほぼ脱落しているので、これは雌蕊も枯死して脱け落ちていく段階だろう。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
大量の雄蕊が食い散らかされて花弁の上に乗っている。アゲハや虻蜂類なども芳香に誘われて来るかもしれないが、この時期は花なら他にいくらでもあり、蜜がなければ立ち去るだろう。ただし、ヒヨドリなどの悪食な鳥ならば、このように食い散らかしていく可能性はある。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
蕾もあれば、開き初めの花もあり、既に子房だけ残ったものも混在している。雌蕊がさほど赤くないのは、やや下方の枝にあって直射日光がやや少ないためだろうか。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
雄蕊の根本はアントシアニンの色が濃い。これは、子房の保護というよりは暗がりに甲虫を引き込むためではなかろうか。
ホオノキの蕾
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
まだ僅かに芽鱗が残る蕾もある。ホオノキは多くあり、それぞれ花を多少なりとも咲かせているが、注視して歩いていても隙間から白い花びらが覗くかどうかぐらいのものである。芳香が強いらしいが、この時期は様々な花の匂いが漂っていることもあり、どれがホオノキの薫りかは判らない。
ホオノキの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
雌蕊が反り返っている。雌性先熟のホオノキの花の1日目。雌性期ということだろう。
フタリシズカの花
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
センリョウ科の花は花弁も萼も持たず、雄蕊と雌蕊が剥き出しの状態で集まった花穂を作る。鋸歯のある葉が対生することも共通点である。
キンランのアカクビナガオトシブミ
(横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
オトシブミの名は知っていても、撮ったのは初めてである。決まった樹木に卵を産み付け、葉の先を傷つけながら丸めて揺籃を作るそうである。もっとも、撮った時にはオトシブミの名も出てこない。取り敢えず、見たことがないので撮るだけである。
Yellow Roof 's Museum