2026/05/06(水曜日)
ヤブマオのケブカカスミカメ (横浜市旭区今宿南町)
2026/05/06
ケブカカスミカメとしたものの、日本にはカスミカメムシ科だけで300種以上いる。3枚撮っただけで逃げられ、他の2枚はピンボケである。葉の方は、チリメン状の凹凸があるのでヤブマオである。
ホオノキの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
午後1時過ぎ。ホオノキに花が見えた。1つの花は3~5日ほど咲いて散るらしい。午後に花弁を開き、夜には閉じる。天候によっては開かないから開花期間が延びることはある。しかし、木全体でも10日ほど開花しているかどうかではなかろうか。
ホオノキの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
樹齢20年は経過しないとホオノキは花を付けないという。ホオノキの花は直径15センチ以上になることもあるらしいが、目測で測るしかない。この木は10メートルは有にあり、葉も20センチほどあるので遠くから望遠で写すしかない。
ホオノキの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
この公園はなだらかな丘陵にあるため、枝を見下ろすこともできる。モクレン属の花は花弁が肉厚で、陶磁器のような質感がある。ホオノキの花は雌性先熟で、東山動物園によれば、初日だけが雌性期で、中央の赤い雌蕊が反り返るそうである。
ホオノキの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
この花は既に雄性期だろう。雌蕊は閉じられている。モクレン属の花は、花弁が肉厚で、その陶磁器のような質感はハスの花に喩えられる。萼に当たる部分(外花被)は3枚、花弁に当たる部分(内花皮)は6~8枚。多少のばらつきがある。内花被が9枚ということもあり、そもそも萼と花弁は明確でもない。
ホオノキの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
他のモクレン属と異なって際立つ雌蕊の集合体の赤色は、空から見下ろせば巨大な葉の間にあっても目立つだろう。ただ、ホオノキの雌蕊には赤くならないものもある。つまり、目立つためではなく、紫外線から子房を保護する必要性の多少で変化するアントシアニン含有量の違いである。
ホオノキの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
モクレン属は白亜紀(約1億4500万年前〜6600万年前)から出現している。その頃の花の媒介者は主として甲虫で、ほとんど蜜はないらしい。したがって、芳香で甲虫を引き寄せて、開いた雄蕊の間に潜り込ませて花粉を食わせ、別の木に開いた雌蕊があればそこで潜り込ませて受粉するという仕組みである。
ホオノキの花後 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
受粉を終えれば雌蕊は再び開き出すが、花弁も雄蕊もほぼ脱落しているので、これは雌蕊も枯死して脱け落ちていく段階だろう。
ホオノキの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
大量の雄蕊が食い散らかされて花弁の上に乗っている。アゲハや虻蜂類なども芳香に誘われて来るかもしれないが、この時期は花なら他にいくらでもあり、蜜がなければ立ち去るだろう。ただし、ヒヨドリなどの悪食な鳥ならば、このように食い散らかしていく可能性はある。
ホオノキの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
蕾もあれば、開き初めの花もあり、既に子房だけ残ったものも混在している。雌蕊がさほど赤くないのは、やや下方の枝にあって直射日光がやや少ないためだろうか。
ホオノキの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
雄蕊の根本はアントシアニンの色が濃い。これは、子房の保護というよりは暗がりに甲虫を引き込むためではなかろうか。
ホオノキの蕾 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
僅かだが蕾もある。この公園にはホオノキは数多く、それぞれ花を多少なりとも咲かせるとは思うが、大きな葉に埋もれてしまい、見つけるのは難しい。また、芳香が強いらしいが、この時期は様々な花の匂いが漂っており、どれがホオノキの薫りか判然としない。
フタリシズカの花 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
センリョウ科の花は花弁も萼も持たず、雄蕊と雌蕊が剥き出しの状態で集まった花穂を作る。鋸歯のある葉が対生することも共通点である。
マムシグサの仏炎苞 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
マムシグサの仏炎苞が少しばかり千切り取られていた。鳥の仕業ではなさそうである。花柱の先、花序付属体と呼ばれる部分が露出している。上から覗き込むと、先が丸く、下の方が張り出している。
マムシグサの仏炎苞 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
露出した花序付属体でマムシグサに気づいたようなものである。仮に人が素手で千切ったとすれば、飛び散った樹液で炎症を起こしたかもしれない。マムシグサにはシュウ酸カルシウムが多量に含まれている。
マムシグサの仏炎苞 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
マムシグサに多量に含まれるシュウ酸カルシウムは、尿路結石の主成分でもある。量の多少や部位に違いもあるが、サトイモ、ヤマイモ、トロロイモ、ホウレンソウなどの野菜や、パイナップル、キウイフルーツ、バナナやブドウ、柑橘類といった果物にも微量に含まれており、ピリピリ感や痒みなどとして感じられることがある。
マムシグサの仏炎苞 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
マムシグサの仏炎苞の中に見える丸い部分は、花序付属体と呼ばれており、花は底の方にある。花序付属体は花軸の先端が太くなったもので、昆虫が花軸を伝って上からは脱出できなくするための構造物である。
マムシグサの仏炎苞 (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
マムシグサの葉や仏炎苞など表面に触れるぐらいでは、炎症を起こすようなことはないが、組織が傷ついて樹液が漏れている場合があるので注意が必要である。
キンランのアカクビナガオトシブミ (横浜市旭区今川町今川公園)
2026/05/06
オトシブミの名は知っていても、撮ったのは初めてである。決まった樹木に卵を産み付け、葉の先を傷つけながら丸めて揺籃を作るそうである。もっとも、撮った時にはオトシブミの名も出てこない。取り敢えず、見たことがないので撮るだけである。
ムシトリナデシコの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/05/06
虫取りの名は、茎に虫がくっつくことから来ている。茎上部の葉の下辺りから粘液を出し、茎を伝って蜜壺に侵入しようとする小さな蟻などは足止めされる。
Yellow Roof 's Museum