カラムシ (クサマオ) バラ目イラクサ科 Boehmeria nivea var. concolor f. nipononivea
ヤブマオとカラムシ
(横浜市旭区希望が丘水の森公園)
2022/07/10
ヤブマオとカラムシはよく一緒に生えており、同じイラクサ科カラムシ属で同じような印象を受ける。ただ、カラムシの葉が互生するのに対して、ヤブマオの葉は対生で、手前で花を咲かせているのがヤブマオで、奥がカラムシである。
カラムシのラミーカミキリ
(横浜市旭区今宿南町)
2023/06/04
立ち止まってカラムシの葉の上を少し見渡すだけで何匹か見つかる。国立環境研究所の侵入生物データベースの
【ラミーカミキリ】によれば、イラクサ科草本の他にムクゲに発生することも多いそうで、中国から1860~70年代に九州から侵入してから次第に北上してきている。今世紀に入ってから東京でも見られるようになったようだ。
カラムシのラミーカミキリ♂
(横浜市旭区今宿南町)
2023/06/04
ラミーカミキリはカラムシの葉脈を主食とするが、食事中のシーンにはまだ出会わない。カラムシの葉には穴が空いていたり端から齧り取られていたりする跡があるが、カラムシを食べるのはラミーカミキリばかりではない。葉脈なら葉の裏からの方が食べやすいので、葉の表に出てきたところをこちらが見つける形になっているのかもしれない。
カラムシのラミーカミキリ
(横浜市旭区今宿南町)
2023/06/10
カラムシが群生しているところでは、ちょっと立ち止まって見渡すだけでラミーカミキリの姿を見つけることが出来る。じっとしていることもあるが、歩くのも飛び立つのも速く、ハエかハチのようにホバリングすることもある。
カラムシのラミーカミキリ♀
(横浜市旭区今宿南町)
2023/06/17
ラミーカミキリを見るのは、自分の行動範囲ではかなり限定的である。カラムシはどこにでもあり、ここでも200メートルばかりカラムシが生えているが、ラミーカミキリは木陰の10数メートルほどの範囲内に集中しており、そこから離れると急に数が減ってくる。
カラムシの葉のラミーカミキリ♂
(横浜市旭区今宿南町)
2024/05/21
短いがラミーカミキリの動きと飛翔の様子である。5月後半から8月にかけてがこの付近でのラミーカミキリの成虫の活動期間なのだろう。これは雄で、雌と比べてかなり小さく、青みが強く、頭部が黒くない。
カラムシのシロホシテントウ
(横浜市旭区今宿南町)
2024/05/25
葉の表では動き回っていたが、葉を裏返すとじっとしている。うどんこ病菌を食べているか、テントウムシ特有の死んだふりだろう。シロホシテントウの類似種にアラキシロホシテントウというのもいるが、これは交尾器で判別するようでこの写真では区別できない。
カラムシのセボシジョウカイ
(横浜市旭区今宿南町)
2024/05/25
ジョウカイボン属のセボシジョウカイは、1センチほどでジョウカイボンの半分ほどの大きさである。カラムシの葉の穴はラミーカミキリなどの草食昆虫の食事跡で、肉食のセボシジョウカイの目当てはもっと小さなカラムシコアブラムシではなかろうか。
カラムシのムネクリイロボタル
(横浜市旭区今宿南町)
2026/05/24
ホタルは、どの種でも幼虫期は光の強弱に差はあるものの発光することが観察されている。成虫になると発光しないものが出てくるが、大半が昼行性で必要ではなくなるためだろう。なお、ムネクリイロボタルは花の蜜や花粉を舐めることもあるらしい。
カラムシの花
(横浜市旭区今宿南町)
2026/06/06
カラムシは、上の方に雌花、下の方に雄花を咲かせる雌雄異花の風媒花である。これは重力での自家受粉を避ける構造で、地表を駆け抜ける風によって花粉が周囲に散りながら舞い上がって、他の株で受粉される仕組みなのだろう。
Yellow Roof 's Museum