Yellow Roof 's Museum
ヒュウガミズキ (コバノトサミズキ) ユキノシタ目マンサク科 Corylopsis matudae
ヒュウガミズキ (東京都大田区平和島公園) 2022/10/25トサミズキを調べた時にヒュウガミズキとの違いを調べた。葉が二周りほど小さいのがヒュウガミズキである。他にも細かな違いはあるが、実際に見ればすぐ判るのが大きさの違いである。写真では大きさの違いは認識されず相似形として処理されるので判りにくくなってしまう。
ヒュウガミズキの花 (横浜市旭区鶴ヶ峰) 2023/03/11ヒュウガミズキは今では日向(宮崎県)にも自生しているが、主な自生地は近畿北部である。その名は領主だった明智日向守光秀に因んでいるという説があるが、光秀以前に存在しなかったというわけではあるまい。
ヒュウガミズキの花 (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2023/03/11牧野富太郎は、小さなトサミズキを意味する別名の「ヒメミズキ」がヒュウガミズキに転じたのではないかという見解を示している。土佐に対しての日向という地名を、誰かが日向守(光秀)から引っ張って定着したということなのかもしれない。いずれ、推測ではある。
ヒュウガミズキ (横浜市旭区今宿南町) 2023/04/01ヒメミズキという別名は、植物学上の別名という扱いではない。しかし、今も生花や園芸の世界で用いられる通り名である。名の由来には数説あるが、どうやら総合してみると、言葉として先にあったのはヒメミズキだったのだろう。
ヒュウガミズキの剪定 (横浜市旭区鶴ヶ峰) 2023/04/16公園や道路際などの植物は人が介在するものだ。剪定や植栽の最中に出くわしたり、剪定や除草や撤去の跡を見ることも多い。ヒュウガミズキもトサミズキと同じように丸坊主に剪定されるようだ。
ヒュウガミズキの剪定 (横浜市旭区鶴ヶ峰) 2023/04/16こまめな手入れなどに労力や費用が掛けられない歩道の植栽では、カビなど、うどんこ病対策のために花後に強剪定して風通しを良くしておくということもあるだろうし、来年の花の時期までに歩道に枝葉が張り出さず高さを低く抑えておくために切るということもあるだろう。
ヒュウガミズキの剪定 (横浜市旭区鶴ヶ峰) 2023/04/16横浜市では街路樹や公園の維持管理は各区の土木事務所が行っており、この付近は旭土木事務所の管轄である。ただ日頃手入れをしたり清掃しているのは有志や自治会など一般の人々である。ヒュウガミズキは極端な刈り込みにも耐えるので切り花としても流通しているほどで、丈夫で管理しやすく路傍や公園の生垣としてよく見かける。花後に即座に剪定を行えば新しい枝に翌年の花芽が付くという。そんなわけで、若い実は見ることができても黒く熟した実はなかなか見ることができない。
ヒュウガミズキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/18ヒュウガミズキは繰り返し観察しながら何度も撮って、写真に植物名も特徴も記している。しかし、特徴は記憶と照合できてもその名が出てこない時がある。名を思い出せないだけで自分は四季変化を知っている。知ることの本質は植物名にはない。そもそも、植物は名乗らない。ヒュウガミズキは人が勝手に付けた名だが、自分が付けたわけではない。
Yellow Roof 's Museum