ケイトウ ナデシコ目ヒユ科 Celosia cristata
ケイトウ (横浜市旭区今宿町)
2022/07/23
ケイトウには、トサカケイトウ、ヤリゲイトウ、フサゲイトウなどの栽培種がある。現在では、全てノゲイトウ(Celosia argentea)から品種改良された同種と判明しているが、ここでは栽培品種を「ケイトウ」の名で分けて、旧学名のCelosia cristataを当てている。
ケイトウ (横浜市旭区今宿南町)
2022/09/04
半世紀ほど前によく見かけていたのは、鶏の鶏冠のようなトサカケイトウだった。庭や寺、道端や野山などにも生えていた。元々は中国から渡来した栽培種がトサカケイトウで、それが各地に広がり、こぼれ種などで野生化していったものと思われる。左下の株には、原種であるノゲイトウに近い槍状の形質が混じっている。
ケイトウ (横浜市旭区今宿南町)
2022/10/22
ここは庭というわけではないが、近所の人が植えたものか、近くの庭からのこぼれ種が野生化して広がったものだろう。ケイトウは一年草なので、環境さえ合えばこのまま広がっていくかもしれない。
ケイトウ (横浜市旭区今宿南町)
2022/10/22
一本の槍のように立ち上がる穂を持つものがヤリゲイトウと呼ばれるが、写真のものは、槍が分岐するフサゲイトウと混じり合ったような形状である。
ケイトウ (横浜市旭区今宿南町)
2022/11/26
ごく近くには墓地がある。昔から寺社の周囲にはヒガンバナやトサカゲイトウが植えられていた。トサカゲイトウは仏教と共に中国から渡来した歴史がある。また、鶏は時を告げる鳥として神聖視され、その赤い鶏冠の姿は魔を払うと見なされたということもあるだろう。
ケイトウの花 (横浜市旭区希望が丘水の森公園)
2023/08/11
トサカゲイトウは、ヤリゲイトウやフサゲイトウとは作りが異なる。先の方の鶏冠は、茎の先端が平たく帯のように変形(帯化)したものが土台となっており、そこに小花が密集してぎっしりついている。鶏冠の下の方は、小さな槍状の穂で囲まれている。
ケイトウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
2025/08/15
球状から半球状に発達したケイトウの品種群は、福岡の久留米で品種改良されたものなのでクルメケイトウと呼ばれる。英語圏ではBrain flowerやCockscombなどと呼ばれている。穂の隙間などに付いている黒い粒は種子である。
Yellow Roof 's Museum