Yellow Roof 's Museum
シナマンサク ユキノシタ目マンサク科 Hamamelis mollis
シナマンサクの花 (川崎市幸区創造のもり) 2025/02/21独特な芳香を放つシナマンサクに蜜腺はなく、早春に活動を始めるハエやアブに認識しやすい黄色い花弁と中央に紫色の萼を持ち、花粉を報酬として媒介させる。
シナマンサクの花 (川崎市幸区創造のもり) 2025/02/21昨年の写真にも枯葉が付いたままのシナマンサクの花がある。枯葉を付けたまま落とさない性質を枯凋性と言う。離層を手放したのは祖先が常緑性だったかもしれず、悪化していく環境下で葉の養分を吸い尽くすためだったかもしれない。いつまでも残る枯葉は小さな傘となり、芽や幹を紫外線や氷雪、草食動物などから身を守る。風を受けて枝を揺り動かし、匂いの散布にも一役買う。
シナマンサクの花 (横浜市旭区鶴ヶ峰鎧の渡し緑道) 2025/02/24この鎧の渡し緑道で満開を迎えたシナマンサクと、創造のもりで咲き始めたシナマンサクの印象はかなり異なる。マンサクには多数の種類があり、園芸品種も多い。園芸種はシナマンサクとマンサクの掛け合わせである。
シナマンサクの剪定 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/27昨年も花の時期に剪定跡があり、散りかけの花や枯葉がある。剪定は種ごとに適期があり、シナマンサクの場合は花後から新葉が出る間で、花付きの悪い枝を断っていく。もちろん、病害が見つかれば手当てし、安全のため歩道に張り出す枝は削いでいく。鎧の渡し緑道のシナマンサクと比べて、この木は花の密度が半分以下で樹高も半分の若い木で、樹形を整える意味もあるだろう。
シナマンサクの花後と若葉 (川崎市幸区創造のもり) 2025/04/17剪定後のシナマンサクには若葉が発達し始めている。雌雄同株の両性花の後には実ができるはずだが、昨年は見なかった。自家受粉はしないので近くに別株がないのだろう。
シナマンサク (川崎市幸区創造のもり) 2025/05/12シナマンサクは中国の温帯から亜熱帯の山地や森林地帯に自生しており、夏季の高温多湿と冬季の冷涼さ、昼夜の温度差が大きい山地、水はけのよい土壌に適応した植物である。
シナマンサクの蕾 (川崎市幸区創造のもり) 2026/01/26シナマンサクは、マンサクの仲間でも最も開花が早く、1月下旬ごろから咲き始める。この日の朝も0度近くまで冷え込んだ。この時期には花粉を媒介する昆虫はごく少なく、夜間に訪れるフユシャクぐらいなものだろうが、見かけたことはない。
シナマンサクの花 (川崎市幸区創造のもり) 2026/01/26近縁のアメリカマンサクが結実するのは全体の1%程度だそうだが、同じく自家不和合性のシナマンサクも同然なのだろう。もっとも、通勤ついでの写真である。今年の秋、果実と同定できる時期に、葉陰で種子を弾き出す地味な果実に目が向くかどうかは分からない。
シナマンサクの花 (横浜市旭区矢指町矢指市民の森) 2026/02/15白梅が立ち並ぶ小山の一角に、赤みがかった黄色に染まる株がある。近づいてみると、マンサクである。枯葉が何枚か残っていればシナマンサクというのは目安で、両種を掛け合わせた栽培種も多く、枯葉の残り方も樹勢によって変わる。自分は、花の黄色みが濃く、赤みが目立てば、シナマンサクと仮に仕訳しているだけである。
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