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ヒャクニチソウ キク目キク科 Zinnia elegans

ヒャクニチソウ
ヒャクニチソウ (東京都大田区平和の森公園) 2022/06/21
ヒャクニチソウ(百日草)の原産地は、メキシコを中心とした南北アメリカである。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/12
ヒャクニチソウが日本に渡来したのは文久2年(1862年)頃で、『遠西舶上画譜』『新渡花葉図譜』『群英類聚譜』に記録が残っている。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/12
学名のZinnia elegansはリンネの命名で、若くして亡くなったドイツの植物学者Johann Gottfried Zinnの名から名付けられた。種小名のelegansは優雅や優美を意味する。

ヒャクニチソウの蕾
ヒャクニチソウの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/08/23
和名のヒャクニチソウ(百日草)は、そもそも長く咲くキク科の植物一般を表す中国語で、その日本語読みである。

ヒャクニチソウの花とイチモンジセセリ
ヒャクニチソウの花とイチモンジセセリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/08/24

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/06
ヒャクニチソウには大輪ダリア咲きと言われるものがあり、花びらが多重に連なる。ダリアも同じキク科だが、ヒャクニチソウはヒャクニチソウ属、ダリアはダリア属で、別種である。何より花の大きさがダリアのほうがずっと大きい。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/06
ヒャクニチソウの原種は、舌状花が10数枚程度。野生種は8~21枚ほどだそうである。八重咲き品種は、中心部にある筒状花が舌状花に変化したもので、通常の筒状花は先端が星型に開く。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/06
二段構えのように、周囲に舌状花があって、さらに筒状花を隔てて中央付近にまた舌状花が発生する品種もある。写真の品種では、さらに舌状花が小花のように開いている。周縁の舌状花の基部から黄色く先端が2つに分かれて伸びているのは雌蕊(柱頭)で、筒状花から雄蕊の花粉を押し出してから成熟する。

ヒャクニチソウの花後
ヒャクニチソウの花後 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/09/06
ヒャクニチソウが受粉を終えて種子(果実)ができ始めると、舌状花や筒状花への養分供給は止まり、乾燥して茶褐色に変質していく。黒く見えるものは既に平たい種子ができてきているのかもしれない。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/16
舌状花の色彩には様々なバリエーションがあり、咲き進むにつれて色調が変わっていく。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/17
咲き始めは舌状花も筒状で、次第に水平に開いていく。元々は蕾の中に緑色の棒状に巻かれて格納されている。

ヒャクニチソウ
ヒャクニチソウ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/10/17
ヒャクニチソウの総苞片は重なり合った鱗片状で、頭状花を支持・保護している。なお、頭状花などのように小花の集合体を包むものは、萼ではなく葉が変化したもので苞と呼ぶ。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/07/03
咲き始めのヒャクニチソウ。右上に写る海藻のように見える小さな葉のようなものは苞で、苞は花序全体の外側を包む総苞だけではない。一つ一つの小花の基部にも一枚ずつ苞(苞鱗・鱗片)がある。この苞の奥には未発達の筒状花があり、既に黄色く先が星型に開いた筒状花もある。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/20
ヒャクニチソウの葉は十字対生で、卵型の丸いものから細長いものまで様々である。先は尖っており、全縁で鋸歯はない。葉の表面には荒い毛があり、茎にも毛がある。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/09/20
ヒャクニチソウの原種は赤色系が中心とされているが、園芸品種では全体が黄色いものも出回っている。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/07/19
市民の森の「お花畑」には、ヒャクニチソウが一面に植えられていた。

ヒャクニチソウの花
ヒャクニチソウの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/07/19
ヒャクニチソウは主に観賞用に育てられるが、切り花や仏花としても大きな需要がある。


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