Yellow Roof 's Museum
横浜市旭区矢指町追分市民の森
追分市民の森道標 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/191994年に開園した追分市民の森は、帷子川支流の矢指川源流域にある。聖マリアンナ病院の敷地に隣接しており、相鉄三ツ境駅からは北へ1.4kmほどのところである。
追分市民の森案内 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19「市民の森は、市内の樹林を守り育てるとともに、市民の皆さんの憩いの場としてご利用いただくため、山林所有者のご好意により、市が土地をお借りし開放しているものです。/市民の森の散策路や広場の清掃・草刈りなどは、地元の方々でつくられた「市民の森愛護会」が行っています。/利用者の皆さんもきれいな市民の森になるようにご協力をお願いします。利用時間は日の出から日の入りまでです。/問合せ先:tel 045-353-1166 横浜市北部公園緑地事務所」
追分市民の森 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19散策路は土道の林道で、街灯の類はない。土曜日だったが、自分の他に見かけた人は7~8人だった。
追分市民の森 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19ところどころに広場があり、擬木のベンチやテーブルが設置されている。
シラカシに付けられたリボン (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19木の幹や枝にしばしばリボンが付いている。このリボンには「②R6 1/25 半枯れ 151cm」とある。
シラヤマギク (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/191メートルほどの草丈のシラヤマギク(白山菊)。上の葉と下の葉の形状が異なり、下の方の葉ほど基部がえぐれてハート型になっている。
シラヤマギク (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19シラヤマギクの花は、ノコンギクやヨメナと同じように舌状花と筒状花で構成されている。自分が見つけたのは纏まって生えた数株だけである。
シラヤマギク (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19直径2センチ足らずの小さな花は、白い舌状花がまばらで、中心が筒状花になっている。右側の花は花冠が閉じた状態で、左の花は花冠が開いて、黄色い花粉がついた雄蕊が露出している。周囲にあって頭が白く先が2つに割れるのが雌蕊である。
コマユミ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19名札はそう多くはないが、最初に見かけた名札のお陰で、コマユミに初めて気づいた。
コマユミの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19コマユミはニシキギと葉や実や枝ぶりもそっくりで、「ヤマニシキギ」という別名もある。しかし、コバマユミ、コバノコマユミ、ホソバコマユミ、 ソガイコマユミとマユミにちなんだ別名の方が多い。
コマユミの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19コマユミ(小檀)は低木で、この木は3メートル程度である。なお、枝に翼がないニシキギをコマユミと呼び分けているだけのことで、両者は遺伝子的に同種である。つまり、翼は、環境の相違によって出現するオプションのようなもので、ニシキギもコマユミも、翼が出来たり出来なかったりする。
ヤマコウバシの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19ヤマコウバシはクスノキ科クロモジ属の4メートルほどの木で、クスノキそっくりの果実がまばらについている。
ヤマコウバシの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19山香ばしの名があったので、葉を少しちぎって香りを確かめてみたが、それほど香ばしいと思うほどではなかった。もしかすると新緑の頃の方が薫るのかもしれない。微かに感じられるのは、干し芋を炙った時のような煙の匂いである。
森づくりの取組 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19「森づくりの取組/横浜に残る樹林地の多くは、昔から人が手を入れることによって維持されてきた森です。/現在、追分市民の森と矢指市民の森では、市民の森愛護会と横浜市との協働により、安全で生き物豊かな森づくりに取り組んでいます。」
谷戸のスギ林 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19管理の目標と方法、生態系への効果が簡略に示されてある。追分市民の森もまた横浜の谷戸の1つで、谷戸は本来谷状の地形を意味するが、人里にあれば里山になり人と自然との関わり合いで作られた景観となる。かつて生活上必要な物資を手に入れるための里山は、自然公園となっても人の安全と自然の景観を維持するためには管理が必要になる。
コスモス畑について (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19「今年のコスモスは猛暑などの影響でうまく育てることができなかった」と書かれた掲示は入口でも見た。この日の最高気温は28℃で、コスモスの発芽や開花の適温は20℃前後とされている。調べてみると、昨年ここには1万本のコスモスが咲いており、横浜の花の名所の1つのようである。
お花畑 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/19「お花畑」を挟んで、左が追分市民の森、右が矢指市民の森である。
コスモス (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26最高気温20℃前後の日が続くようになり、発芽したコスモスは満開になってきている。人の数も先週より遥かに多かった。
矢指川源流 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26矢指川源流を上流方向に辿っていくと、中原街道の高架が見えてきた。
中原街道高架下 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26高架下にはいくつか池が作られている。
追分市民の森 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26メイン通路には舗装されたところもある。この日は散策する人を20人以上見かけた。農作業する人たちも同じほど見かけ、この歩道ではジョギングどころか自転車やスーパーカブも通り、高架下でトランペットを練習している人もいた。
追分市民の森 お花畑マップ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26「お花畑」にはコスモスのほかに、菜の花やひまわり、マリーゴールド、百日草その他が作付けされる。
カントウヨメナの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26この植物は類似種が多く、識別点が細やかで、ヨメナに似ているかノコンギクに似ているか程度にしか仕分けできていない。区別するための特徴を把握できていないと、当然ながら撮った写真でもろくに確認できないことになる。
ムサシアブミ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26歩道脇のムサシアブミはカラーワイヤーで囲われていた。今のところ陣ヶ下渓谷とここでしか見かけていないので、自分にとって珍しくはある。1枚の長さを測ってみると33センチあった。
追分市民の森 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26笹野台からの追分市民の森の入口。ここから下川井へと抜ける道が最も広く平坦で、作業用の小型車が乗り入れられる。一般車両の通り抜け禁止は明示されていないが、未舗装の細道をわざわざ通るまい。
追分市民の森 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26飲料水用の蛇口にのみハンドルが付いている。なお、ここから公共のトイレまでは300メートル以上ある。
ASAHI健康プレートウォーキング (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/261日平均2000歩で寝たきりの予防、5000歩で要介護や認知症、心疾患や脳卒中の予防、8000歩で動脈硬化や骨粗鬆症、ロコモティブシンドローム(運動器機能不全)や高血圧や糖尿病の予防とある。自分は健康のため歩いているわけではないが、この日のスマホの歩数計は2万857歩になっていた。
サワラ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26ヒノキとは樹皮の印象が少し違うが、高い枝の葉はほとんどヒノキと変わらないように見える。
サワラ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/2610メートルほど頭上のサワラの葉を望遠で撮ったが、不明瞭でヒノキと比べて葉先が尖っているかどうか判然としない。もしかすると今までサワラがあることを念頭に置いていなかったので、ヒノキの写真の中にサワラがあるかもしれない。
マリーゴールドの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/10/26これは「お花畑」とは別のところで、擬木の柵があるので市民の森内かもしれないが、道の両側には民家がぽつぽつと建っている。そもそも市民の森には公園のような門がない。
掲示 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03この掲示板は市民の森以外でもよく見かける。「とってよいのは写真だけ/残してよいのは足跡だけ」。税金の一部が使われているので多少の口は出せるとは思うが、偶然にも横浜市と自分の思うところは一致している。
旭区の木ドウダンツツジ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03平成11年(1999年)10月31日にドウダンツツジは旭区の木に制定されている。ただ県内では自生は確認されておらず、静岡県以西に局所的に自生地がある。最初に自生が確認されたのは1913年の高知県日高村の蛇紋岩地で、吉永虎馬と牧野富太郎の仕事である。
ユーカリ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03長く厚みのある葉と異質な樹皮を持った木が林立しているのを見て初めからユーカリ畑という言葉が浮かんできた。
ユーカリ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03写真では判りにくいが、葉をつまむとゴムノキの葉と同じほどの厚みと柔軟性がある。実際、ユーカリ属の一部には弾性ゴムを採るために栽培されるガムツリー(gum tree)と呼ばれる種もある。
掲示板 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03ユーカリ畑沿いに何故か金沢動物園の掲示板がある。上に別の掲示が貼られていたようだが、剥がれて両面テープだけが残っている。金沢動物園のコアラの餌を栽培している農地は市内のあちこちにあるそうで、ここもそうなのだろう。
ユーカリ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03庭木としてよく見かける丸葉のユーカリもかなり植わっている。もっとも、長葉のユーカリも幼木のうちは丸い葉を付けるそうである。
ユーカリ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03コアラが好むユーカリは30種ほどだそうで、全てがコアラの飼料であれば特定できそうではある。
ユーカリ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03森の中から出るとユーカリ畑に出る。敷地は柵に囲われており、この先の辻には追分市民の森の道標が立っていて、民家が点在する舗装路に出る。左に向かうと公共トイレがあり、下川井方面へと抜ける。
ユーカリの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03見える範囲では一本だけ花を咲かせていた。ユーカリは種類によって花の時期が異なるそうで、花が付かない種類も多いらしい。そもそも樹木の花は樹冠にしかなかったり、環境や剪定によって花が付かなかったり、何年かに一度しか花を咲かせないものもある。もっとも、コアラの餌なら葉さえ付けば問題はなく、むしろ花は邪魔だろう。
ユーカリの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03学名のEucalyptusは「良い蓋」を意味するそうで、茶色い帽子のような蓋は花弁と萼が変化して硬くなったもので、この蓋は中で束になって成長する雄蕊に押されて剥がれ落ちる。なお、花にたかっているのはハナバチやアリ(アズマオオズアリ?)である。
ヒメクグの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03ヒメクグ(姫莎草)はカヤツリグサ科で、自分は初めて気づいたものの全国の道端や畑でよく見られるそうである。例によって花茎の断面が三角形で、花の直下に4方に向いた細長い葉を付ける。膝丈ほどの草丈のものもあるが、靴の高さほどのものが「お花畑」周囲にたくさん生えている。
トンボ池 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03トンボ池はもともとあったものではなく愛護会の人々が作ったビオトープである。隠されているわけではないが、場所の見当が付いていても簡単には見つからなかった。踏み入るべきか迷うような草深い畦道から垣間見えただけである。
トンボ池案内板 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03トンボ池にはウダケサシ、ワレモコウ、クサレダマなど比較的珍しい湿性植物があるらしい。
トンボ池 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03トンボ池の水面は遠くに見えるだけで、生い茂る植物で道らしきも見当たらず、生物保護区として立入禁止になっているのかもしれない。しかし、冬になれば見えてくるだろう。
トンボ池 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03トンボ池の水面は光の加減で黒く見える。
耕地 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/03追分市民の森から矢指市民の森の丘陵が見渡せる。
ユーカリ畑 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/04動物に注意を向けると植物には意識が向かなくなり、気づけばイトトンボ以外ほとんど何も撮らないままユーカリ畑に出た。実家に用事もあり、この日は市民の森に30分ほど滞在しただけである。
ユーカリ畑 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/04北側から市民の森に向かうとユーカリ畑の道標が最初にあり、同じ敷地に公共トイレもあるが、この敷地自体は市民の森ではないかもしれない。案内図の中にも点々と緑に塗られていない白いところがある。
マムシグサの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16遠目からシダの枯葉を被った赤い塊を見た時には植物とは思わなかった。マムシグサの果実、というよりマムシグサ自体初めて見る。
マムシグサの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16マムシグサは全体にシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれており、果実もまた例外ではなく、食べれば口内や唇が腫れ上がり、様々な中毒症状を引き起こすそうである。
マムシグサの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16この果実を食べるのはジョウビタキやヒヨドリ、シロハラなど数種の鳥類が確認されている。人には毒でも他の生物には毒でないことがあり、逆もまたしかりである。毒草として知られているものは、しばしば薬草としても知られている。ただし、適切に精製して用法・容量を守った上でということになる。薬の主作用(薬効)と副作用(毒性)は表裏一体である。
マユミの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16マユミの果実は、やはり先日ここで見たコマユミの果実とはだいぶ様相が異なっており、枝の様相も違う。
マユミの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16コマユミもニシキギもマユミと同様に果皮が4つに裂けて実が出てくる。この果実を鳥は食べるが、含まれている脂肪油は人に対しては毒である。マユミの新芽は湯がいて食べられていたそうだが、市販の野菜も食べすぎれば腹痛を起こすように、限度を超えれば植物毒としての副作用が出るもので、栄養補助食品の青汁などにも薬ほどではないにしろ用法や容量の注意書きが記されている。
キノコ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16この日は何枚かキノコを撮った。中の1つは舞茸のように見える。仕分けするためには、もっと写真を集めて自分が見慣れてこないと無理である。
ヤブコウジの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16ヤブコウジは草丈も低く林内の暗がりに生えている。見つけたのは、ズボンに無数に付いたチヂミザサの果実を取ろうと腰を屈めた時である。
ヤブコウジの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16立った状態ではヤブコウジはこのように見え、普段通り歩いていては気づかない。たいていの花や実は人間以外の特定生物に向けて目立つように進化しており、姿勢を変え視線を変えないと捉えられない植物は多々ある。
ヤブコウジの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16ヤブコウジの果実をどんな鳥獣類が食べるか調べても出てくる情報はまだほんの僅かである。しかし、誰でもが写真や映像をネット上で情報共有できるようになってから、以前とは比べ物にならないほど情報は増加しており、いくらも経たないうちに取り纏めた情報が見つかるようになってきている。
観察会の団体 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16この日は案内人付きの3グループと行き合った。若い人もいたが、子供はいない。50~60代ぐらいが中心だろうか。区内のイベント情報を当たると、旭ガイドボランティアの会主催の『追分・矢指市民の森で森林浴し 旧中原街道沿いの史跡を廻る』というウォークイベントがあった。参加費500円で募集人員50名、距離は7.1kmとある。
ウナギツカミの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16茎に細かな下向きの棘が多数付いているので、この茎を使えばウナギが掴めそうだというのがウナギツカミの名の由来である。
ウナギツカミの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16ウナギツカミは湿地帯に群落と言えるほどはびこっているが、見るのはここが初めてである。もっとも、これまで気づきもせずに通り過ぎてきたものは数知れない。初めは珍しくても、自分が認識していなかっただけのことで、そのうちあちこちで見かけるようになるといったことが度々ある。
ウナギツカミの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16白花のものを特にシロバナウナギツカミと称したりするのは同じタデ科のミゾソバと同じようなものである。しかし、ミゾソバとは異なりウナギツカミは蔓性である。
お花畑 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16「お花畑」の南端付近。お花畑の区画は30~40m幅で南北に1km前後ある。右手の森の向こうは聖マリアンナ医科大学付属病院の裏手に当たる。
カニクサ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16陽当り良好の散策路沿いの杉に蔓性植物が絡みついていた。細かく断裂した小さな葉を持つ植物が、大きめの葉のシダ類を一緒に絡め取って巻き上げているように思われたが、調べてみるとどの葉も同じカニクサというシダ植物である。
カニクサ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16カニクサはシダ類で最も長い葉を持つ。蔓に見える部分は根茎から伸びた葉柄が変化したもので、複数の葉に見えるものは羽状複生した羽片であり、葉の先端が軸を伸ばしながら無限成長していくそうである。このカニクサは高さは背丈ぐらいあるが、ほどいてみないことには何枚の葉が絡んでいるのか長さがどれほどかも判らない。
カニクサ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16カニクサ(蟹草)は寒冷地以外の全国で見られ、比較的日当たりの良いところに生える。山野ではなく舗装路の割れ目や側溝といったところでも見られるらしい。
カニクサ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16この不定形のアメーバのような葉では、目に留まり写真に撮っても特定できず「シダ」としたり、一部だけ見て別の植物と勘違いしたこともあるかもしれない。そう思って過去の写真を見ると、カニクサの先端の方の葉だけ撮った写真をイチョウシダとしたものがあった。調べたはずだが、蔓性であることは何故か見落としていた。
カニクサ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16蔓性のシダ植物は日本ではカニクサしかないらしい。とすれば、シダ類の中では比較的見分けやすいということにもなる。特に珍しい植物というわけでもなく、過去の写真にもおそらく他の植物と一緒に写っているものが見つかるだろう。視界にはあっても認識になければ無いも同然で、これは植物に限らず何でもそうで、珍しいのは最初だけである。
お花畑と中原街道 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16中原街道に繋がる階段を昇り切るとようやく車の音が聞こえる。それほど公園内は静かである。この辺りで中原街道を通るのは車両ばかりで、民家が少ないので人は滅多に通らない。たまに歩行路を通るのはサイクリストか散歩者の多い公園内を避けて走るランナーである。
ヤマトシジミ♀ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16シジミチョウは飛び回っているか、留まっていても近づくと逃げてしまうことが多いので、取り敢えず近づける時はシャッターを押す。
ヤマトシジミ♀ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16ヤマトシジミのオスには鳥やカマキリなど捕食動物から逃げ延びたビークマークが数か所あった。ビークマークは植物の花弁や葉に対しても用いられ、生態学における捕食圧や捕食回避能力を測る指標の1つとなっている。
里山の動植物を保全しています (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16園路外への立入禁止と動植物の採集禁止の立札はあちこちにある。この公園のムサシアブミもいつの間にか根本から折られていた。
マムシグサの果実 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16写真のものは自分が見た中では唯一枯れ葉を付けたまま残っていたものである。この日マムシグサを10箇所以上で見かけたが、園路から見えるもののほとんどが根本から踏み倒されていた。悪戯ではなくこれは配慮だろう。土についた実は鳥や小動物なら口にするかもしれないが、人はたぶん食べようとは思わない。
ユーカリの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/11/16ユーカリの花は樹冠に咲くと書いたが、これは地面に近い枝にも花がある。ただ、ここには花が付いたユーカリ自体が少ないのは確かである。
PCケーブル型落橋防止装置 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/12/142年前にこのスプリング状の装置を初めて見た時には珍しいと書いたが、今ではよく見かける装置という認識に変わっている。珍しいというのは自分だけの一過性の感覚で、誰にでも共通するものではない。
PCケーブル型落橋防止装置 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/12/14PCケーブル型落橋防止装置のPCというのはPrestressed Concreteの略で、正確にはPC鋼(プレストレストコンクリート用鋼材)という。プレストレスとはあらかじめ計画的に引張る力をかけておくということで、これによってコンクリートは圧縮にも引張りにも強い構造となる。
アブラナ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/12/14アブラナは「お花畑の作付表」にはアブラナ科アブラナ属の花の総称である「菜の花」と書かれている。最近の遺伝子解析によってセイヨウアブラナとされていたものの多くはアブラナだったことが判明して過去の研究の見直しが進んでいる状況であり、菜の花としておいた方が無難ではある。
アマクサシダとベニシダ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/12/14シダに付けられた名札は初めて見るかもしれない。樹木でない場合、名札だけ残っているということもあれば、野生化では数種が入り混じることもある。しかし、カメラに分解能はあっても自分にはなく、アマクサシダが珍しいものなのかどうかも知らずに撮った。
アマクサシダとベニシダ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/12/14アマクサシダ(天草羊歯)の特徴は、規則性ではなく不規則性にある。羽片の中に、切れ込みもなく左右の長さが不規則で先が長く伸びたところがある。
アマクサシダとベニシダ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/12/14やや左右規則的に伸びた羽片もあるが、どうやら切れ込みが少なく所々先のほうが長く伸びた羽片を持つものがアマクサシダで、その他はほとんどベニシダのようである。
イワガネソウ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/12/21最初はオオバノイノモトソウとしたのだが、類似種が多数あるので再度確かめると、どうやらイワガネソウのようである。
茅場の説明板 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/12/29茅場では草丈や密度に変化を付けて維持することで、多様な生物環境を作り出すことができる。「茅」はイネ科の総称も意味するが、特に茅葺き屋根に用いるようなチガヤやススキ、ヨシ、オギといった細長い葉と茎を持ち、乾燥しても油分があって水を弾く性質がある植物を指す。同じイネ科でもイネやムギなどは油分がないので水を吸い、乾燥させたものは茅ではなく「藁(わら)」と呼ばれ、藁莚や飼料として用いられる。
茅場のオギ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2024/12/29茅場の説明板から後ろには草丈2~2.5メートルの枯れ草がある。これは株立ちしていないので説明にもあるオギだろう。
追分市民の森 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2025/02/01移動手段や手作業、家事、情報取得や娯楽など、社会の変化やインフラ整備の進展で生活の利便性や効率性が向上する反面、体力や思考力、自立性、創造力といったものは相変わらず個々人がアナログに維持・向上させるしかない。言わば初心者コースばかりの世の中で、里山は自然の保全ばかりではなく上級コースとして人の保全も担っている。
オランダガラシ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2025/02/01オランダガラシは生態系被害防止外来種リストにあり、日本の水系のどこにでも見られるどころか世界的にも温帯地域では在来種の生育を妨げるとして問題となっている。ただし、別名クレソンとしては栄養価の高い健康食品として生産されており、日本では山梨県道志村の出荷量がトップで、2位の栃木県と合わせて全国シェア75%近くを占める(2018年統計)。また家庭菜園用に種子も売られている。
アブラナの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2025/02/01野田市の
【草花図鑑】は2022年にセイヨウアブラナのページをアブラナに修正して、同市内では「セイヨウアブラナは極めて少数」と記した。これはゲノム解析調査の進展で、これまでセイヨウアブラナとされてきた植物の多くが実際にはアブラナだったことを受けてのことである。既にYListやJ-GLOBALといったデータベースや最新の研究論文や学術書などでは見直しと訂正が行われているが、一般にはまだ浸透していない。
アブラナの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2025/02/01まだ種子が出来てきているものはなさそうなので、まだ咲き始めて間もないだろう。菜の花が咲いているのも「お花畑」の一部だけである。
追分市民の森 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2025/03/02森のあちこちからタイワンリスの太い鳴き声が聞こえてくる。高い声も出すが、遠くまで響き渡るのはもっぱら太く短い犬のような鳴き声である。一匹だけ高枝に尾を巻き付けながら移動する姿を見かけたが、撮ることはできなかった。
アブラナの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2025/03/02昨年は3月16日に「菜の花まつり」が行われて地元野菜などの販売が行われたが、今年の情報はネット上にない。
アブラナの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2025/03/02気温は19℃まで上がり、風もほとんどなく晴れ間が広がっていた。30分ほどの散策で、ピクニックしている人たちを2組、散策している人も含めて20人は見かけた。
ウメの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2025/03/02丘の斜面に白梅が点々と植えられている。上の方に咲いているのは紅梅ではなく、カワヅザクラである。花の密度と枝ぶり、それに色合いが紅梅とは違う。その丘の向こう側から歩いてきたが、森の中からは桜も梅も見えなかった。自分は反対側の丘を越えて金が谷の方に抜けようと考えていた。
アブラナの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2025/03/02「お花畑」を横切る保土ヶ谷バイパスの騒音はほとんど聞こえない。音の大半は高架から上に向かい、横に向かう音は森が吸収する。音波は木々の葉や枝に当たって散乱し、幹や地面が振動を受け留めて減衰させる。ただ、高架下の音は反響して増幅し、耕地の上を走り抜ける。今日はアルトリコーダーの音が響き渡っていた。
ホウライシダ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/01/18ホウライシダ(蓬莱羊歯)は、湿った岩場でよく見かける植物の一つで、熱帯から温帯にかけて広く分布している。和名は仙人郷から来ているが、属名のAdiantum(アジアンタム)はギリシャ語で「濡れないもの」を意味し、葉が水を弾く様子に由来する。
ホオジロのつがい (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/02/1528.1倍ズーム。上がオスで、下がメス。撮った時には何の鳥かも判らず、下のメスの存在にも気づかなかったが、4枚にメスの姿があった。自分の視力と認識力はその程度のものである。
ホオジロ♂ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/02/1550.7倍ズーム。ホオジロは初出。モズかジョウビタキかと思って撮っていた。帰ってから写真を見直してみると、ホオジロである。
ホオジロ♂ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/02/15たぶん梅の切株だろう。高さは2メートルもない。つがいは、その上にずっと留まったまま周囲を見渡している。警戒しながら餌探ししているのだろう。
ホオジロのつがい (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/02/15ホオジロは、一度つがいになると、次の年も同じペアを作ることがあるらしい。
ホオジロ♂ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/02/155分ほどは見ていたが、ホオジロはまったく動かず、鳴きもしなかった。自分にとってホオジロは、声はすれども姿が見えない鳥の一つである。
ホオジロ♂ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/02/15オスは時々頭の羽(冠羽)を立てる。ホオジロは雑食だが、虫があまりいない時期は、主に植物の種子を探して食べている。食事の合間に見晴らしの良い枯木や枝に上がり、周囲の天敵を警戒しながら休息する。
ノイバラの冬芽 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/02/15ノイバラにしては棘が密集して付いているので、ヤマイバラやヤブイバラなどの別種かもしれない。
ユーカリの蕾と花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/02/15咲いている花もあり、一本の木の中でも、まったく蕾のない枝もある。ユーカリ、たぶんリバー・レッドガム(Eucalyptus camaldulensis)は夏咲きと言われているが、特定の時期に一斉に咲くのではなく、開花をずらして少しずつ咲くという戦略を採っているのかもしれない。
アブラナの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/03/01アブラナの花は咲ききっていないところもあるが、すでに満開のところもある。南北に長い畑で、いくつかブロック分けして、種まきの時期を少しずつ変えている。
アブラナの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/03/01アブラナの一つの花は1週間前後咲く。1つの株には多くの蕾が付くので3~4週間ほど咲き続ける。時期をずらして植えれば、2ヶ月ほどはどこかが咲いているだろう。
ノイバラの冬芽 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/03/01ノイバラの棘(刺)は枝や茎が変化したものではなく、表皮が変化したもので、何かに引っ掛かると簡単に剥がれる。ノイバラは藪や林縁に生える木本で、棘は防御ではなく他の植物に引っ掛かって倒れにくくするためのものだろう。引っかかるだけで成長すれば剥がれるため、幹が折れ曲がったり破断したりすることもない。
ウメの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/03/01ウメの花は今が満開の木もあるが、ウメのみならず、サクラの花も例年よりは前倒しになっている。もっとも、植物は人間のカレンダーに従うわけではない。気候変化に合わせて自ら変わる。
菜の花まつりのチラシ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/03/01菜の花まつりのチラシをA4サイズのクリアファイルに入れて柵に留めてある。3月22日10時~14時。雨天決行。先着500名に甘酒の無料サービス。焼きそば、焼き鳥、飲み物、綿菓子、赤飯、販売。野菜の直売。追分・矢指市民の森愛護会、下川井町内会とある。
アブラナの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/03/07これだけアブラナの花が植わっていると、蜂蜜の薫りが身に纏わりつくようである。
クヌギの冬芽 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/03/08昨年実ったドングリは、春先まで少しずつ自然に落下する。それでもまだ枝先に残るものがある。クヌギのドングリは、結実した年には実にならず、翌年の秋にドングリになる。
ユーカリ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/03/08ユーカリは常緑樹のはずだが、日本では一斉に落葉することがあるらしい。もっとも、完全に落葉するわけではなく、緑の葉が残る。
ユーカリの花後 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/03/08蕾が成長する前はこんな形かと思って撮ったのだが、よく見れば花弁が落ちた跡がある。
Yellow Roof 's Museum