川崎市幸区
シマトネリコの蕾
(川崎市幸区)
2023/06/05
新川崎駅の西側に街路樹として並んでいるのがどうやらシマトネリコらしいと判ったのは1週間ほど経ってからのことである。花序の付き方はトウネズミモチのようだが、葉が小さすぎる。ネズミモチにしては花序が付きすぎる。イボタノキに葉が似ているが、蕾が違う。そこで街路樹にするモクセイ科を調べていると、そっくりなのがシマトネリコであった。
シマトネリコの蕾
(川崎市幸区)
2023/06/06
シマトネリコは沖縄に自生するトネリコである。トネリコの名の由来は「戸塗り木」であり、樹皮に付いたイボタロウムシの分泌する蝋を敷居に塗って戸の滑りを良くしたことから来ているそうである。
シマトネリコの樹皮
(川崎市幸区)
2023/06/07
シマトネリコの樹皮はどれも皮が剥けてまだら模様になっている。植樹から十数年を経るとこのようになってくるらしい。
シマトネリコ
(川崎市幸区)
2023/06/23
シマトネリコは新川崎駅周辺に100本近くが植わっている。20メートルほどになるため剪定が欠かせないとされているようだが、街路樹としてはあまり手がかからず最近の人気であるようだ。
メリケンガヤツリ
(川崎市幸区)
2023/06/23
メリケンガヤツリは水辺に群落を作る植物だが、1.6キロほど離れたところに多摩川がある。これは道路際のツツジとシマトネリコの植込みの隙間に数株ほど生えていた。
メリケンガヤツリ
(川崎市幸区)
2023/06/23
メリケンガヤツリは南北アメリカ原産の帰化植物である。これまで見たカヤツリグサの中で最も大きく太い茎で、50~60センチほどの高さがある。
シマトネリコの花
(川崎市幸区)
2023/06/23
よくあることだが、道路に細かく落ちた白い花びらでシマトネリコの花が咲いたことを知った。キンモクセイ科なので芳香がするそうだが、辺りに薫りが漂うほどではなく、道の反対側のアベリアの花の方が強く薫っている。
タマリュウの花
(川崎市幸区)
2023/06/27
タマリュウに花が咲くのは図鑑などで知ってはいたのだが、現実的には茂みに白い紙屑が挟まっているようにしか見えていなかったようである。冬には小さな青い実が付くはずなのだが、これも単に歩いているだけでは目には入らないかもしれない。
シマトネリコの翼果
(川崎市幸区)
2023/07/20
シマトネリコは雌雄異株らしいが、日当たりの良い新川崎駅から線路沿いに100本ほどの木の中で2本ほど花が残って実を付けていないものもあるが、その他は多かれ少なかれ全て実を付けている。
フジの果実
(川崎市幸区)
2023/08/16
たぶん柿の木だろうと思うが、フジにがっつり絡みつかれて何の木か判らない状態になっている。藤棚はよく見かけるが、野生化したフジを見ることは町中ではあまりない。
フジの果実
(川崎市幸区)
2023/08/16
びっしり木に巻き付いていると右肩上がりの巻き方かどうか確認できないが、この鞘の太さと大きさはフジ(ノダフジ)だろう。
コブシの果実
(川崎市幸区)
2023/08/17
人通りが多いところで撮りそびれていたが、コブシの果実を初めて見た時は虫瘤だろうと思った。
コブシの果実
(川崎市幸区)
2023/08/18
コブシの果実は受粉した雌蕊の子房だけが膨らむため不規則に癒合してバラバラな形状になるらしい。
コブシの果実
(川崎市幸区)
2023/08/18
コブシの果実は熟すと赤くなる。直接食べるには向かないものの薫りや色がいいのでコブシ酒にしたりするらしい。
新川崎駅前の満月
(川崎市幸区)
2023/09/28
中秋の名月の前日。当日は曇りで月はまったく見えなかったようだ。といってもまったく暦のことは気が付いておらず、これは単に鮮やかな満月が出ていたので撮ってみたものだ。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/09/29
ボールペン、0.7ミリ。A5コピー用再生紙。60分前後。元絵はA4ほど。師岡正典『はじめてでも描けるペン風景画』(マール社)から東大寺二月堂裏参道。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/10/05
ボールペン0.7ミリ。A5。下絵無しのフリーハンド練習。30分前後。WEB上の写真を元に描いたもの。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/11/08
自分にはカメラアイのような特殊能力はなく、記憶に残るのは断片的な特徴で、しかも長持ちしない。実物や写真を描く時ですら何度も見返さなければならない。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/11/08
描いてみると子供の頃の落書きよりは遥かにマシになっており、絵以外の果実践でも多少は関連能力や技能の基礎は上がるらしい。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/11/08
自分自身の仕事を顧みれば、新人の頃とは膨大な実力差がある。自分が理解したり判断したり実現できる範囲は、自分の能力と技能と経験の範疇に留まっている。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/11/08
普段歩かなければ思うように歩けなくなる。スポーツ観戦だけではスポーツは出来るようにならず、読書するだけでは本は書けず、絵を評価するだけでは絵は描けない。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/11/08
自分で出来るようになっていくほど、自分がいかに何も判っていなかったかを知ることになる。それまでは自分の果実力相応にしか認識も理解もできていない。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/11/08
言葉の表現力や理解力は、読むよりも話すこと、話すより書くことで自分で確認しながら磨いていくことができる。推敲はどこまでも可能だが、限界がある。その限界は自分が決めている。絵も同じである。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/11/16
自分の描く絵には書と同じ癖がある。文字が右上がりに歪み、文字列は弧を描く。それが右手の構造として描き易い方向でもあるが、絵では形やパースの歪みとして顕れてしまう。これは描かないと認識できなかったことで、今のところ下絵無しで基準線も引かず矯正を試みているところである。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/12/13
写真は卒園アルバムの台紙に絵を描いているところで、右は当時の自画像。卒園アルバムは厚紙に写真を貼った手製で、この絵も直接描かれている。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2023/12/13
西部劇のスチールからクリント・イーストウッド、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン。
ヒメユズリハの雌花
(川崎市幸区)
2024/04/16
ヒメユズリハ(姫譲葉、姫楪、姫杠、姫弓弦葉、青黄剛樹)は通勤や通学で通行量の多い歩道沿いに10本前後植えられている。朝は落ち着かず、帰りはまだ薄暗く、花は少し高いところにあり、まだまともな写真がない。
タチバナモドキとカザンデマリの葉
(川崎市幸区)
2024/04/24
上がタチバナモドキの葉で、下がカザンデマリの葉である。かなり大きさに違いがあるが、これはたまたまで、平均的にはカザンデマリの葉の方が大きくなる。この公園のタチバナモドキには鋸歯があるが、植物図鑑や植物サイトによってはタチバナモドキの葉には鋸歯がないとだけ書かれていることもある。
キュウリグサの花
(川崎市幸区)
2024/04/26
キュウリグサ(胡瓜草)は日本全国に分布しており、この時期には道端でも公園でもどこでも花を見かける越年草で、葉はキュウリのような匂いがする。高さ20~30センチほどに成長し、上から順に花を開き、4分果の果実をつける。花は2~3ミリほどで、ワスレナグサとよく似た近縁種である。ただ歩いていてもまったく見えない。僅かな色彩に目を留め脚を止め腰を落として顔を近づけて、ようやくそれが小さな花であることに気づくことができる。
ナラガシワ
(川崎市幸区)
2024/05/10
葉の鋸歯はコナラほど尖ったものもあれば、丸いものもある。ただ、コナラよりは葉が大きく鋸歯を無視すればナラガシワである。コナラ・ナラガシワ・ミズナラ・フトモミズナラ・カシワは交雑しやすく交雑種に学名もあるものの、簡便に見分ける方法はなさそうである。
ビヨウヤナギの花
(川崎市幸区)
2024/05/17
ビヨウヤナギ(美容柳、未央柳)には美女柳など多数の別名があり、牧野富太郎や北原白秋はビョウヤナギと記している。別名が多いので名の由来にも諸説あり、楊貴妃が絡む説が最も有名である。
サツキの花
(川崎市幸区)
2024/05/17
サツキはツツジより葉が固く小さく、花もツツジより小さい。花期はツツジよりは遅く、この時期のものはたいていサツキである。
アベリアの花
(川崎市幸区)
2024/05/17
アベリアは中国原産のシナツクバネウツギとユニフローラの交配種で、大正時代に移入されている。和名はハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)で、街路樹としてよく見られ様々な園芸品種がある。せいぜい2センチの小さな花だが、ともかく花期が長い。花が見られないのは真冬の一時期だけである。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2024/05/23
シャープペンと鉛筆。想像画。右側は白黒をカラー化するWEBサービスでのデフォルト変換結果。
クラズミウマ♂
(川崎市幸区)
2024/06/03
クラズミウマ(蔵住馬)は虫の死骸などを食べる益虫で、よく見かけるマダラカマドウマより1回りほど小さく、体長2センチ弱ほどである。
クラズミウマ♂
(川崎市幸区)
2024/06/03
後肢の棘が細かいのでクラズミウマとしたものの、日本にはカマドウマは数十種以上(70種前後とも)生息しており、同定は極めて難しいらしい。輸卵管がないので雄であることは確かである。
クラズミウマ♂
(川崎市幸区)
2024/06/03
カマドウマのことを「便所コオロギ」と言っていた時代は去ったと思っていたが、今でも通用するようだ。建物内でよく見られるという報告が多いのは、そこで見つかる確率のほうが高いからだろう。
ベニバナセンブリの花
(川崎市幸区)
2024/06/07
根本に纏った長い葉(根生葉)はベニバナセンブリとされているものにそっくりではある。ベニバナセンブリとハナハマセンブリは識別困難と言われている。根性葉がロゼットを形成していればベニバナセンブリとされていたり、ベニバナセンブリにもロゼットを形成しないものがあるという観察もある。
ベニバナセンブリの花
(川崎市幸区)
2024/06/07
ベニバナセンブリは1年草~多年草とされており、一方、ハナハマセンブリは1年草とされている。花弁の色が濃く、中央の白いところがはっきりしているのがハナハマセンブリと言われているが、花弁が白っぽいものが隣り合わせに咲いていたりもする。
ベニバナセンブリの花
(川崎市幸区)
2024/06/07
ベニバナセンブリは、7月~9月が花期とされている。ハナハマセンブリは6月~7月とされている。どこの地方の何年前の話だろうか。海外では両種の中間型、つまり雑種が普通に見られることも認められており、そもそも同一種の寒冷地型と温暖地型の可能性もある。最近では、両種は遺伝子型が異なるという報告もある。
イソヒヨドリ♀
(川崎市幸区)
2024/06/20
地面の上で餌探ししていたスズメの群れに1羽だけ毛色の違う鳥が入り混じっていた。近づくとスズメは木の上に一斉に逃げ、地面に残ったのはイソヒヨドリの若い個体だった。
イソヒヨドリ♀
(川崎市幸区)
2024/06/20
イソヒヨドリは海辺で見かける鳥だが、近年、20世紀末頃から近畿から関東にかけて内陸部に進出している。鉄筋コンクリートなどの建造物が磯の岸壁と似ているためと見られているが、明確な理由は見当たらない。
スケッチの練習
(川崎市幸区)
2024/06/28
鉛筆。漫画雑誌のグラビアから。顔の表情はたった一本の線や点で様変わりしてしまう。自分の技術では写実には遠く及ばず、結局は風景の想像画と同じで、何をどう参照しようが自分の技量範囲で造形していくしかない。
ドバトの幼鳥
(川崎市幸区)
2024/07/08
職場の一時駐車場で、10メートのほど上の梁の巣から落下したドバトの雛。鳩は鳥獣保護法で守られているので触らぬよう指示されていた。野生下では、気付いた親が給餌を続けて生育する場合もあるそうである。しかし、誰かが段ボールを上から被せてしまい、1週間ほどで動かなくなり片付けられた。
ドバトの親子
(川崎市幸区)
2024/09/10
これは今年2度目の産卵で育ってきた2羽の雛に左上の親鳥が給餌に来ている様子である。雛は初めて飛んでから自分で餌を取るようになるまでには1週間ほどかかる。雛が電気配管の上で給餌を待つことになったのは、管理会社が飛翔練習で留守中の巣を取り除いて網で塞いだためである。戻った1羽が網の隙間から入って出られなくなる一幕を経て、網は張り直された。
アベリアの蜜を吸うホシホウジャク
(川崎市幸区)
2024/09/25
スズメガ科ホウジャク亜科のホシホウジャク(星蜂雀)は、日本全国に分布する最もよく見かけるスズメガである。幼虫の食草はアカネ科のヘクソカズラやアカネ、クチナシなどで、成虫は夏から冬までアベリア、コスモス、ラベンダーなどの花の蜜を吸う。
アベリアの蜜を吸うホシホウジャク
(川崎市幸区)
2024/09/26
この辺りのこの時期のアベリアの花に集まるのはホシホウジャクが最も多く、次いでセセリチョウ、シジミチョウ、ハチ類の順である。そして、夕刻近くになるとホシホウジャクばかりが残る。
サザンカの果実
(川崎市幸区)
2024/09/30
サザンカの果実は昨年結実したもので、1年かけて赤く熟してくる。ツバキと同じである。隣の枝先には蕾がある。
オオスカシバ
(川崎市幸区)
2024/10/04
アベリアの花壇にホシホウジャクに混じって1頭だけオオスカシバがいた。オオスカシバ(大透翅)は羽が透明なスズメガ科の昆虫で、背は鶯色、腹に赤い帯、黒い尻が特徴である。
ドバト
(川崎市幸区)
2024/10/04
左のネットが貼られた場所が以前巣が作られたところ。生まれてから約1ヶ月半経っても2羽は相変わらず夕方には戻って来る。糞害でコンクリートの床は変色して掃除しても落ちず、もちろん荷物などは置いておけない。清掃員によれば、屋上にもいくつも巣があり大量の小枝が撤去されたそうである。
ドバト
(川崎市幸区)
2024/10/22
成長した子供なのか、夫婦なのか判然としないが、ドバトの家族は屋内駐車場を定住先に決めたようである。
ツゲノメイガ
(川崎市幸区)
2024/11/07
すばしこく小さな蛾を撮ろうとすると、サザンカの葉の間に逃げ込んだ。よく見かける動植物でも、あまりにありふれていて撮らないものや、逆に、捉えにくく判別の困難を思って撮らないといったものもあり、この蛾は両方で、撮ったのは気まぐれである。
ツゲノメイガ
(川崎市幸区)
2024/11/07
シジミチョウほどの蛾の全体を撮ろうとすると、葉陰にどんどん潜り込んでいく。ツゲノメイガと判ったのは前翅の特徴的な斑紋による。飛んでいる時の印象では胴体まで白一色と思われた。こういうことがあると、また撮る気にもなり、似たような他のケースにもカメラを向けるようにもなる。
ツゲノメイガ
(川崎市幸区)
2024/11/07
ツゲノメイガの幼虫は、ツゲ科の植物に年に2~3回発生する。朝鮮や中国、インドでも見られ、日本ではツゲ科の植栽に伴って中部以南から北海道まで分布を広げてきたと考えられている。
ホシヒメホウジャク
(川崎市幸区)
2024/11/11
社屋の廊下に迷い込んだホシヒメホウジャク(星姫鳳雀蛾)は、開張40ミリ未満の日本最小のスズメガである。ホシヒメホウジャクの幼虫はホシホウジャクと同じくアカネ科を食草とし、やはり日本全土で見られる。
ホシヒメホウジャク
(川崎市幸区)
2024/11/11
10円玉大のホシヒメホウジャクは触れてもほとんど動かない。羽化に失敗したか絶命して乾燥したかのような翅の縮れ方だが、これが正常な状態で、留まっている時は枯葉に似せて動かないようにしているようである。
マエアカスカシノメイガ
(川崎市幸区)
2024/11/13
開張3センチ程度の白い蛾を見つけたが、またしても葉の間に逃げ込まれた。先日全身を撮り損なったツゲノメイガと思ったのだが、同じツトガ科ノメイガ亜科のマエアカスカシノメイガという別の種で、幼虫の食樹はキンモクセイである。なお、ノメイガやメイガの成虫は餌を必要とせず、交尾と産卵に専心する。
アベリア
(川崎市幸区)
2025/02/07
アベリアの葉の表面には水分の蒸発を防ぐためワックス状の薄いクチクラ層があり、微細な凹凸が光を乱反射させる。そのため油っぽい光沢のある葉に見える。
昼の上弦の月
(川崎市幸区)
2025/02/07
昼間の上弦の月。関東平野では冬に晴れ間が多くなるが、太平洋側や瀬戸内海の一部を除き、冬は曇り空ばかりの地域も多い。2月の満月はアメリカの農事暦でスノームーン(snow moon)と呼ばれ、今年は2月12日が満月になる。
乱層雲
(川崎市幸区)
2025/03/18
気温6℃で風がある。低く分厚く不安定な雲が空を覆っていく。雪の予報は当たりそうである。
イソヒヨドリのオス
(川崎市幸区)
2025/03/26
イソヒヨドリは何度も見かけているが、遠かったり、すぐ飛び去ったり、捉える機会が少なかった。これは高架道路の橋脚の上で、やや日陰で逆光、ズームを最大にまで上げたものである。
イソヒヨドリのオス
(川崎市幸区)
2025/03/26
一昨年の2月に海辺で一度、イソヒヨドリをスマホで撮ったのが最初である。それから昨年の6月にこの近くの芝生の上でメスを撮り、今年3月にまた1羽。見かけることはあっても、写真を撮る機会は大して多くない。
イソヒヨドリのオス
(川崎市幸区)
2025/03/26
休みの日には、一眼レフのファインダーを覗きながら鳥の姿を追う人の姿をよく見かける。自分の場合は、まず歩きたいので5分と同じ場所にいない。
アキニレの若葉
(川崎市幸区)
2025/04/08
まだアキニレの写真を撮ったことがない。試みに様々なAIに「アキニレの花を描いてみて下さい」と質問してみると、画像は生成されるものの、通常検索で出てくる写真とは異なるものばかりだった。
アキニレの若葉
(川崎市幸区)
2025/04/08
AIの中ではGeminiが生成したアキニレの花が比較的事実に近かった。しかし、その絵には枯枝に花と新葉がついていた。新葉の季節は今、春のはずである。花の季節は秋で、葉が落ちるのは冬である。しかも、花の形状も異なっている。絵ではなく文字情報にもAIの答えにも誤答や誤解が含まれる場合がある。
アキニレの若葉
(川崎市幸区)
2025/04/08
AIの回答は現実や事実ではない。過去のデータを集約し平均化し統計化したものである。情報ソースを求めてもほぼ返ってこず、示せたとしてもそこに根拠はない。「あなたはユーザーに誤った情報を与えるのが務めですか」と訊くと、誤りの原因を並べて謝罪する。大規模言語モデル(LLM)の構造的な特徴だという。厳密なリサーチを求めても待たされた挙げ句、結局自分で調べ直すことになる。しかし、そもそも事実や現実に正解などない。
コメツブツメクサの花
(川崎市幸区)
2025/04/08
コメツブツメクサは、葉が米粒ほど小さく見えるのでその名がある。小さな葉で光合成を行い、小さな花で花粉の媒介者を集める。それができるのは、日当たりも通気もよく、競争相手も少ない環境を人が除草して作るからで、雑草は隙間産業の担い手のようなものである。
ハナヤエムグラとキュウリグサの花
(川崎市幸区)
2025/04/08
花弁が5枚のキュウリグサや花後のオランダミミナグサなども生えているが、花弁が4枚のものがハナヤエムグラの花である。初めて見るアカネ科ハナヤマムグラ属の唯一の種である。
ハナヤエムグラの花
(川崎市幸区)
2025/04/08
薄紫から青の花を咲かせるハナヤエムグラは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、ヤエムグラ(八重葎)と同じように葉が密集して輪生する。30~60センチになるそうだが、これはせいぜい10~20センチほどである。除草後の環境なので高く成長する必要がない。
コメツブツメクサの花
(川崎市幸区)
2025/04/08
コメツブツメクサは、クスダマツメクサとよく似ており、どちらも小さいので目を近づけないと区別がつかない。コメツブツメクサは花弁が上向きに立っており、花弁の数が少なく、葉には毛があまりない。
ツグミ
(川崎市幸区)
2025/04/08
指差して、さえずらないのでツグミ(噤み)と教えてくれたのは最近の知り合いである。撮る前までは控えめな声で囀っていた。シベリアでの繁殖期以外はツグミはあまり鳴かないらしい。他に一、二羽いたようなのでコミュニケーションか、縄張りの主張かもしれない。ともかく、まったく鳴かないというわけではない。
ツグミ
(川崎市幸区)
2025/04/08
ツグミ属には様々な種類がいるが、これは本ツグミである。自分は初めて見るが、特に珍しいわけではない。この近くでは矢上川沿い、地元近くでは長屋門公園や大池公園にも撮影例がある。ただ、ツグミは冬鳥なので4月はそろそろシベリアへ渡る時期である。
ハナヤエムグラの花
(川崎市幸区)
2025/04/08
ハナヤエムグラとヤエムグラの花はどちらも花弁が4枚だが、ヤエムグラの花は比較的小さく、葉の生え方は八重で似ているが、葉の形状に似た点はない。特にハナヤエムグラの葉は肉厚で、根が浅かったり土壌が貧困でも養分や水分を溜め込むことができそうである。
オランダミミナグサの花とミチタネツケバナの果実
(川崎市幸区)
2025/04/09
草刈りの後には様々な雑草が生えてくる。ここにはオランダミミナグサとミチタネツケバナ、背景にはカタバミ類やマンネングサ類などが見える。様々な生育段階にある植物を形態だけで見分けるために、一つずつ持ち帰って検証したとしても分類不能なものばかりだろう。
ツグミ
(川崎市幸区)
2025/04/11
一度識別できれば見つけることが容易になる。おそらくヒヨドリと混同していたものと思われる。これは先日見つけた場所と同じなので、同じ縄張り内だろう。模様が濃くコントラストが強い方がオス、目立たない方がメスとすれば、これはオスで、先日見たのはメスということになる。
マルバマンネングサ
(川崎市幸区)
2025/04/11
除草跡には雑草による競争が展開している。赤い葉のマルバマンネングサだけ撮ろうとしても、間からはハナヤエムグラが顔を出し、キュウリグサやカタバミが葉を広げ、何か判らない細い葉が突き出ている。
ハナヤエムグラの花とマルバマンネングサ
(川崎市幸区)
2025/04/11
マルバマンネングサは多肉植物で、地を這って横に茎を伸ばし、養分や水分を葉に貯め込んでいく。ハナヤエムグラも根本の方では枝分かれして地を這うが、上にも茎を伸ばす。環境によっては草丈60センチほどになるそうである。
ウスベニチチコグサ
(川崎市幸区)
2025/04/11
厚く硬く地に張り付くように広がる葉は、ウスベニチチコグサのロゼットである。春になるまで凍害から実を守り、葉の痛みを軽減し、他の植物の芽吹きを遮断しながら、少ない陽光を最大限に利用する。写真のウスベニチチコグサは、葉を立たせて茎を上に伸ばし始めている。
ナラガシワの若葉
(川崎市幸区)
2025/04/11
この新葉は、葉の鋸歯の尖り方はコナラに近い。ミズナラだとしても葉の終端と枝との間、葉柄が長い。ミズナラはほとんど葉柄がない。ただ、この木は去年、30センチほどの葉を付けていた。近いのはカシワである。しかし、これほど細身の葉ではない。
コメツブツメクサの花
(川崎市幸区)
2025/04/14
コメツブツメクサの花はせいぜい1センチで、一つひとつの小花は数ミリである。クローバーの仲間のトリフォリウム属で、アブハチ類の僅かな体重で花弁が開いて、中の花粉や蜜に到達できるような構造になっている。
スダジイの蕾
(川崎市幸区)
2025/04/21
スダジイも虫媒花か風媒花か様々なAIに尋ねてみると、両方に回答が分かれた。ブナ科の多くは風媒花だが、スダジイは虫媒花である。ただ、風媒花として受粉することもある。虫媒花か風媒花の別は二択というわけではない。
スダジイの蕾
(川崎市幸区)
2025/04/21
スダジイは雌雄同株で、雄花と雌花の他に両性花もある。同じスダジイの木でも花軸によって構成が異なることがある。雄花か雌花、両性花だけの花軸、雄花と雌花の二種、あるいは三種とも並んでいる花軸もある。
羽根の曲がったナミアゲハ
(川崎市幸区)
2025/04/24
ナミアゲハが風に流されるように飛んできて、スダジイの葉に絡まりながら枝に留まった。羽化した場所が狭かったのか、前翅が上に曲がったままである。
ツグミ
(川崎市幸区)
2025/04/24
3週間で3度目のツグミとの遭遇である。60倍ズームなので、もはやオスメスはっきり見分けられないが、強いて言えば、全体に地味な色なのでメスの可能性が高い。
ビヨウヤナギの葉芽
(川崎市幸区)
2025/04/24
ビヨウヤナギの枝先の芽は、この時期はまだ葉になるものが多い。幼葉の成長とともに枝が伸び、途中でいくつかに分岐する。芽の外側は黄緑色で、中からカロテノイド系の黄色に見える幼葉が出てくる。
ビヨウヤナギの葉芽
(川崎市幸区)
2025/04/24
幼葉はすぐに赤褐色に染まる。伸びる枝も赤い。これは初期の成長過程で紫外線を防ぐアントシアニンの色である。成長と共に葉緑体が多くなり、葉の縁や主脈近くにアントシアンの赤が残る。赤色変化は日照条件によって違う。なお、若葉の付け根付近の黒い粒は、アブラムシ類である。
ビヨウヤナギのナミテントウとクロオオアリ
(川崎市幸区)
2025/05/12
ナミテントウとクロオオアリがいるので、ビヨウヤナギの蕾周辺にアブラムシ類もいるということである。テントウムシはアブラムシの捕食が目的。アリはアブラムシの甘露が目的。そのため、アリはテントウムシを攻撃して排除しようとし、アブラムシはアリに保護されることになる。これを相利共生という。
ニワゼキショウの花
(川崎市幸区)
2025/05/15
オオニワゼキショウとニワゼキショウはよく似ており、交雑種と思われるものもあり、どれも同じ種であるとする説もある。従来の説に従えば、これは花に比して蕾(子房)が小さく、また、花の色が濃く花弁の筋も濃いのでニワゼキショウとなる。
ニワゼキショウの花
(川崎市幸区)
2025/05/15
こちらは花と比較すると蕾が大きく、花弁があまり開かず、花弁の筋が薄く全体に色も薄いので、オオニワゼキショウかもしれない。
ヒメコバンソウの花
(川崎市幸区)
2025/05/16
ヒメコバンソウは、コバンソウと同じくヨーロッパ原産の帰化植物である。もっとも、コバンソウは鑑賞やドライフラワーとして明治時代に、ヒメコバンソウは鑑賞用に江戸時代に持ち込まれたようである。
ウスベニチチコグサ
(川崎市幸区)
2025/05/16
キク科の植物では通常の萼は目立たず、代わりに萼が変化した冠毛が発達する。花後、冠毛は痩果とともに風で飛び、散布後にはその基部が花床に残って白く見えることがある。
ハナヤエムグラの花
(川崎市幸区)
2025/05/23
ハナヤエムグラはヨーロッパ原産の帰化植物で、ヤエムグラ属ではなくハナヤエムグラ属である。関東以西に分布しているらしいが、まだここ以外では見かけない。
ベニバナセンブリの花
(川崎市幸区)
2025/06/17
自分としては、ロゼッタが形成されていようとなかろうと、ベニバナセンブリということにしておこうかと思う。少なくとも、ここに来年も生えてくれば同じ植物である可能性は高い。交雑可能なら同じ種族だろう。そもそも遺伝子は絶対的なものではない。交雑するから環境変化に適応できる種が生き残ってきたのである。
キマダラカメムシの終齢幼虫
(川崎市幸区)
2025/09/08
キマダラカメムシはカメムシとしては大きいぶん、少々の刺激では臭気を噴出したりはしないのかもしれない。しかし、こちらがどういう意図で扱おうと、分泌液を出すか出さないかはカメムシの判断次第である。
アキニレのニレハムシ
(川崎市幸区)
2025/09/26
アキニレの葉に留まっていた1センチにも満たない甲虫は、頭部に黒い斑紋のあるニレハムシ科の一種である。すぐ下に既に網状に枯れたようになって食われたアキニレの葉がある。
コブシの花
(川崎市幸区)
2026/03/09
新川崎駅近くにはコブシ並木があり、その途切れ目の1本に花が咲いていた。並木や林の端の方から咲くことが多いのは、風の通りや日照条件が比較的良好だからだろう。帰りには、並びのコブシも咲き始めていた。
ヒロオビトンボエダシャク♂
(川崎市幸区)
2026/05/25
おそらくヒロオビトンボエダシャクかと思われる。夕方近くに建物内に舞い込んで来た。壁面に留まったまま、写真を撮るためにスマホを近づけてもほとんど動かないので、体長5.5cmと測ることができた。夕方まだ明るいうちなので、昼行性の蛾だろう。
ヒロオビトンボエダシャク♂
(川崎市幸区)
2026/05/25
翅の赤みは壁の貼り紙の赤インキが透けたものである。近縁のトンボエダシャクは、腹部の黒い斑紋が四角形に近いが、このヒロオビトンボエダシャクは不規則形で、腹部が細いのでオスだろう。尻の先の毛束はメスにアピールするフェロモンを振りまくもので、専門的には鱗毛束や房毛などと呼ばれる。
ヒロオビトンボエダシャク♂
(川崎市幸区)
2026/05/25
成虫は、この時期に咲くクリやヒメジョオンなどの花の蜜を吸うらしい。幼虫の食草はツルウメモドキだそうだが、この付近ではツルウメモドキをまだ見かけたことはない。
ベニバナセンブリの花
(川崎市幸区)
2026/06/11
ヨーロッパ、特にオランダやベルギーでは、Centaurium erythraea × pulchellumと同定される雑種の大規模な個体群が報告されている(2023~2025年)。DNA解析では、葉緑体の遺伝子はハナハマ型で、核の遺伝子はベニバナ型だったそうである。
ベニバナセンブリの花
(川崎市幸区)
2026/06/12
オーストラリアでは、中間型は普通に見られ、両種を区別することが難しい場合があり(Castlemaine Flora)、中間的な形態に時折出会うことがあるという(VicFlora)。
ベニバナセンブリの根生葉
(川崎市幸区)
2026/06/12
日当たりがいい株にはロゼッタは見られないが、木陰の株にはロゼッタらしきが残っている。この地でも雪は降るが、寒帯ではなく温帯である。冬を越すためのロゼッタはさほど必要はなく、一年草でも十分に子孫は残せる。葉緑体がハナハマ型、核はベニバナ型。環境の違いによる適応戦略ではなかろうか。
Yellow Roof 's Museum