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ビヨウヤナギ (ビジョヤナギ、マルバビヨウヤナギ) キントラノオ目オトギリソウ科 Hypericum chinense
ビヨウヤナギの蕾と花 (東京都大田区平和島) 2023/05/15ビヨウヤナギはオトギリソウ属で、キンシバイと近縁である。花は雄蕊の形状が異なるので区別が容易だが、葉だけの時期は十字対生していればビヨウヤナギの可能性が高い。タイリンキンシバイは十字対生するが、葉先が丸みを帯びている。
ビヨウヤナギの花 (川崎市幸区) 2024/05/17ビヨウヤナギ(美容柳、未央柳)には美女柳など多数の別名があり、牧野富太郎や北原白秋はビョウヤナギと記している。別名が多いので名の由来にも諸説あり、楊貴妃が絡む説が最も有名である。
ビヨウヤナギの葉芽 (川崎市幸区) 2025/04/24ビヨウヤナギの枝先の芽は、この時期はまだ葉になるものが多い。幼葉の成長とともに枝が伸び、途中でいくつかに分岐する。芽の外側は黄緑色で、中からカロテノイド系の黄色に見える幼葉が出てくる。
ビヨウヤナギの葉芽 (川崎市幸区) 2025/04/24幼葉はすぐに赤褐色に染まる。伸びる枝も赤い。これは初期の成長過程で紫外線を防ぐアントシアニンの色である。成長と共に葉緑体が多くなり、葉の縁や主脈近くにアントシアンの赤が残る。赤色変化は日照条件によって違う。なお、若葉の付け根付近の黒い粒は、アブラムシ類である。
ビヨウヤナギのナミテントウとクロオオアリ (川崎市幸区) 2025/05/12ナミテントウとクロオオアリがいるので、ビヨウヤナギの蕾周辺にアブラムシ類もいるということである。テントウムシはアブラムシの捕食が目的。アリはアブラムシの甘露が目的。そのため、アリはテントウムシを攻撃して排除しようとし、アブラムシはアリに保護されることになる。これを相利共生という。
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