ネジバナ キジカクシ目ラン科 Spiranthes sinensis subsp. australis
ネジバナの花
(横浜市旭区今宿南町)
2023/06/17
ネジという言葉が日本の歴史の中で登場したのは16世紀の鉄砲伝来以降で、それ以前はネジバナではなくモジズリ(綟摺)と呼ばれており、万葉集や古今和歌集にもその名がある。モジズリとは、福島は信夫の里の染物工芸で、捩れた模様の染物のことである。
ネジバナの花
(川崎市幸区)
2024/06/07
ネジバナは、草刈りされた芝生などに真っ先に生えてくる植物の一つで、花色は濃い紅色から白まで様々である。英名はladies-tressesで女性の巻き髪を意味する。巻き方は右巻きも左巻きもあり、巻かないものもある。
ネジバナの花
(横浜市旭区今宿南町)
2024/06/22
ラン科は、花弁が上下左右でまったく異なる形をしている。この写真では、白く突き出して波打っている下の花弁(唇弁)が昆虫が着床するところで、上に張り出している上弁の奥に雄蕊と雌蕊が合体した蕊柱がある。
ネジバナの花
(川崎市幸区)
2025/06/17
ネジバナの主な花粉媒介者は、ハキリバチなどの小さなハチかからミツバチやハナバチなど、上弁を押し上げて蕊柱の奥の蜜まで潜り込める力があり、なおかつ、体毛があって花粉を身体につけて媒介できる昆虫である。
捻れていないネジバナの花
(川崎市幸区)
2026/06/18
同じ場所に、色の濃さが違う花色があり、右巻き左巻き、そして捩れない花を付ける。これは、効率よく蜜集めさせないためだろう。その方が別株との交配に成功する可能性が高くなる。
Yellow Roof 's Museum