Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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マンテマ ナデシコ目ナデシコ科 Silene gallica var. quinquevulnera

マンテマの花
マンテマの花 (東京都大田区平和島公園) 2023/04/17
YListの「標準」というのは典型例のことで優先すべしという意味ではない。現実には様々な変異があり、境界線を引くことができない場合も多い。優先順を「広義→標準→Synonym→異分類→狭義」とした方が無難である。シロバナマンテマは「標準」名だが、広義のマンテマ(Silene gallica L.)の変種var. gallicaである。

マンテマの花
マンテマの花 (東京都大田区平和島公園) 2023/04/20
全体的に細かな毛で覆われているが、特に茎の先端の毛は長く、葉や茎、萼に紫色のアントシアニンが濃い。たぶん乾燥しやすく直射日光に晒される環境に適応した植物だろう。

マンテマの花と若い果実
マンテマの花と若い果実 (東京都大田区平和島公園) 2023/04/20
マンテマの花筒は萼に包まれており、白と紫の模様がある。結実すれば花は落ち、目立たないように萼の模様も消える。

マンテマの花
マンテマの花 (東京都大田区平和島公園) 2023/04/21
茎の先端の方の毛は粘着質の繊毛で、これは小さな甲虫やアリなどが地面から侵入してくるのを防ぐ目的だろう。それは同時に捕食目的の昆虫に保護されることでもある。花筒が長いので蜜に辿り着けるのは小さなチョウ類の口吻だけである。

マンテマの花
マンテマの花 (東京都大田区平和島公園) 2023/04/21
草丈は20センチほどあるが、花は直径5ミリもない。

マンテマ
マンテマ (東京都大田区平和の森公園) 2023/04/25
マンテマ(満天星)の名は、乾燥した荒れ地や草地にたんさん咲いている様子に見立てたとも言われている。

マンテマの花
マンテマの花 (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2024/05/14
マンテマはヨーロッパやロシア、北アメリカ原産で、江戸時代にヨーロッパから持ち込まれた植物と言われている。現在では本州から九州に分布する帰化植物である。

マンテマの花
マンテマの花 (川崎市幸区) 2026/03/27
マンテマは海岸の砂浜や乾燥した場所などで群生するという。群生とまではいかなくても、道路沿いや除草後の草地にぽつねんと生えているものをよく見かける。

マンテマの花
マンテマの花 (川崎市幸区) 2026/03/27
マンテマの花を見かけるのは、3月末~5月ぐらいまでである。

マンテマの花
マンテマの花 (川崎市幸区) 2026/03/27
マンテマは、直射日光が当たる乾燥したところや根の張りにくい不安定な場所で、競合する植物が少ない隙間を見計らって生えてくるようである。


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