Yellow Roof 's Museum
東京都大田区大和大橋
ユキヤナギの花 (東京都大田区大和大橋) 2017/03/28大田区に転勤したのは2011年の春で、流通センター駅前の交差点で信号待ちをしている間、噴水のように湧き出す白い花を初めて見た。
ユキヤナギの花 (東京都大田区大和大橋) 2017/03/28ユキヤナギは関東以西の主に太平洋側の川岸が自生地で、日本原産の説と日本と中国を原産とする説があるようだ。中国語では雪柳は「珍珠花」と書き、清朝末期から葬儀に使われている。中国人は白い花束で死を連想するそうである。
大田市場と改修工事前の護岸 (東京都大田区大和大橋) 2018/09/13以前の京浜運河の左岸はU型鋼矢板を並べた土留めが赤黒く錆びついていた。毎年春になると護岸近くに魚の群れがいることに気づくが、それは海面近くの光のさざめきのようなもので、海底が真っ黒なので魚の形はほとんど分からない。はっきり見えるのは夏が近づくと跳ね上がるボラぐらいだった。
セイタカアワダチソウの花 (東京都大田区大和大橋) 2021/10/26自分はこれを長くブタクサと思い込んでおり、後に母親もこれをブタクサと思っていたことを知った。近所でもブタクサと言っている人ばかりだと言う。職場でも同じことでセイタカアワダチソウと言っても名前にピンとくる人もいない。
ヘラオオバコ (東京都大田区大和大橋) 2022/05/19これは人通りが多い橋の上でゆっくり歩いて通勤者をやり過ごしながら撮った写真で、自分としてはスマホで写真を撮る気恥ずかしさや不慣れさから一歩踏み出した感がある。
フヨウの葉 (東京都大田区大和大橋) 2022/05/24小学校3年生の夏に引越した先の町内会名が芙蓉会だった。その頃にフヨウというのが植物の名と聞いてはいたが、実物と結びついたのは半世紀後の今日である。名を知っているだけで実物を見たことがない植物はたくさんある。
京浜運河左岸の大田市場と右岸の東京団地 (東京都大田区大和大橋) 2022/06/08職場では京浜運河を川だと思っている人も多く、京浜運河や大和大橋という名も話題に出てこない。川と言い、橋と言えば通じてしまう。150メートル幅ほどの運河は内陸運河ではなく海路運河で、潮流の関係で流れもあり朝と夕方とでは逆向きに流れることもある。京浜運河はここだけではなく、港区から横浜の鶴見区までの陸地と数々の人工島との間を隔てるいくつもの水路が京浜運河と称されている。
アカエイ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/09橋の上でやけに覗き込んでいる人がいるので何事かと目をやると、うっすら黒く丸いシルエットが見え、程なく長い尻尾が見えた。おそらくはアカエイで体長は1メートル弱ぐらいだろうか。初めは動いているように見えず死んでいるのかとも思ったが、急にマントを翻すと白い腹側を見せながらこちらに頭を向けた。ミズクラゲを除けば、運河の水の中に生き物をはっきりと見たのはこれが初めてだった。
アカエイ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/09生きたエイを見て、底の白い点々が貝殻であることに思い当たった。それまでは崩れた岩かコンクリート片だと思っていた。岸際の窪みは排水溝のようで、雑草群から雨水とともに有機物やミネラル分が運河に注ぎ込む。橋の下にはこの辺りにいるアブラコウモリや野鳥や昆虫たちの落とし物もあるだろう。
アカエイ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/09前方から同僚が二人歩いてきたのでエイを確認してもらった。立ち止まることになったので、ついでにスマホで写真を撮ると一人が「珍しくもないでしょう」と笑った。もちろん彼が言ったのはエイの知識のことで、ここでエイを年がら年中見掛けるといった意味ではない。
干潮時の橋のたもと (東京都大田区大和大橋) 2022/06/13海面は常に揺れ動いており、潮が満ちれば岩場は底に沈み、風が吹けば白波が立ち、雨が降れば濁りもするし、小さな船の航跡すら海面を掻き回す。何も見えない時の方が多い。しかし、この運河は明らかに以前よりは透明度が増している。岸辺で釣り糸を垂れている人は多い。夏になれば頻繁に見かけるようになる。キャッチ・アンド・リリースする釣人ばかりではない。クーラーボックスが傍らにあることも多い。もちろんそれは魚を持ち帰って料理するためだろう。
左岸のコサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/14通勤中に初めて撮った野鳥は大和大橋のコサギだったが、この写りでは白い塊をコサギと言い張るしかない。
橋脚から生えたビロードモウズイカ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/14橋の途中、欄干の向こうから顔を出している奇妙な植物に気づいたのは6月半ばのことだった。気づいた朝早々に写真を撮って名前を調べた。ビロードモウズイカなど聞いたこともないが、どこから生えているかの方が気になった。
大和大橋左岸袂の雑草 (東京都大田区平和島公園) 2022/06/15セイタカアワダチソウは葉だけではただの雑草で、まず注意が向くのはどんなに小さくても葉の緑色ではなく花である。紫色の粒のような花はアレチハナガサだろう。
メマツヨイグサ、ヤブガラシ、アキニレ、セイタカアワダチソウ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/15ごちゃごちゃと様々な植物が入り混じって生えているのが雑草というもので、歩きながら見分けようとしても一度に目で捉えられるものは1つ2つぐらいのものである。初めに浮かぶのは見たことがあるかないかといった視覚的な認識パターンである。そのパターンに雑草や緑、ヤブガラシやメマツヨイグサといった名を当てて区別して憶えるということは、認識パターンを固定するということでもある。
環状七号線 (東京都大田区大和大橋) 2022/06/16橋の上を歩いていると海の方にも目をやるが、警笛や緊急車両のサイレンに注意を向けたり、渋滞の列が動かなければ事故かと振り返りもする。同僚の車を見かけて手を振ることもあれば、カラスの一声に照明灯を見上げもする。濃い雨雲の動きを追って天気を予想することもあれば、今日の手始めにやるべき事を数え上げて気づかないうちに橋を渡り切ることもある。
アオギリの葉 (東京都大田区大和大橋) 2022/06/20アオギリの葉は下から仰ぐと太い葉脈が傘の骨のように張っているが、厚みはそれほどではない。
ユキヤナギ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/22ユキヤナギは信号待ちで毎日目にする。四季変化も見ているはずだが、花弁が何枚かすら知らず、葉が何センチぐらいかと尋ねられても答えられないし、実も枯れた花と思って見過ごしてしまう。
植込みのアオギリ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/24アオギリは雌雄同株だが、低く剪定されていれば花は付けないらしい。この辺のアオギリの街路樹では自分が花を見たのは他よりいくぶんか背の高い1本だけで、それも数年前のことになる。
ユキヤナギ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/24ユキヤナギは道の反対側にもびっしり植わっている。植物を一纏めに雑草と捉えることは大まかに歩道と障害物を見分けたりするためには必要なことではある。しかし、歩きながら植物を識別するということは、金網や鉄柵や手すりといった単純に捉えていた物を形状や材質や色彩や構造によってメーカーや製品を特定することと同じである。つまり、観察力や判断力といった基礎的能力の研鑽も必要で、実践を重ねて実践知識として身に着けないと瞬時に違いを把握するのは無理である。
メマツヨイグサ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/24大和大橋の歩道上の僅かに溜まった土にも雑草が生える。メマツヨイグサは右岸近くにも左岸近くにも見られ、胸の高さぐらいまでに成長するものもある。
除草前の大和大橋の袂 (東京都大田区大和大橋) 2022/06/24大和大橋を渡ったところは雑草だらけになっていて何がどう生えているのか見当も付かない。自然発生だと思うが、右岸にたくさん植えられているユキヤナギを探してもここには無い。種が風で飛ばされることもなく、鳥や昆虫によって運ばれもしないようだ。
大和大橋から城南島地区を望む (東京都大田区大和大橋) 2022/06/24ユキヤナギのある交差点は大和大橋の入口で、そこから350メートルほどで城南島に辿り着く。京浜運河を渡る大和大橋自体は長さ200メートル、幅40メートルほどだが、なだらかな坂になったアプローチ部分が長い。流通センター側で100メートル、城南島側で50メートルはある。
改修工事後の護岸 (東京都大田区大和大橋) 2022/06/24京浜運河の護岸改修は2019/06/12~2020/06/29の工期で東京都港湾局の発注で京浜建設が受注した。橋の真下辺りの護岸は元々鋼矢板ではなかったので何も変わらなかったが、奥のU型鋼矢板は生物共生式の護岸パネルと岩場の組み合わせに変更された。それから1年も経った頃、黒い海底に白く斑点のように砂地が広がってきた。
目線よりも高くなったビロードモウズイカ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/24ビロードモウズイカは漢字では天鵞絨毛蕊花と書き、国立環境研究所の新入生物データベースによれば1870年頃に導入され、その後全国に移入されたらしい。種子は10年以上発芽能力を持ち続け、浅い土でも育つらしい。以前は橋の歩道脇にたくさん生えていたのかもしれない。
左岸の歩道 (東京都大田区大和大橋) 2022/06/24大和大橋の左岸のアプローチには植込みはない。土手を駆け上るようにして生い茂る雑草は毎年全て伐採されては復活する。毎年同じ位置に生えるものもあれば、勢力交代するものもある。その場で調べた植物名は、最初は場所と結びついて名を思い出したり、季節が変われば判らなくなるような浅はかな記憶でしかない。
橋の袂に繁茂するヘクソカズラ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/24実践的な知識のほとんどは言葉にならない。赤ん坊は積み木で遊んでいるうちに物の形や色彩、大きさや重さ、性質や仕組みなどを段々と把握する。三角や丸、赤や青といった言葉や力学の知識は積み木遊びには必要がなく、そもそも言葉がほとんど理解できない。母は車に興味はないが、白黒写真の背景に並んだ車のうちの1台が自分の家の車だと指摘できるし、60年以上前の写真を見てこれは誰それのルノーだと言う。父を遊びに誘いに来るが、二人乗りだから母は乗せてもらえなかった。「座席の後ろなんかこんな狭くて」と手を広げてみせる。それこそが知識ではなかろうか。
大和大橋のアプローチ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/29大田区の緑は自然保護の結果ではなく土木造園技術によるデザインでありガーデニングであり、定期的に剪定や除草が行われている。剪定前は雑草の塊にしか見えなくても、除草や剪定で見分けやすくなるものもあれば、幾何学的な飾り物と化して自然形から離れて判りにくくなるものもある。
京浜運河のクロダイ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/30京浜運河の透明度は平均1メートルしかないため橋の欄干から見る海面はほとんど黒く見えるが、潮の具合と陽光次第で岸寄りに海底が透かし見える時がある。
京浜運河のクロダイ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/30チヌは釣り用語だと思っていたが、関東ではクロダイ、関西ではチヌと呼ぶそうである。橋の上から水中の魚の大きさは判らないが、成魚の平均は30センチぐらいである。
京浜運河のクロダイ (東京都大田区大和大橋) 2022/06/30改修工事の影響で貝の絨毯ができ、以前よりは生物が集まるようになっているようだ。貝殻のおかげで背景が白っぽく視認しやすくもなっているが、もしかすると自分もまた以前に比べて目が肥えてきたのかもしれない。
貝を食べるクロダイ (東京都大田区大和大橋) 2022/07/07クロダイは護岸についた貝類を食べるので見つけやすい。ボラやスズキなども見かけはするのだが、レンズを向ける間もなく泳ぎ去ってしまう。
メマツヨイグサ (東京都大田区大和大橋) 2022/07/11メマツヨイグサは朝方が最も花が開いており夕方には萎んでいるように見えるが、実際には夕方の花が咲き始めで、朝には開ききって散っていく過程にある。
排水溝の上の雑草群 (東京都大田区大和大橋) 2022/07/12雑草は人が手入れするからこそ生えてくる。植物相が安定した林の中では町中で見かけるような雑草は少ない。堆積した腐葉土で地表まで光が届かないとか、競合する強力な種が定着しているためとか理由はいくつもある。これを応用した園芸技術として腐葉土やウッドチップ、玉砂利などを敷いたり、見た目が良く繁殖力が高いグランドカバーと呼ばれる植物を植えたりすることがある。
朝のアオサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/07/14そこの川で初めて白いツルを見たと話してきた人は通勤7年目である。そもそも川ではなく運河で、海だということも分かっていない。ツルではなくシラサギかアオサギだろうと言っても、自分にはツルでいいと言う。その通りかもしれない。鳥に名札など付いていない。名前など誰かが勝手に付けたものだ。
ビロードモウズイカの鎌首 (東京都大田区大和大橋) 2022/07/14二年生植物のこれが二年目で、7月に花が実を結んだ後は種子を散布して朽ちていくだけになる。ビロードモウズイカはハチやアブなどによる虫媒花であり、弾けた種子の半分は京浜運河に、後の半分は岸辺の雑草群の中に落ちるだろう。ただ、橋の下のいったいどこから生えているのか見下ろしても判らない。
夕方の雨の中のアオサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/07/14雨の帰り道に朝見かけたアオサギがまだ同じ場所に立っている。岩場は潮に呑まれており作り物かと疑ったが、時々首を動かした。
翌朝の雨の中のアオサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/07/15翌朝もまた同じところにアオサギがいた。写真で確認しても立っている場所はほぼ変わっていない。おそらく餌場から動かず待ち伏せしているのだろう。獲ったか獲らなかったのか、この日の夕方には姿を消していた。
ユキヤナギの枝と葉 (東京都大田区大和大橋) 2022/07/19野生化のユキヤナギの果実は洪水で剥ぎ取られると水面に浮いて遠くに運ばれる。水流に運ばれて分布を広げる植物である。大和大橋周辺に生えているユキヤナギの葉がヤナギの葉のように細長くないのは、冠水もなく水圧をかわす細い葉である必要が無いからだろう。陽光を効率よく吸収できれば十分なのだ。
剪定後のユキヤナギ (東京都大田区大和大橋) 2022/07/19ユキヤナギは根本近くまで刈っても毎年復活する。年に2度3度とユキヤナギは剪定されるが、余分な枝を刈ることで風通しを良くしたり、共倒れを防いだりして全体を生かしているようだ。
ビロードモウズイカの生える大和大橋のジョイント部分 (東京都大田区大和大橋) 2022/07/19橋の継ぎ目からは雨水が流れ込みやすい。流れ込む土砂にビロードモウズイカの種子が混じっていても不思議はない。ただ、下の空地から生えているとすると6メートルはあることになる。
都大橋の橋脚 (東京都大田区平和島公園) 2022/07/20環七通りは都大橋を通って大和大橋へと続く。橋脚は同じ構造である。橋脚には横ずれを見込んだ張り出し部分があり、そこに土が堆積すれば雑草ぐらいは生えてくる。
イヌホオズキの花と果実 (東京都大田区大和大橋) 2022/07/20ヘラオオバコと並んで1株だけイヌホオズキを見つけたのは7月のことだった。名前はGoogleレンズで知ったが、それだけでは他人に植物の名を聞いたのと同じで、自分に識別力がついたことにはならない。
フヨウの花とアオギリ (東京都大田区大和大橋) 2022/08/04大和大橋へのアプローチにはいくつもの植込み区画がある。信号待ちの間に眺めたり近づいたりすることもあるが、もっぱら信号機を見るから花が咲いていることに気づくのは偶然だ。これまではいつから咲いていたのかと思うぐらいで何の花か調べるようなことは稀だった。フヨウの名も2~3年前に調べてこれがそうかと知ったぐらいである。
ヘクソカズラの葉とアレチハナガサの花 (東京都大田区大和大橋) 2022/08/04類似画像検索は実に様々な結果を表示する。他国の植物も出れば、違う植物が1つだけ表示されたり、似た画像が見つからないこともある。そもそも写真は視覚情報の一部分に過ぎず、大きさや気候、環境など含まれない情報は無数にある。葉では絞りきれなくても、花だけ切り取ればアレチハナガサが高順位に表示される。しかし、何種か入り混じった画像では別々の植物ではなく同一植物と認識される可能性がある。
ヘクソカズラ (東京都大田区大和大橋) 2022/08/04知っている植物の多くは花や実しか知らなかったり、葉しか見たことがなかったりする。名前を聞いたことがあっても見たことがない植物もある。植物には成長変化や環境変化や地域的な個性もあり、変種や雑種、類似別種もある。同じ場所でそれまで気づかなかった植物を見つけたことも一度や二度ではない。
ヘクソカズラ (東京都大田区大和大橋) 2022/08/04確認しようとしなければヘクソカズラは目に入らない。気が付かないのではなく植物や雑草と捉えて纏めて見過ごすのである。雑草どころか橋や歩道としか認識しないまま通り過ぎることもある。ヘクソカズラは日本全土どこにでもある在来種で、手入れすればするほど競合種が一掃されて繁茂しやすくなる。植物相が安定した野山では隙間を見つけられず、草刈りの機会を狙って人里で芽を出すというのが雑草の一つの在り方のようだ。
ビロードモウズイカの果実 (東京都大田区大和大橋) 2022/08/08ビロードモウズイカが顔を出しているのは護岸の真上で橋の継ぎ目になる。たぶん橋脚に堆積した土から生えているのだ。そこなら隙間から雨水と一緒に土砂も流れ込む。 排水のための雨樋がついていればなおさら好条件になる。さらにここは橋の南側でもある。それにしても3メートル程度は伸びていることになる。この植物は10月末にボロボロに朽ちるまで棒切れのようにずっと立っていた。
ダイサギ、アオサギ、コサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/08/22この映像は朝と夕方に撮った映像を繋げたものだ。朝方にただ立っているのがアオサギとダイサギ、手前の小鳥はハクセキレイだろう。夕方にちょこちょこ餌を啄いて回っていたのは動きからいってコサギだと思う。別の鳥もいるかもしれないが遠すぎる。
エノコログサ (東京都大田区大和大橋) 2022/08/26エノコログサは犬ころ草が転じたもので子犬かと思いきや狗尾草と書くので犬の尾である。もっとも、穂を掴んで遊んでいた子供の頃にはもっぱら猫じゃらしと呼んでいて犬は連想しなかった。猫じゃらしに何種類もあるとは思っていなかったが、遊んでいたので大きさや長さ違い、色違いがあることは十分に知っていた。それが識別力であり経験知である。
シュロの幹に留められた除草と剪定作業の公示 (東京都大田区大和大橋) 2022/09/02毎年4月から9月はアルバイト増員で大規模な除草が行われる。細かな剪定や刈り残しは造園業者だけで年がら年中あちこちでやっているようだ。通勤路だから気になったことはいつでも確かめることができるが、除草の公示もろくに読まないどころか気が付きもしない。まともに目を通したのは今年が初めてである。
左岸のクロダイの群れ (東京都大田区大和大橋) 2022/09/05大和大橋からは海底を見ようとしても満潮時には見えない。波が高くても潮の流れが速くても見えず、日差しが強すぎても逆光で見えない。このところは見えそうな時は海面の様子から分かるようになってきてはいる。クロダイは珍しくもなく週に何度かは姿を見る。
セイタカアワダチソウ (東京都大田区大和大橋) 2022/09/14セイタカアワダチソウにも舗装路の割れ目や橋の上の僅かな土で成長するものがある。風雨や寒暖差でアスファルトは割れたり劣化したりもするし、他の植物によって深く穿たれることもあるだろう。裂け目は意外に深いのかもしれない。
潮溜まりのアオサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/09/22アオサギやシラサギ、ハクセキレイ、カワセミなどが海辺でも餌を獲ることはここに来て初めて知った。自分の目には対象は大きく鮮明に見えているが、橋の上から護岸にいる鳥は近くても10メートルは離れており、とっさに見つけて望遠にしたり明るさ調整したりするのはなかなか困難である。
60m先の2羽のダイサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/10/12バードウォッチャーは遠くが見え、釣り人は水中が見える。それは知識というより技術であり経験と試行錯誤の積み重ねの能力である。いつも見ていれば遠くからでも鳥に気づくようになり、やがてアオサギかシロサギか見分けられるようになる。大きさをどうやって知るか考えていれば、護岸のブロックの高さが30センチだということにも気づく。直立姿がブロック3枚分もあればダイサギかアオサギだろう。
30m先の2羽のダイサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/10/12野鳥など珍しくもない。鳥など興味が無い。いつもと変わらない。そんなふうに片付けていれば、やがて鳥の姿は注意対象から外れていき視界にも入らなくなる。毎日のようにサギ類を見かけるようになったのは今年になってからのことで、護岸工事によって生物多様性が豊かになってきたように思われる。しかし、植物の写真を撮るようになって、自分自身の現実の捉え方が変わった影響も少なからずあると思う。
ダイサギとコサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/10/17通勤中なので実際に見る時間は秒単位であり、スマホをポケットから取り出す時間もレンズを向ける時間も惜しい。そもそも写真に撮りたいのではなくこの目に収めたいのだ。できることなら自分の記憶領域から映像を取り出したいものだ。
富士山の初雪 (東京都大田区大和大橋) 2022/10/2510月25日の朝に富士山がすっぽり雪を被っていた。ビルの隙間が額縁のようになって大きく見える。初冠雪は9月30日だったらしいが、富士山までは直線距離で95キロあってそこまでは見えない。なお、甲府地方気象台の
【気候・気象観測統計】には「富士山と甲斐駒ヶ岳の初冠雪の観測記録[PDF]」があり、最早記録は2008年8月9日である。
ヤエヤマブキの散花 (東京都大田区大和大橋) 2022/11/04ヤエヤマブキは雄蕊が全て花弁と化し雌蕊が退化しているため実ができないそうだ。古くから連綿と移植されてきた栽培種である。
ユキヤナギの葉 (東京都大田区大和大橋) 2022/11/09ユキヤナギの葉の長さは指1本の幅かせいぜい2本程度の幅しかない。枝は固く葉の付け根にも丈夫そうなコブがあり、洪水に沈んでも水流に耐えられるので風にも耐えるだろう。ただ、花が終われば大量の細かな花弁が落ちる。紅葉が終わればやはり大量の葉が地面に降り積もる。ユキヤナギの葉や花は掃除に苦労するそうである。
右岸のアオサギ (東京都大田区大和大橋) 2022/11/09右岸でも鳥類は見かけるのだが、こちらは岩場になっていないからか数を見かけることはない。
京浜運河のオオバン (東京都大田区大和大橋) 2022/11/25冬が近づくと陽光が低くなる。海面にも乱反射するので、特に右岸では視認が困難になる。少し曇っているぐらいがちょうどいい。この日は足元に2羽のオオバンがいて動画を回したが、スマホの画面に収まっているのかどうかすら強い陽射しでほとんど確かめられない。撮れていたのは最後の10秒足らずである。この日は2羽しかいなかったが、遠くで群れをなして泳いでいるのは何度も見掛けていた。淡水に生息すると書かれたサイトが多いが、海で過ごすオオバンが増えているようである。
セイタカアワダチソウの花 (東京都大田区大和大橋) 2022/11/2911月も終わりになるが、まだ咲いている花は多い。その年の気候にもよるのだろうが、どうやら12月になってもセイタカアワダチソウは咲き続けそうである。
浚渫船 (東京都大田区大和大橋) 2022/12/02京浜運河で浚渫作業が始まった。クレーンや掘削機などの重機と待機小屋やトイレまでセットになった浚渫船が新たに設けられた桟橋に横付けされた。
浚渫船 (東京都大田区大和大橋) 2022/12/05クレーンは泥袋を運搬船に移すためのもので、少し吊り上げた袋の口を3人か4人がかりで縛る。
浚渫船 (東京都大田区大和大橋) 2022/12/08平らな浚渫船は自走しない艀のようなもので横付けのタグボートで運ばれてきたりする。
クスノキの幼木とオニドコロの花 (東京都大田区大和大橋) 2022/12/0912月になって大和大橋の袂にクスノキの幼木が生えてきていた。このオニドコロの花は二度咲きのもので、通常は夏に咲く。
ヘクソカズラ (東京都大田区大和大橋) 2022/12/09ヘクソカズラは実を十分に付ければ葉は枯れていくが、12月になってもまだ蕾を付け青々とした葉のものもある。この蔓には葉と蕾しかなく花も実も見当たらない。ほぼ初夏の状態である。このまま冬を越して早春に咲くのだろうか。それとも夏まで咲かないのだろうか。このフェンスには10月ごろまでキカラスウリが絡みついて花を咲かせていたが、実を付けずに枯れて蔓だけ残っている。その後にヘクソカズラが台頭してきた形になる。
浚渫工事 (東京都大田区大和大橋) 2022/12/16船が通るたびに警戒船が動いて白旗で誘導していたが、本作業は7日前後ぐらいのものだった。
クスノキの幼木とサザンカの花 (東京都大田区大和大橋) 2022/12/2110メートルと離れていないサザンカの植え込みにもクスノキが生えており葉が入り混じっている。種を運んできた鳥はハクセキレイかもしれないと思っている。海辺の大和大橋付近でもよく見掛けるのだ。
京浜運河 (東京都大田区大和大橋) 2023/01/06浚渫作業が終わると、藻類の緑が少しは鮮やかに見えてきた気がする。
ユキヤナギの冬芽 (東京都大田区大和大橋) 2023/01/11大和大橋のユキヤナギにも花が1つ2つ咲いているものがある。もはや遅咲きではなく早咲きというべきだろう。
右岸のクロネコ (東京都大田区大和大橋) 2023/01/18左岸にはネコは降りられないが、右岸ではよく見掛ける。エサをやる人間もおり、釣り人が残していくものもある。岸辺の小魚や雛や卵、ハタネズミぐらいはいるかもしれない。
浚渫工事後に残された桟橋 (東京都大田区大和大橋) 2023/01/18この桟橋は残すのだろうか。暗くなると安全のためのランプがずっと点滅している。
ヨモギ (東京都大田区大和大橋) 2023/02/07ヨモギは多年草で冬になっても葉が生え変わったりはするが、ずっと新しい葉を生やし続ける。ここは年に何度も綺麗に伐採されるが、ヨモギは最初に生えてくる植物の一つである。
ユキヤナギの果実とユキヤナギアブラムシ.html#230320-024">ユキヤナギアブラムシ (東京都大田区大和大橋) 2023/03/20アブラムシに襲われている枝の葉の方が長く、花が咲いている枝の葉は小さくアブラムシも少ない。花の時期は植物中の養分やエネルギーはもっぱら花で消費される。長い葉だけの枝は言わば戦時の兵站役で、アブラムシは兵站を襲っているわけである。子供の頃はアブラムシと言えばもっぱらゴキブリのことで、アブラムシ上科の昆虫はアリマキと呼んで区別した。今も関西地方ではゴキブリをアブラムシと言うようだが、方言ではなくゴキブリという言葉の方がアブラムシより後発である。
アザレアの花 (東京都大田区大和大橋) 2023/03/28サツキの雄蕊は5本と決まっているらしい。アザレアも5本で、ツツジはそれ以上あるが、雄蕊が5本のものもあるようだ。
トベラ (東京都大田区大和大橋) 2023/04/13トベラは遠目にはシャリンバイの葉の付き方と似たような付き方をしていて間違えることがある。
ツルウメモドキの花 (東京都大田区大和大橋) 2023/04/17ツルウメモドキの果実は梅干しのような見た目で葉もウメに似ているが、花のほうは葉より少し白っぽい小さなもので目立たない。雌雄異株のこれは雄蕊が5本の雄花の方である。
京浜運河のミズクラゲ (東京都大田区大和大橋) 2023/04/19どういうわけか京浜運河ではクラゲは見ない。ごくたまに1匹か数匹が漂っているのを見るぐらいである。
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