Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
【テーマ別索引】 【日付別索引】

アブラゼミ カメムシ目ヨコバイ亜目セミ科 Graptopsaltria nigrofuscata

都大橋からの歩道橋下のアブラゼミの抜け殻
都大橋からの下のアブラゼミの抜け殻 (東京都大田区平和島公園) 2022/07/20
セミの抜け殻はあちこち以外なところでも見かけるが、種までは見分けにくい。成虫との相似形が明瞭に残る赤褐色の抜け殻は、絶対数の多いアブラゼミではなかろうか。セミは不完全変態で、ほぼ前翅が細くなり、翅が大きくなるだけである。

アブラゼミの抜け殻
アブラゼミの抜け殻 (横浜市旭区今宿南町) 2022/07/23
抜け殻の割れた背中から飛び出している白い糸のようなものは、気門の気管の抜け殻である。全身の細い気管の内部までつながった状態でスポッと引き抜かれるため、このように長いチューブの糸状になって抜け殻に残される。アブラゼミの抜け殻は背が元通りに合わさり原型に近い。クマゼミは背がもっと盛り上がっている。

アブラゼミ
アブラゼミ (横浜市旭区中希望が丘) 2022/08/02
アブラゼミは東アジア全域に分布している。アブラゼミ(油蝉)の名は、鳴き声が油を揚げる音に似ているとか、翅の色艶が油を含んでいるように見えることから来ているとも言われる。

アブラゼミ3匹
アブラゼミ3匹 (東京都大田区平和島公園) 2022/08/12
アブラゼミは木の低いところにも留まり、身体も大きいため、蝉採りでは最も捕まえやすいセミである。

メタセコイアのアブラゼミ
メタセコイアのアブラゼミ (東京都大田区平和の森公園) 2022/08/23
子供の頃は成虫の寿命は約1週間と言われていたが、最近では2週間から1ヶ月ほどは生きるということが分かってきている。

メタセコイアのアブラゼミ
メタセコイアのアブラゼミ (東京都大田区平和の森公園) 2022/08/23
硬い樹皮にも口吻を突き刺して樹液を吸うが、樹皮の裂け目には柔らかい組織もあり、また唾液には細胞を溶かす成分も含まれており、口吻を差し込む力だけに頼っているわけではない。

オオシマザクラのアブラゼミ
オオシマザクラのアブラゼミ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/07/23
蝉採りしていた頃は、たびたび「おしっこ」をかけられた。しかし、正確には尿ではなく、セミは樹液からアミノ酸などの栄養分を吸収して、飛び立つ時に、過剰な水分と糖分を排出しているだけである。

タブノキのアブラゼミ
タブノキのアブラゼミ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/07/31
アブラゼミの口吻の上には、横向きの細かい溝や筋が何本も並んだ蛇腹のような構造がある。頭部には口吻を突き刺して強力に動かす筋肉が詰まっており、襞状になっていることで、内部の筋肉が大きく伸縮運動をしやすくなっている。

タブノキのアブラゼミ
タブノキのアブラゼミ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/07/31

タブノキのアブラゼミ
タブノキのアブラゼミ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2026/07/31
そもそもセミはオスしか鳴かないが、腹側の後脚の付け根、腹側に鳴くための大きく平たく発達した腹弁があればオスである。横側からは明確に見えないが、メスの場合にはここが引っ込んで直線的になっており、体節が見える。


Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
【テーマ別索引】 【日付別索引】