2026/07/04(土曜日)
ソメイヨシノ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ほとんど手入れされないソメイヨシノの根元からはたくさんの蘖が生えており、幹には太いキヅタが絡まっている。
ノラニンジンの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
遠くから見たことがない植物ということが瞬時に判るのは経験知によるものだろう。この季節のこの場所に、身長ほどの草丈で、白い頭花があったか否か。ただ近づきつつ脳裏で照合していく。
ノラニンジンの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
水色の支柱が1本立っているが、蔓性ではない。根元に細い葉の塊があるり、小さな花が傘状になっていることはニンジンに似ている。しかし、草丈は背よりも高く、そもそもニンジンを植えるにしても、これだけということがあるだろうか。
ノラニンジンの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
アシタバやウイキョウなどのセリ科、たぶんニンジンの類だろうとは見当が付いたものの、そもそもニンジンを撮ったことがないので30枚ほど撮った。
ノラニンジンの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
どの花冠の中央にも褐色~赤色の点がある。最初はそれを昆虫だと思っていた。帰ってから、名前を調べてみると、それがノラニンジンの特徴らしい。
ノラニンジンの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
赤い点は昆虫ではなく赤い花である。最初に咲く花は赤くなり、その後に展開する花は白くなる。赤いのはアントシアニンで他の花より長持ちすると思われる。遠くからは蜜や花粉目当ての昆虫にも見える。
ノラニンジンの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
この花冠には赤い中央花(中心花)が3つある。遠目からは、白い花束に赤い昆虫がいるように見えるので、様々な昆虫を誘引する戦略ということになる。ノラニンジンは "Queen Anne's Lace"と呼ばれ、アン女王のレースの襟とか、アン女王がレース編みの際に指を針で刺した血の雫といった説がある。
ノラニンジンの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ノラニンジンは複散形花序で、細い花柄が放射状に分散して伸びて、さらにその先が分かれて複数の小花が咲く。花柄の根元には針状に分岐した羽状複葉がつく。小花の塊の下の総苞片まで針状である。
カラスビシャクの仏炎苞 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
仏炎苞の先まで食いちぎられたような跡がある。サトイモ科はシュウ酸カルシウムを持っているので、仏炎苞を食べるためではなく、中の実や蜜が目当てだったのかもしれない。カラスやムクドリならばやりそうなことである。
スズコナリヒラ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ゴルフ練習場のネットの高さから推定すると7~8メートルはある。ただ、鈴なりの枝葉はそれなりの重量があり、幹もさほど太くはないのでそのうち曲がるか折れるかするだろう。
スズコナリヒラ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
トウチクはまっすぐ伸びて節間も長い。細くしなやかで軽量であり、節が少ないため継竿にもしやすく、古くから高級な釣り竿(和竿)として用いられてきた。節間は最長で80cmほどにも達するという。
コノテガシワの果実 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ニオイヒバと同じように水平に広がる葉もあるが、コノテガシワの葉はほとんど垂直になる。そこに妙な形の空色に近い緑色の物がたくさん付いていた。
コノテガシワの果実 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
コノテガシワは東アジアの一部地域に分布するヒノキ科の植物で、日本には江戸時代頃に中国から庭木や薬用として移入されたらしい。漢方では、葉は側柏葉と呼ばれ、止血や下痢止めに用いられたり、発毛促進の効果もあるとされている。種子は柏子仁といって、滋養強壮、鎮静、安眠、潤腸の効能があるという。
コノテガシワの果実 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
蒴果には角のようなものがあり、この中で4個前後の種子が育つ。蒴果の下の方には、もはや役目を終えて白茶けてきた雄花が並んでいる。
ヒヨドリバナの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ヒヨドリバナやサワヒヨドリなどには、通常の2倍体(2n)だけでなく、3nや4nなども混在する。異なる倍数体同士が交配すると、次の世代では親のどちらとも言えないような形質を持つものが生まれる。そのため、この2種の代表種の他に、オオヒヨドリバナやヨツバヒヨドリといった何種ものバリエーションがある。
ヒヨドリバナの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
このヒヨドリバナは林縁の斜面に生えており、葉も3行脈ではなく羽状脈である。けれども、葉はかなり細く、サワヒヨドリの形質もある。
ヒヨドリバナの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ヒヨドリバナの仲間は、図鑑のように種類がはっきりと判別できるものは少なく、中間型が多数存在する。スミレやタンポポ、アザミ、カタバミなども同様で、環境に適応するために形態に相違ができた同一種が、何らかの原因で再び交配すると、複雑な雑種群を作ることがある。
ヒヨドリバナの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
筒状花からは雌蕊(花柱)が伸びて、先が2つに分かれて受粉可能な状態になる。キク科はたいてい雄性先熟で、花柱が伸びていく際に、既に先熟している雄蕊の花粉を外に押し出す仕組みを備えている。
ナワシロイチゴの果実 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
植物の実や葉などを指先で潰して臭いを確かめたり舐めてみたりすることはある。食欲を満たすためではなく毒見のようなもので、人にはそれを感知する器官が予め備わっている。成熟度や環境によっては毒性が強いこともあり、人によってはアレルギーなどの拒否反応を示す場合もある。
ゴンズイの若い果実 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
このゴンズイは雑木林の中に生えており、おそらく鳥に運ばれてきた種子が発芽したものだと思われる。
ゴンズイの若い果実 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
果実がなる様子は、樹木に絡みついた蔓性のトキリマメとそっくり同じである。一種の擬態ということだろう。
ゴンズイの若い果実 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
小さな子房だけが残っていたり、受粉できずに花柄だけ残るものも多い。
ゴンズイの若い果実 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ゴンズイは漢方薬や生薬としても用いられず、材木としても使われないが、春先の若芽は山菜として茹でておひたしなどにされる。
ゴンズイの若い果実 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ゴンズイは奇数羽状複葉で、小葉には細かい鋸歯があり、先が尖っている。小葉の表面は滑らかで光沢があり、内側に反っており縁がやや波打つ。
セイタカアワダチソウ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
セイタカアワダチソウの葉は互生するが、茎の先端付近では葉同士が近接して同時的に成長するため、しばしば絡み合うようなことになる。
セイタカアワダチソウ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
セイタカアワダチソウの葉は、初めは薄く捩れて丸まっており、成長するにつれて厚みが増して平らになっていく。そもそも新葉は柔らかい。まず葉巻のように細長く上に伸びて、互いに支え合うようにして伸びて、下の成長した葉を覆ったり絡みつくことを避け、同時に、やがて蕾を形成する成長点を守ることにもなる。
ジガバチ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
腹の一部にオレンジ色の帯があるジガバチは最もよく見かける。この個体は腹以外は黒色で、サトジガバチかヤマジガバチ、ミカドジガバチの可能性もなくはない。21枚ほど撮ったが、種の同定には顕微鏡的な接写をしなければならない。
ジガバチ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
路肩のコンクリで固めた敷石の上に留まって身体の向きをゆっくりと変えていたが、餌を抱えている様子もなく、日も陰っているので日光浴でもなさそうである。単にこちらを警戒しているのかも知れない。
ジガバチ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
28.2倍ズーム(換算値)。背に毛があるのか白っぽく見える。目測になるが、3センチ近くはある大型のジガバチである。
ジガバチ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ハチ類は頭部に複眼とその間に3つの単眼を持っており、ジガバチの場合も紫外線を含む4つの色覚を持っているらしい。単眼は照度の感知や空間認識を担っていると考えられている。
ミズヒキの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
午前中10時半頃のミズヒキには、萼が開いた雄性期の花がある。蟻がいる画面右側が雌性期に切り替わった花もしくは若い果実、雄蕊が活性化した雄性期の花を挟んで左側が蕾である。
ミズヒキの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
この蟻には毛が多数生えているので、ケアリ属ではあるだろう。頭部と腹部が暗褐色で,胸部は褐色である。触角が長く、特に頭部からの節(触角柄節)が長い。ヒゲナガケアリかもしれない。体の下にはオレンジ色のアブラムシが2頭写っている。
ハエドクソウの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ハエドクソウの花は、5枚の花弁がくっついて筒状になっており、蝶類や蜂類が主な花粉媒介者らしい。
ハエドクソウの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ハエドクソウはシソのような花序から、以前はシソ科に分類されていた。DNA解析の結果、シソ科の多くの属が新設のハエドクソウ科に移動している。
ハエドクソウの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ハエドクソウは、日の当たらない林縁の小道沿いに、ミズヒキやドクダミ、イタドリなどに入り混じって生えていた。
ハエドクソウの花 (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
ハエドクソウのは花茎だけが葉の間から伸びて穂状花序を形成する。上の方が蕾で、花の下は花弁が落ちて下向きになった花後で、受粉していれば花柱の先が鈎状に曲がって引っ付き虫のような果実になる。
ナワシロイチゴのチャバネアオカメムシ (横浜市旭区今宿南町)
2026/07/04
チャバネアオカメムシは、多くのカメムシと同様、その悪臭が指摘され、柑橘類などの農業害虫ともされている。多くのサイトにも人の都合が載せられる。しかし、もしカメムシ類が絶滅すれば、これを捕食する蝶類や蜘蛛、寄生蜂などの捕食者に影響が及び、地球の生態系全体の問題となる。
Yellow Roof 's Museum