Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
【テーマ別索引】 【日付別索引】

クサイチゴ (ワセイチゴ) バラ目バラ科 Rubus hirsutus

クサイチゴ
クサイチゴ (横浜市旭区今宿南町) 2023/01/14
一般にイチゴはバラ科なので、羽状複葉である。クサイチゴの場合は、花が咲く枝は3枚複葉で、その他の葉は5枚であることが多く、奇数羽状複葉を持つ。葉には柔らかい毛があり、触るとふわふわしている。

クサイチゴ
クサイチゴ (横浜市旭区今宿南町) 2023/01/14
茎には小さいが、鋭い棘がある。

クサイチゴ
クサイチゴ (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2023/02/11
枝にも毛があり、小さな棘がある。クサイチゴだと思うが、キイチゴ属ではあるだろう。

クサイチゴ
クサイチゴ (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2023/02/11
花がないこの時期は、たいてい5枚複葉である。

クサイチゴ
クサイチゴ (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2023/02/11
クサイチゴは宿根草で、地上部が枯れても根で冬を越す。春先には地上に顔を出し、枝を伸ばして5枚葉を広げてエネルギーを充填していく。

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2023/03/11
花が付く時期には枝先が3枚複葉になるのは、その分のエネルギーを花に割り当てるからだろうか。

クサイチゴ
クサイチゴ (横浜市旭区今宿南町) 2023/03/19
受粉すると花弁は脱落し、雄蕊と雌蕊だけの状態になる。雄蕊は数が多く、雌蕊(花柱)も多数ある。

クサイチゴ
クサイチゴ (横浜市旭区今宿南町) 2023/03/19
上は子房が膨らみ始めた若い果実で、まだ萼が残っている。下向きのものが蕾で、花柱の先端が突き出ている。

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市泉区和泉町) 2023/03/25
イチゴ類は、地下で根が四方に張り巡らされており、大抵は纏まって生えている。

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市旭区大池町こども自然公園) 2023/04/01
花柱の下にくびれができている花がある。既に受粉しているのだろう。子房が膨らんで丸い花柱が押し上げられ、ひょうたんのような形になっている。

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市旭区大池町こども自然公園) 2023/04/01

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市旭区大池町こども自然公園) 2023/04/01
受粉できないと花弁は落ち、萼も落ち、雄蕊や雌蕊は茶色く縮んでいく。右は咲き始めで、まだ受粉前の花だろう。花柱が奥にあり、雄蕊が前方に突き出している。

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2023/04/08

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2023/04/08
即座に受粉完了する花もある。花弁は脱落しているが、雄蕊の葯には紫色に見える花粉が詰まっている。花柱の根元の子房は1つの塊に見えるが、これは1本1本の雌蕊の子房が集合したもので、表面がクチクラ層で保護されるため、固まって光沢があるように見える。

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市旭区今宿南町) 2023/04/08
花弁は5枚。正面からは萼は見えず、葉が見える。

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市旭区大池町こども自然公園) 2024/03/20

クサイチゴの果実
クサイチゴの果実 (横浜市旭区今宿南町) 2024/05/02
クサイチゴの実は食べられる。キイチゴの中では最も甘みがあるとされている。

クサイチゴの果実
クサイチゴの果実 (横浜市旭区今宿南町) 2024/05/02
キイチゴ類の果実は集合果である。個別に受粉した雌蕊が小さな種子を持つ小さな核果を形成して、それが集まって果実となる。スーパーで売っているイチゴは違う構造で、発達した花托が可食部分で、表面の細かな種子に見えるものが果実で、さらにその中に小さな種子がある。

クサイチゴの果実
クサイチゴの果実 (横浜市旭区大池町こども自然公園) 2024/05/08

クサイチゴの果実
クサイチゴの果実 (横浜市旭区大池町こども自然公園) 2024/05/08

クサイチゴの花
クサイチゴの花 (横浜市旭区今宿町) 2026/04/05


Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
【テーマ別索引】 【日付別索引】