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黄色い屋根の博物館
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ヤマユリ ユリ目ユリ科 Lilium auratum

ヤマユリ
ヤマユリ (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園) 2022/07/02
ヤマユリ(山百合)は日本固有種のユリ属で、野生種では最大級の大きさになる。一つの茎に数輪から十数輪の白い花を付け、25センチ以上の花になることもある。

ヤマユリ
ヤマユリ (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園) 2022/07/02
ヤマユリは本州の主に太平洋側の山地や丘陵地の林縁、草地などに自生する。白地に花弁の中央に黄色い筋があり、典型的なヤマユリは赤褐色の斑点状の突起が多数あるが、写真のように突起が白いものもある。伊豆諸島に自生するサクユリ(作百合)という変種は、赤い斑点がごく少なく、ないものもあるらしい。

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園) 2022/07/02
ヤマユリを交配親としたオリエンタルリリーなどの園芸種は多く、公園に植えられているものは野生種ではないことの方が多いかもしれない。

ヤマユリとタイワンホトトギスの果実
ヤマユリとタイワンホトトギスの果実 (東京都大田区平和島公園) 2022/12/19
左の葉はヤマユリで、右がタイワンホトトギス。同じユリ科であり、双方とも葉は互生し、形もよく似ている。ただ、タイワンホトトギスの蒴果は細長く3センチ程度だが、ヤマユリの蒴果は円筒形で5センチ以上になる。

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (東京都大田区平和島公園) 2023/05/29
ヤマユリには赤系統の花は存在せず、これはヤマユリの園芸品種オリエンタルリリーである。葉の付き方や形状、上向きの花や花の付き方、花弁の形などがヤマユリと相似形である。

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (東京都大田区平和島公園) 2023/05/29

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (東京都大田区平和島公園) 2023/05/29
雌蕊が中央に1本、雄蕊が6本。これもヤマユリと共通である。ただ、花弁には斑点(突起)がまったくない。

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (東京都大田区平和島公園) 2023/05/30
「オリエンタルリリー」のカラー写真付きの札が根元に挿してある。袋ではないので、球根か苗(ボット)で購入したものだろう。

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (東京都大田区平和島公園) 2023/05/30

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/07/19
赤い斑点のある野生種のヤマユリが、遊歩道沿いに生えていた。子供の頃、横浜の里山で最もよく見かけた百合はオニユリで、その次はこのヤマユリだった。

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/07/19
赤褐色の斑点は突起状に隆起しており、花全体は手のひらを2つ並べたほどの大きさである。オニユリに明確な蜜壺はなく、花の基部から水滴状の蜜が分泌されるという。

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/07/19
ユリ属は一般に雄性先熟である。この個体の雄蕊の葯は黄色みを帯びた花粉の放出をほぼ終えているようで、雌蕊が成熟して先端が割れて、受粉のために表面に粘液が分泌されてきている。粘液には蜜や糖分、タンパク質などが含まれる。

ヤマユリの花
ヤマユリの花 (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/07/19
単子葉植物の多くは、花を支える花床や花托から直接花被片が放射状に立ち上がる構造で、ヤマユリにも萼はない。花托に外側の花弁(外花被片)が3枚、内側の花弁(内花被片)が3枚、直接付いている。


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