Yellow Roof 's Museum
ヤバネヒイラギモチ (ヒイラギモドキ、ヒイラギモチ) モチノキ目モチノキ科 Ilex cornuta
ヤバネヒイラギモチの果実 (横浜市旭区鶴ヶ峰本町) 2025/01/18クリスマスホーリーはセイヨウヒイラギ、チャイニーズホーリーはヤバネヒイラギモチの別名であり、もちろん別種で葉の形や付き方も異なるが、ショッピングサイトではどちらもクリスマスホーリーの名で売られていたりする。
ヤバネヒイラギモチの果実 (横浜市旭区鶴ヶ峰本町) 2025/01/18ヤバネヒイラギモチにはサポニンが多く含まれる。サポニンは茶葉にも含まれる極めて渋い成分で、よほど食糧不足でない限りこの果実は鳥も食わない。なお、サポニンとシャボンは語源が同じで、水と混ぜると泡立つ起泡性を持つ天然の界面活性剤である。
ヤバネヒイラギモチの果実 (横浜市旭区今宿東町) 2025/12/13自分の行動範囲がさほど広くないこともあるが、ヤバネヒイラギモチを別の場所で見つけたのは、一年以上経ってのことである。それにしても、まだ4月から5月の花の時期は見逃している。雌雄異株で自家受粉はしないので、雄株も近くにあるはずである。
ヤバネヒイラギモチの雌花 (横浜市旭区鶴ヶ峰本町) 2026/03/31中央に雌蕊、周囲に4つの仮雄蕊がある。モチノキ属は雌雄異株で、雌花はフェイクの雄蕊を付ける。しかし、こうした知見は平均化されたもので、現実には、そこから外れる個体も無数に存在する。
ヤバネヒイラギモチの花 (横浜市旭区鶴ヶ峰本町) 2026/03/31はるか昔、モチノキ属は雌雄同株の両性花から出発したのではなかろうか。しかし、自家受粉の個体は環境変化に耐えられず、別株間で花粉交換をした個体が生き残り、やがては雌雄異株という戦略が勝ち残った。
ヤバネヒイラギモチの雌花 (横浜市旭区鶴ヶ峰本町) 2026/04/01元が雌雄同株で両性花だったからこそ、たまに両性花を咲かせる先祖返りの個体が見つかることも合理的に説明できる。長いあいだ結実しなければ、生き残るためにDNAの記憶が蘇るかもしれない。自家受粉を避ける戦略は、雄蕊を仮雄蕊に、雌蕊を仮雌蕊に変化や退化させて雌雄別株となる他にも、様々なものがある。
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