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黄色い屋根の博物館
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キツネノカミソリ キジカクシ目ヒガンバナ科 Lycoris sanguinea var. sanguinea

キツネノカミソリの花
キツネノカミソリの花 (横浜市緑区四季の森公園) 2026/08/11
28.2倍ズーム。薄暗い林の中、林道から離れたところに1株だけ咲いていた。キツネノカミソリはヒガンバナのように球根でも増えるが、しっかり実を結ぶ。種子を運んで来たのはタイワンリスのような小動物だろう。

キツネノカミソリの花
キツネノカミソリの花 (横浜市旭区今宿南町清来寺) 2026/08/22
キツネノカミソリは、日本では本州~九州、海外では朝鮮半島や中国大陸に分布している。ただ、ネット上では市内での観察記録は少なく、横浜市こども植物園、鯉ケ久保ふれあいの樹林、俣野別邸庭園のものしか見つからない。あちこちに点在しているようである。

キツネノカミソリの花
キツネノカミソリの花 (横浜市旭区今宿南町清来寺) 2026/08/22
この日、清来寺付近から今川町にかけてキツネノカミソリの花を見かけた。生活道路沿いの山林の斜面に1株~数株ほどが点在している。この辺りでは、数ミリから1センチほどの球形の種子を運ぶのはタイワンリスぐらいのものだろう。このところ鳴き声をよく耳にし、つい先日、電線を伝う姿を見かけたばかりである。

キツネノカミソリの花
キツネノカミソリの花 (横浜市旭区今宿南町清来寺) 2026/08/22
ヒガンバナ科らしく、葉は根元の方にも見つからない。花が終わった後か咲く前に葉が出るのだろう。

キツネノカミソリの花
キツネノカミソリの花 (横浜市旭区今宿南町清来寺) 2026/08/22
4~5株が近接して生えているところもある。いずれも林縁の斜面、それも歩道沿いのように少し開けたところに咲いており、林の中ではなく、林縁の他の草本の中から茎を伸ばしている。

キツネノカミソリの花
キツネノカミソリの花 (横浜市旭区今宿南町清来寺) 2026/08/22
他のヒガンバナ科と同様、キツネノカミソリの花も萼片と花弁の区別はない。外側3枚と内側3枚の花被片で構成されている。中心から長い雌蕊が伸びており、その周囲に複数の雄蕊が生えている。

キツネノカミソリの花
キツネノカミソリの花 (横浜市旭区今川町) 2026/08/22
キツネノカミソリは鳥が飲み込むような果実ではなく蒴果である。種子は蒴果から弾き出されて、斜面を転がり落ちるか、雨水に流されるか、でなければ、小動物に運ばれるか、誰かが植えたということになる。公園などでは植えられることもあるだろうが、ここは雑草ばかりの道端である。


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