Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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ヘビノネゴザ ウラボシ目メシダ科 Athyrium yokoscense

ヘビノネゴザ
ヘビノネゴザ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/08/02
ヘビノネゴザ(蛇の寝茣蓙)は、湿り気のある林床で生育し、株として纏まって生えて放射状に葉を広げる。地面近くまで葉が敷き詰められる様子を、蛇が寝る茣蓙に喩えたということだろう。

ヘビノネゴザ
ヘビノネゴザ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/08/02
ヘビノネゴザの葉は1~2回羽状複葉で、ソーラス(胞子嚢群)は小羽片の縁の近くに並んでつく。他のシダと見分けが付きにくいが、これしか生えていないということが最大の目印になる。学名のyokoscenseは、横須賀(横須賀製鉄所周辺)で採集され、鉱毒問題や銅の精錬に関連して研究が進んだ歴史が刻まれている。

ヘビノネゴザ
ヘビノネゴザ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/08/02
ヘビノネゴザは、一般的な植物は生育が難しいような銅やカドミウムなどの重金属が含まれる土壌や、鉱山跡などの特殊な環境でも育つので、カナヤマシダ(金山羊歯)とかカナクサ(金草)という別名がある。こうした土壌の性質や大気汚染、気候や季節を教えてくれる植物を「指標植物」という。

ヘビノネゴザ
ヘビノネゴザ (横浜市旭区矢指町追分市民の森) 2026/08/02
サクラやカエデが季節変化の指標植物であることはよく知られている。ウメノキゴケなどの地衣類は空気が清浄である証拠で、ウメやホウセンカが枯れていれば亜硫酸ガスなどの大気汚染の可能性がある。ヘビノネゴザしか生えなければ土地に重金属が含まれ、ススキやアカマツしかなければ痩せた酸性土壌ということになる。


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